Macに関するエントリー

iPhoneにはもともと数種類の着信音用のメロディーが用意されているのだが、やはりそれでは物足りない。なんと言ってもiPhoneはiTunesと接続してはじめて最大限の力を発揮するデバイスなんだから、だったらせっかくiTunesにたっぷり入っているお気に入りの曲を着信音をiTunesから作りたい。

というわけで、iTunesライブラリに入っている曲から着信音を作成する方法作を説明しよう。あ、そうそう、この説明は、Macを使ってる人用です。Windows版だと確かもっと簡単だったような気がするな。Windowsな方は調べてみてください。悪しからず。

私は音楽ファイルをAACエンコードで取り込んでいる。その場合、まずは下準備作業が必要となる。mp3形式で取り込んでいる方はこの準備は必要ない。

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1. iTunesの「iTunes」→「環境設定」の順に選択

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2. 「一般」タブから「読み込み設定」ボタンをクリック

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3. 「読み込み設定」のプルダウンから「MP3エンコーダ」を選択して「OK」をクリック

4. 「一般」タブに戻るので、「OK」をクリックして「環境設定」を閉じる

ここまでがAACエンコーダのファイルを変換する場合の準備作業です。MP3で取り込んでいる方はこの後からの手順でOKです。

5. iTunesから着信音にしたい曲を選ぶ

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6. 曲を選択し、右クリックしてプルダウンメニューを表示させ、「MP3バージョンを作成」を選ぶ

 

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7. 同じ曲のMP3バージョンが作成される。このMP3バージョンのファイルを加工して着信音ファイルを作成します。

8. 着信音作成作業をスタートする前に、iTunesの環境設定を元に戻す。「iTunes」→「環境設定」→「一般」タブ「読み込み設定」から「AACエンコーダ」を選択する。

ここからいよいよ着信音作成作業です。

9. MP3バージョンのファイルを40秒以内に切り出す必要がある。開始時間と終了時間は自由に設定できるので、iTunesで曲を聴き、好みの切り取り開始時間と終了時間を決める

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10. MP3バージョンファイルを選択し、右クリックでプルダウンを表示させ、「情報を見る」を選択する

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11. 情報が表示されたら、「オプション」タブを選択し、「開始時間」と「停止時間」に時間を入力し、「OK」をクリックして情報を閉じる。

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12. iTunesからファイルを選択し、右クリックで「AACバージョンを作成」を選択

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これで「時間」が40秒に切り出されたAACファイルが作成された。

13. 作成された40秒のAACファイルをデスクトップなど任意の場所にドラッグ・ドロップでコピーする

14. この作業で作成した、MP3バージョンと40秒のAACファイルをiTunesから削除する(別にとっておいても良いのだが、同じ名前の重複ファイルがゴロゴロあると混乱するので)

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15. デスクトップにコピーされた40秒のAACファイルの拡張子を、"m4a"から"m4r"に書き換える。拡張子を書き換える際に警告が出るが、"m4rを使用"を選択する

これで着信音ファイルが完成した。あとはiTunesに格納し、iPhoneと同期をするだけ

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16. 拡張子を変更した.m4rファイルをダブルクリックする。すると、iTunesが起動して、「着信音」の場所に作成したファイルが格納され、再生がスタートする。

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17. iPhoneを接続する。同期の際にiTunesから「iPhone」を選び、「着信音」タブを確認する。作成された着信音にチェックが入っていない場合があるので、チェックが入っていなかったらチェックを入れて再度「同期」ボタンをクリックする

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18. iPhoneから、「設定」→「サウンド」→「着信音」を選び、作成したファイルを選択すれば、出来上がり!

以上でiTunesライブラリの曲を着信音にできた!是非お試しあれ!

