食事・グルメに関するエントリー

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6本セットで購入したワインの2本目、"Le Coq Rouge"を開けました。

え、ペースが早すぎる?いえいえ、本気を出せば一日ワイン一本ぐらいは「おやつ」でいけますが、エンゲル係数とγGTPに優しくないので自粛中です(^_^;)。

今回の6本セットは全てフランスの赤で、二本目も一本目と同じラングドック地方産です。飲んでみると、一本目のパディゴ・ルージュよりも渋みと力強さが強く、でも基本はミディアム・ライトボディーなので華やかさもあり、かなりバランスが良い印象です。開栓直後よりもグラスに注いでしばらくたってからの方が、本領発揮という感じで強さが前に出てきます。

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楽天でチェックしてみたところ、1本で買うと980円以上のようです。6本セットだと一本あたり833円なので、やはりお得ですね(^-^)。

お酒は近所の酒屋で買うもの、という固定観念を取り払うと、世の中には安くて美味しいお酒がたくさんあるんだなあ、ということを改めて実感する今日この頃です。

お酒好きの方も興味がある方も、近所の酒屋で妥協するより、ネットを活用してお得に楽しく買い物すると良いと思います。是非試してみてください。僕は楽天を使ってますが、他にも良いサイトは一杯あると思います!

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先日6本セットで購入した赤ワインから、今夜は一本目、Padico Rouge、パディコ・ルージュを開けました。Vin de pays d'oc、つまりラングドック地方のワインです。ラングドック地方とは、フランス南部の東海岸側、地中海に面した地域です。

輸入元のデータによると、年間生産量50万本だそうです。50万本のうちの一本がこうしてはるばる日本までやってきたと思うと、何だか感慨深いですね(^-^)。ちなみにメーカー希望小売価格は850円だそうですが、楽天では一本920円と出ており、別のサイトでは892円と出ていました。

冷やしておらず、常温の状態で開けたのですが、最初一口目は甘みが強くちょっと戸惑いました。でもすぐに空気と馴染んで香りが立ってきて、すると華やかで軽いながらも風味の良いワインになりました。

ライトミディアム・ボディーといったところですが、それなりに果実味もパワーもあり、なかなか楽しく飲めました。この水準が6本セットで5,000円なら安いものです(^-^)。

残りの5本も楽しみです。

 

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僕は自他ともに認めるお酒好きです。お酒は美味しく楽しく適量を、というコンセプトで健康的に飲んでます。

そんなお酒ライフに関して、昨年末に今の部屋に越して以来、一つ問題が。

前の家は麻布十番だったので、家から徒歩圏内に、これでもか、というほどお酒を取り扱うお店があり、ワインだろうがラムだろうがテキーラだろうがベルギービールだろうが、何でもござれだったのですが、引っ越した先は普通の住宅地で、スーパーはあるものの、お酒の取扱いは微々たるもので、しかも値段が高いのです。

何か良い案はないかと考えつつも、スーパーやコンビニでありきたりのチリ・ワインを高いお金を払って買っていたのですが、やはりお金も勿体ないしあまり美味しくない状態は何とかしようと思い立ちました。

で、ちょっと調べたところ、すぐに解決策が見つかりました。何のことはない、楽天で買えば良いのです。数年前にも一時期楽天でワインを買っていた時期があったのですが、すっかり忘れてました(^_^;)。

というわけでヒグチワインさんから、フランス赤ワイン6本セット(送料込)を購入。無事到着しました。6本で5,000円ですから1本あたり833円です。近所のコンビニでチリ・ワインが1,100円とかに較べればずっとお得ですね(^-^)。

配送してもらえれば、スーパーやコンビニから重いビンを持って帰ってくる必要もなくて、一石二鳥ですね。

少しずつ、ゆっくり味わって楽しみたいと思います。飲んでみたらまたレポートしますね〜。白のセットも頼んでおこうかな。

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8月最後の土曜日は、朝6時に起きてたっぷり走り、思う存分読書をし、野菜たっぷりの夕食を作って食べ、Twitterと音楽に浸る素敵な時間だった。

そんな夏の終わりの週末には、カリブの宝石ともいえるラムを紹介して一日を終えたい。ラムは中南米の広い地域で生産されているが、これはフランス領マルティニク島産の、"Saint James Rhum Vieux"という銘柄。"Rhum"はラムのフランス語綴りで、"Vieux"は同じくフランス語の"Old"、そのまま訳せば古酒という意味になる。

ここ数年、あれこれと色んなラムにチャレンジしてきたが、その中でこのSaint James Rhum Vieuxは、ベスト3に入る名作。個人的に甘すぎるのが苦手で、エッジが立って香りが豊かで、スパイシーで濃厚という、攻撃的かつ繊細なバランスは、他にはない。

古酒には1万円オーバー、中には2万円オーバーなんてものもある中、このSaint Jamesはお手軽な価格ながら、実にバランス良く仕上がっている。

大好きな銘柄ながら、ラムの日本への輸入はまだまだ不安定で、大量に入ってくる時にはすぐに手に入るが、一度入手困難になるとしばらくはどこを探しても見つからない状態が続く。

そしてまさに、このセント・ジェームズも、この一年ほど、どこを探しても見つからない状態だったのが、先月久々にご尊顔を拝することができた。

仏領St. Martinique、マルティニク島。一体どんなところなんだろう。南の楽園か、それともこの世の果てか。

でも、このラムを飲みながら想像する時、不毛の土地を想像することはどうしたって不可能だ。

こんな豊かなお酒を輩出できる土地が、不毛なわけがない。それだけは確かだと、確信している。

セント・ジェームズ ラム・ヴィユー/南米仏領マルティニックラム

 