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Google SyncがiPhoneに対応したというニュースが飛び込んできたので、昼休みになるのを待っていそいそとセットアップ。

 

セットアップ方法は以下の通り。

1. iPhoneで「設定」を開き、「メール/連絡先/カレンダー」を選ぶ

2. アカウントの項目から「アカウントを追加」を選ぶ

3. 「Microsoft Exchange」を選ぶ

4. 「メール」欄にgmailのアドレスを全て入れる

5. 「ドメイン」欄は空欄

6. 「ユーザ名」欄にGmailのアドレスを全て入れる

7. パスワードにGoogleアカウントのパスワードを入力

8. 「説明」欄に、自分が分かりやすい名前を入力(画面では"Google"としています)

9. 画面右上の「次へ」をタップ

10. 「証明書を検証できません」というエラーが出るので、「了解」をタップ

11. 画面に「サーバ」という項目が追加されるので、「m.google.com」と入力

12. 「次へ」をタップ

13. 「完了」をタップ

14.特に何も変化はないが、画面を閉じてカレンダーや連絡先を見ると、同期が取れている

 

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以上の手順で問題なくセットアップは出来たのだが、Gmail側で連絡先をクリックしても、iPhoneの連絡先は同期されていないという問題が。

 

あと、僕の場合、もともとGoogle Calendar SyncとBusySyncとMobileMe Syncを使ってiPhoneとGoogle Calendarは同期が取れていたのですが、カレンダーは「すべてのカレンダー」表示にすると、Googleが同期した予定とMobileMe経由で同期した予定がだぶって入ってしまいます。

これじゃあ意味がない(苦笑)。

カレンダーや連絡先の設定には、MobileMeからの同期分だけを表示させるメニューが出てくるので、そうすれば右のようなことにはならないのだが、それだとほとんど設定をしている必然性がないなあ。

唯一の必然性としては、会社のWindows環境で、iPhoneの連絡先がGmailで表示されると便利かなあ、ぐらいだったんだけど、それも手許にiPhoneがあれば別にiPhoneから連絡先を目視確認してもいいし、そもそもさっき書いたとおり、その部分がうまく行っていないみたいなので、僕には必要のない機能かな。

MobileMeに入っていない人にとっては役立つリリースかもしれないかな。

 

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正月休みにPCデスクを購入したことは以前書いた通りなのだが、デスクが届いたら寸法をしっかり測りそれに合う外付けの大型モニタを買おうと計画していた。僕のMacは黒のMacBookなので、モニタが小さくて不便だったので、大きなモニタが欲しかったのだ。

で、モニタが来るとなると、肝心のMacBookをどうやって使うかを考えないといけない。僕はもともとキーボードはワイヤレスのBluetoothキーボードを使っているので、モニタが来たらMacBook本体は目の前になくなっても問題ない。

デュアル・モニタにして、ノートのモニタでメールやiTunesを開き、メインの外付けモニタでウェブだのOffice系アプリだの、という使い方も考えたのだが、そこまでしなくても、Spacesで切り替えれば全然事が足りるような気がするんだよなあ。そもそも僕はあまりデュアル・モニタが好きじゃない。会社でもよっぽどややこしい計算をする時にデータベースとエクセルを両方開く時とかぐらいしかモニタは二つ起動しない。なんか目の前がごちゃごちゃする感じが好きじゃないんだよね。

というわけで、外付けモニタを購入する前に、モニタが来た後にMacBookをどうするかを考えなきゃということになり、あれこれ調べてみた。それで、MacBookはやはり立てて、閉じて使おうということになった。

以前、どこかで誰かがMacBookを立てて、閉じて使っているのを見たような憶えがあって、それがカッコいいなーと思っていたのだ。


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早速あちこち調べてみたところ、幾つかの候補があったのだが、このスタンド、ノートPCバーチホルダー(PST-11) が一番汎用性が高くてリーズナブルで、しかもデスクの色合いとも合って良さそうだ。でもこの手の「ぴったりフィットしてナンボ」というタイプの製品を通販で買うのはちょっと勇気がいるなあ。もしうまく合わなくても返品とかってお願いしにくいしなあ。

ドキドキしつつ注文し、到着したスタンドに早速MacBookを立ててみる。アルミ製のスタンド内側には、Macを傷つけないようにフェルトが貼付けられるようになっていて、また、スタンドの底にも、スタンドが動かないようにストッパーが付いている。

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デフォルトのままだとちょっと厚みが足らなかったので、ドライバーでしずしずと調整。0.5ミリ単位で調整が出来ると書いてあったのだが、調整が出来るとは言っても、ドライバーでネジを緩めてしまうと、緩めている途中ではうまくストッパが効かず、どのポジションで固定すればいいのかが分からない。この点でちょっとまごついたが、ネジを微妙に良い感じの固さで固定することで何とかうまく一番ぶれず、しかもキツすぎない場所にセットできた。

 

というわけで無事スタンドが到着して我が家のMacBook君は立ちっぱなしのバッドボーイ(古いね)になった訳だが、肝心の外付けモニタがないことには、スタンドはただの飾りとなってしまうのでありました(笑)。


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僕は普段iPhoneと会社のWindowsマシンのOutlook予定表とGoogle CalendarMobileMeと自宅のMacのiCalを同期させている。

仕事で会議や外出の予定が入ればそれはすぐにOutlookの予定表に入力し、Windows版のGoogle Calendar Syncを通じてGoogle Calendarに同期される。

で、Google CalendarとMacのiCalは、BusySyncというソフトを使って同期しており、iCalはMobileMe SyncでMobileMeと同期し、さらにMobileMeはプッシュサービスでiPhoneと同期している。

逆にiPhoneで外出中にスケジュールを入れると、プッシュサービスでMobileMeに同期され、さらにそれがMobileMe SyncでMacのiCalに同期され、MacのBusy SyncでiCalからGoogle Calendarに同期された情報が、Google Calendar SyncでOutlookに同期される仕組み(但し、Outlookはカレンダーを一つしか持てず、プライベートの予定がグループウェアとして使用しているOutlookに落ちてくるのは嫌なのでここの同期は停止させている)。

 

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ぐるっと一回りという感じなのだが、とにもかくにもオフィス、モバイル、自宅の環境すべてのスケジュールが、どんなに遅くとも、当日夜に帰宅してMacを起動してネットに接続した時点で同期される環境を構築しているのだ。

 

この環境は本当に快適で、いつでもどこでも自分のスケジュールが確認できるし、追加・変更も思いのままで非常に気に入って日々ヘビーに使っている。

ところが、今朝僕は異変に気づいた。

昨日の夜、僕は仕事の後、個人的な雑用があり、ある会社の担当さんとお会いしていた。打ち合わせが終わり、次回の打ち合わせの日程を決め、予定をいつも通りiPhoneにその場で入力した。何事でも、すぐにその場でするのが一番間違いがないのは鉄則だ。

当然入力したスケジュールはiPhoneから即座にMobileMeにプッシュされ、そして僕が自宅に帰宅してMacを起動すれば、起動直後に自動で走るMobileMe SyncからiCalへ、iCalからGoogle Calendarへとデータは同期されているはずだった。

 

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オフィスのOutlookにはプライベートの予定が入らないため、今日、僕は仕事で夜に用事が入りそうになったとき、早速Google Calendarを起動して、来週の夜の予定をざっと眺めた。今のところ来週の夜には特に予定は入っていない。

 

で、用事のある相手に「来週の夜は今のところ何曜日でも結構です」という返信を書いている最中に、ふと昨夜のことを思い出した。昨夜は確か、来週の木曜日に予定を入れたはずだ、と。

僕は混乱しつつ、iPhoneを取り出してカレンダーに入力した予定を確認した。すると、昨夜入力した予定はしっかり入力されている。

video-lan.pngそれではと、会社のマシンでブラウザを起動してMobileMeにログインし、カレンダーを開いてみると、何と予定が入っていないのだ。iPhoneに入っている予定の時間帯は、MobileMeの画面では、何だかとても不気味で空虚な感じにぽっかりと空白のままになっている。

昼休みにMacBookを起動してネット接続し、MobileMe SyncとBusySyncを実行してみたが、それでもMobileMeには予定が入らない。iPhoneの再起動もやってみたがダメ。iPhoneに入っている予定を一旦削除して、再度入れ直してもダメ、iPhoneのカレンダーを別のカレンダーに変更して入力してもダメ。うーむ、これはどうしたことだ!?

仕方がないので昼休みを潰してAppleのサポートに電話。ところが、以前にホレボレしたAppleの電話サポートだが、何とMobileMeのサポートは電話では行っておらず、ウェブからのメール問い合わせだけになるとのこと。なんだとー!!

ical_hero20071009.pngちょっと脱線するが、以前から繰り返し書いている通り、MobileMeはそのサービス内容に対して年間料金が非常に高いと僕は思っている。年間9,800円もの料金を取っておきながら、サポートはメールだけというのは納得いかない。これは是非改善してもらいたい点だ。

というか、MobileMeはあまりに問題が多くて、電話サポートにすると回線がパンクしてしまうため、それを避けるためにサポートをメールだけにしているとしたら、何だか尚更納得がいかない感じ。うぉー!

さて、本題に戻る。僕が電話したのはAppleのiPhoneサポートだったのだが、この担当女性はMobileMeのサポートがメールだけである点を何度も何度も謝りつつ、iPhone側で想定しうる問題解決についてのサポートをしてくれるのだが、もう最初に「MobileMeとの同期」と聴いた瞬間から、担当女性の声は曇りまくりで、その声を聴いた僕も「ああ、これはきっとどうにもならないんだろうな」と思わず諦めてしまうような状態だった。

ColorWareMacBookAirBlack.jpg暗い、でも美しい声で丁寧な対応の女性担当者さんは、幾つかの対処法を僕に示してくれた。まずは、iPhoneの設定で、MobileMeアカウントのカレンダー設定がオンになっているかの確認。次に、MobileMeのアカウントが有効であることの確認。さらにMac側でのMobileMeの同期設定にカレンダーが含まれているかの確認だった。

MacやiPhoneを使ったことがある方なら当然分かると思うが、担当者さんが示したインストラクションは、いずれも単なる「確認」であって、トラブルシューティングにはまったくなっていない。

 

 


要は何も分からないのだ(泣)。

 

 


MobileMeというクラウドは真っ黒な雨雲のようなブラックボックスで、この中に吸い込まれたトラブル因子は日本のサポート担当者がどんなに頑張ってもどうにもならないものなのだ。

iphone3g_pair.jpgどの設定にも問題がないことが分かると、担当者さんは非常に申し訳なさそうに、もう出来ることはあと一つしかありません、という。それは、iPhoneからMobileMeの設定を削除して一旦再起動し、その後再度MobileMeの設定をし直すということ。

iPhoneで電話をしながらでは出来ない操作なので、お礼を言って電話を切り、溜め息をつきつつiPhoneからMobileMeの設定を削除してiPhoneを再起動。その後起動したiPhoneに対して彩度MobileMeの設定をする。

で、削除する前に入力した昨夜のスケジュールは当然消えてしまっているので、再度ダメ元でiPhoneに入力してみる。そしてちょっとだけ待ってからWindowsのブラウザを起動してMobileMeにログイン。

すると、何事もなかったかのように、iPhoneに入れた予定が同期されてましたよー。担当者さんありがとう〜。

いそいそとMac側でも同期ソフトを走らせると、無事iCalとGoogle Calendarにも同期され、ホッと一息。ああやれやれ良かった良かった。

しかし普段当たり前のように動いているツールが、煙も吹かずフリーズもせず、淡々と動かなくなっていると焦るよね。せめて爆発したり火を噴いたりしてくれた方が、「あ、故障だ」と分かって良いのだが<オイ

というわけで、ちょっとしたトラブルから復帰したの巻でした。iPhone & MobileMeユーザの方の参考になれば何よりです。


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いつも読ませていただいている、GIZMODO Japanさんが紹介されていたiPhone型USBメモリ、一目見て気に入っちゃいました。

39歳の大の大人の男が欲しがるようなモノではないのでしょうけれども、でもこれは本当に可愛くていいなー、と心を奪われています。普段こういう擬人化商品みたいなのにはあまり惹かれないんですけどねー。

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メモリをUSBの口に差すためなんですけど、iPhoneがちょっとだけ曲がっていて、それが身体を起こそうとしているか、あとはクッションか何かがあって、リラックスして気持ち良さそうに寝転がってるところみたいで、何ともほんわかした気分になります。


20090125iphone-usb4.pngのサムネール画像
ブラックとホワイトの2色があるようです。僕はMacBookもiPhoneもブラックなので、当然メモりも黒ですね。

でもこうして並べるのもいいですねぇ。


20090125iphone-usb5.png

そして極めつけはこの右の写真。MacBookに寄り掛かって昼寝してるみたいですよねえ。

うーん、いいなあこれ。ということで早速アマゾンと楽天で調べてみたのですが、まだ日本には入ってきてないみたい。

製造元は、台湾のFruitshop International社さんだそうで、アマゾンや楽天には、このFruitshop International社さんの製品がたくさん販売されていますので、遅かれ早かれ日本でも発売されるのではないかと思います。

発売されたら絶対買うな、これは。待ち遠しいです。


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先週、1月24日はAppleがMacintoshを発売して25周年の記念日だったそうだ。

25年前というと1984年で、僕は当時14歳か。Michael Jacksonの"Thriller"とかVan Halenの"Jump"とかCulture Clubの"Karma Chameleon"とかが流行ってた頃か。それはずいぶん前だな(笑)。

CNETのこちらの記事で、25年間を振り返るフォト・レポートが見られます。最初の頃のMacはとにかく小さくて可愛いなー。


25年前の初代Mac発売当初、僕はもちろんMacのことなんて何も知らなかった。小学校時代に幼馴染みでマイミクのこきちが発売されたばかりのNEC PC8001を持っていて触らせてもらったが、その後中学、高校とまったくコンピュータには縁のない生活をしていて、大学に入ってからももっぱらワープロにしか触れずに過ごしてきた。

僕が最初にMacと出会ったのはいまの会社に入った初日だった。当時会社には6台のMacがあった。当時の会社は従業員が10人にも満たない規模で、それだけの台数のMacがあったというのは今考えれば驚きである。Macの他にJ-Starまであった。高かっただろうなあ(笑)。

当時会社にあったMacは、IIci、IIsi、Centris 650, Quadra 650, それに型番の分からないPowerBookだった。DOS/Vのマシンも一台あったのだが、全然魅力がなくて、とにかく毎日Macに触れるのが楽しくて仕方がなかったのをよーく憶えている。

で、どうしても自分でもMacが持ちたくて、入社二年目の冬にボーナス2回分の大枚を叩いてMacを買ったのだが、僕が憧れていたCentrisやQuadraの華々しい時代はもう終わっていて、Appleは混迷の時期に突入していた。

僕が買うことができたMacはあまり素敵とは言えない出来映えで、PowerMac 7500/120という機種で、OSには、あの悪名高き「漢字Talk 7.5.2」を搭載していた。それはもう、とにかくひどいOSだった。どれぐらいひどいOSだったかについて書くと長くなるので、いずれまたそのうちに書きたいと思う。

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Mac暗黒の時代に終止符を打つ最初のきっかけは、もちろんSteve Jobs氏の復帰ということになるのだが、ユーザとして我々が直接触れた復活に向けての製品第一弾は、やはり初代iMacだろう。

モニタ一体型のボンダイブルー半透明筐体は、それまでのパーソナル・コンピュータの外観に関する概念を完全に払拭し、新たなパーソナルなコンピューティング・デバイスの礎となるデザインとして圧倒的に市場に受け入れられ、結果、夥しいコピー商品を生み出すことになった。

そしてiMacの登場に続いて二の矢、三の矢として放たれたのが、それまでのアーキテクチャとはまったく異なる、UNIXをベースとした新OS、Mac OS Xと、そしてiPodであった。Mac OS XとiPodは、どちらもSteve Jobs氏が当時提唱していた「デジタル・ハブ」構想を実現するためにどうしても必要な製品であるとともに、それからのApple快進撃を牽引する両輪の軸となる、中核製品であった。

iPodはAppleというブランドを、一部のMacマニアを遥かに凌駕する人数の人々に知らしめ、そしてAppleが作る製品のFancyさ、Cuteさを広く認知させることになり、そしてMac OS Xは、それまでひどく不安定で実用面ではストレスが多かったMacを、Windowsを遥かに凌ぐ安定性を持つデバイスへと変化させることに成功した。

Mac OS XはCheetah, Jaguar, Panther, Tiger, そしてLeopardと順調にバージョンアップを続けていき、完成度を高めた。そしてiLifeというデジタル・ハブ構想の中核を担うソフトウェア群も加わったMacにとって、Intelプロセッサを手に入れたことで、一気にデジタル・ハブ構想というビジョンの実現へのスピードが加速していった。

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そしてAppleが迎えた最新のブレイク・スルーは、誰もが知っている、そして発売が社会現象にまでなったiPhoneである。

小さな筐体にぎっしりと詰め込まれた数々の機能と、サードパーティーにも解放された小さなアプリ達、そして短期間に繰り返し機能強化されアップデートされるOSなどなど、iPhoneは「多機能な電話」ではなく、「通話もできる多機能ハンディ・インターネット・デバイス」として、新たな時代の扉を開いてしまった。

だが、iPhoneは、その機能を最大限に発揮するためには、「母艦」であるMacに定期的に帰還し接続することが前提で作られているデバイスだ。iPhoneはあくまでもMacと同期し情報を共有することで、初めてその機能の全てを発揮することができる。そういう意味で、iPhoneはMacなしでは存在できないし、MacもiPhoneがあってこそ、これからもさらに進化を続けて行くことが可能になる。

オンラインストレージのMobileMeも加えたiPhone、MobileMe、Macの三位一体の布陣が今後のAppleにどのような製品やサービスをもたらすのだろうか。もちろん10年後、20年後の予想などは誰にも出来ないが、iPhoneとMac、Appleが、これからどのような新たな世界を僕に見せてくれるのか、考えるだけで今からとても楽しみだ。

CNETにはAppleの今後を占う記事も載っていたのでこちらもどうぞ。

余談だが、このCNETの記事の翻訳は、どちらの記事も、なんだかとても良いな。一体どこの会社が翻訳したんだろう(笑)。


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うーむ。ついにSEC(米証券取引委員会)が問題視ですか。


確かに今回のスティーブ・ジョブズ氏の健康問題についての開示手法については賛否色々あるとは思うんですけど、人間の体調って、一定の方向に向かってぐんぐん進んで行くわけではないと思うので、発表のタイミングって難しいですよね。

あれだけ痩せてしまえば、当然何も検査や治療を行わずに半年間放置していたわけではないでしょうが、初期の治療で治って、CEOとしての業務を続けられるメドが立つのであれば、わざわざ発表する必要もないですしね。

体調不良というのは極めてプライベートな出来事ではあるのですが、前回も書いたとおり、ジョブズ氏はもはや私人ではなく公人だという意見もあったりするので、確かに投資家の人達から見れば「問題あり」ということになってしまうのかもしれません。

でも、やはりこういう議論が噴出してしまうぐらいの、大変なカリスマ経営者ということなんですよね。早く元気になって次世代製品をバンバン発表してもらいたいものです。

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CNETに衝撃的な記事が載りました。

過去に膵臓癌の治療のために休職したことのあるジョブズ氏ですが、今回の「激やせ」に伴う体調不良については、様々な噂や憶測が先行してしまい、さらにそれをMacWorldにおけるジョブズ氏の基調講演中止や、その後の病状公表、さらに休職発表と、発表が後手後手に回る形で何だか心配です。

このような記事も載っていました。こちらは日経ビジネスの記事です。


確かにこの記事が言うように、ジョブズ氏には公人としての責任があると言われても、仕方がないのかもしれませんが、それより僕は、いちAppleファン、Macファンとして、ジョブズ氏の一日も早い全快と復活を祈る次第です。早く元気になっておくれよ
Appleは、同社CEOのSteve Jobs氏が病気療養のため6月末まで休暇に入ることを明らかにしたそうです。

複数のメディアにニュース速報として出てますが、一応こちらをリンクしときます。
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20386480,00.htm

Jobs氏の健康問題については、昨年来さんざん騒がれていて、彼の体調問題が噂として噴出するたびに、Apple社の株価が大きく下がる事態も招いていたのですが、先日のMacWorldを前に、Jobs氏ははじめて自らの健康問題について語り、ホルモン異常による体重減少が体調不良の原因であり、CEO職に留まったまま加療を行うと述べていましたが、昨日の発表では、Jobs氏の状態が、当初考えていたより「より複雑」な状態であることが明らかになっています。

やっぱりAppleはJobs氏がいないといかんよなー。早く元気になって、また衝撃的な製品をバンバン発表してもらいたいものです。
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引越し前から使っていたエレクタのPCラックはちょっとばかり大きすぎて新しい部屋にはうまく馴染まない。

で、年末に注文しておいたのがこちら。白井産業の「セピーラ(SEPILA)PCデスク SPL-60H。

いま使っているMacはMacBookで、それにBluetoothのワイヤレスキーボードと同じくワイヤレスのMighty Mouseを使っているのだが、近々外付けのモニタも欲しいと思っていて、それがうまくフィットするデスクが欲しかったのだ。

年末年始のお休みなんかもあって、ようやく到着したデスクを週末に組み立ててみた。結果、うんうん、とても部屋に合うし、キーボードも打ちやすい。これでモニタの位置や大きさのメドも立つね。気に入りました。

PC環境は大事なんだけど、モニタも欲しいがメモリも欲しい。物欲は最小限に抑えて緊縮財政でいかないとなんだけど、どうにも欲しいものが多くて困るな。

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