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日曜の昼過ぎにアップルストア銀座に行く用事があって銀座へ。

昼ご飯がまだだったので、どこかで蕎麦でも食べたいなと思いつつ銀座に到着したので、つい先日アップデートされたばかりの食べlogアプリをiPhoneから起動して近所の蕎麦屋さんを探す。

すると、現在地から500メートルほどのところに「明月庵田中屋 ぎんざ本店」なるお店があることが判明。iPhoneのGPSで場所を確認しながらぶらぶら歩いて到着。便利だ。

場所は銀座6丁目、晴海通りから並木通りに入って最初の角を右折し、外堀通りと並木通りの間にある路地にある。入口は明るい雰囲気で、ちょっと本格的なお店という佇まい。店内も明るい雰囲気で排他的だったり怖かったりということはない。13時30分過ぎに入店したが店内はほぼ満員の盛況であった。

メニューをざっと眺めると、品数の多さが目についた。そば(うどんもできる)の種類はそれほどでもないが、つまみの数が多い。うむむ、これは飲んべえとしては魅力的な構成だ。と思いつつふと周囲を見回すと、銀座で日曜の昼下がりというロケーションと時間のせいか、ほぼ全てのテーブルで大人な雰囲気の皆さまがビールや日本酒をクイクイやってらっしゃる。うーん素敵だ。

でも僕はこの後予定が色々あるのでアルコールは自粛して「豚冷しゃぶそば(ゴマだれ)」を、相棒は「ゴマだれそば」を注文。あーお酒飲みたいなあ。

到着したお蕎麦ですが、僕の豚しゃぶそばは、具にトマトや水菜も乗っていてかなり「今どき」風でした。豚肉は柔らかい肩ロースと思われ、脂身が丁寧に取り除いてあった。ゴマだれの味がちょっと薄いというか、醤油っけが足りなくて蕎麦の汁としてどうかな、という感じ。種のインパクトが強くて(トマトと豚肉だもの)蕎麦に注意が回らないが、それほど強い主張があるわけではないが、無難に美味いと思った。

相棒が頼んだ「ゴマだれそば」を一口もらうと、あらら、こちらのタレはしっかり醤油っけがあってコクが良い感じ。あれーこっちにすれば良かったか?

老舗蕎麦店のお蕎麦はボリュームが極端に少なくてガッカリすることがあるが、ここはボリューム的には結構あって普通におなかがいっぱいになった。

接客は何だかスマートではない点が目についたというのが正直なところだが、不満というほどでもない。まあ可もなく不可もなくといったところか。お酒を注文しなかったのだが、お茶はお願いしないと出てこなかった。だが、このお茶(玄米茶だった)が猛烈に美味しかった。頼まないと出てこない点をマイナスすべきか、猛烈に美味しいお茶だった点をプラスすべきか、悩むところだ(笑)。

お値段的にもボリュームの割にはリーズナブルといって良い価格だと思う。お酒抜きで二人で2,500円。まあまあだよね。

銀座で「蕎麦」となった時にはまた立ち寄っても良いかな、と感じた初訪問だった。次回は夕方に来てチビチビ飲みたいなあ。あ、そうそう、ちゃんと確かめたわけじゃないが、近くのテーブルの方がハモの刺身を食べていたような気がする。蕎麦屋さんでハモの刺身がツマミにあるってのは何だかずいぶん素敵な気がする。夏だねえ。

 


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明月庵田中屋 ぎんざ本店 (そば / 銀座、東銀座、日比谷)
★★★☆☆ 3.5

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今夜のお酒はドミニカ共和国のラム、Ron Barcelo Imperial(ロン・バルセロ・インペリアル)、久々に重厚なラムという感じ。

このところラムは目白の田中屋というマニアックな酒屋さんで買うことが多いのだが、毎回同じ酒屋さんだとどうしてもラインナップが似通ってきてしまうので、今回は新宿歌舞伎町の信濃屋新宿店に行ってみた。こちらもなかなかの品揃えで、やはりお店が違うと気分が変わって良い感じ。

で、信濃屋さんで見つけたのがこちらのRon Barcelo Imperial。早速飲んでみたところ、どっしりとした存在感にヴァニラに近い風味があり、後味は甘すぎず、でも確かな手応えという感じの本格派。美味い。

最近何故かSaint Jamesの手頃な価格帯のものが手に入らず、仕方なくマルティニク島のものを当てずっぽうに買ってちょっと失敗していたので、久々に存在感のあるラムが飲めてとても嬉しい。

楽天でも買えるみたい。

 

ロン・バルセロ インペリアル 40/700 [24832]

 

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今夜のお酒はセント・マルティニク島のラム、ネグリタ・バーディネー・ロン・ドラード。

マルティニク島のものと思われる褐色の肌の少女の横顔のラベルが印象的。マルティニク島の原酒をフランスのボルドーに運び、そこで熟成・ブレンドされるそうだ。すごいグローバル(笑)。

で、お味だが、度数も若干弱めなせいもあるのか、それほど強い風味や個性はなく、スッキリとしてソリッドな感じが前に出てくる。正直ちょっと物足りない部分もあるように思うが、値段を考えればお買い得か。

しかしマルティニク島っていったいどんなところなんだろうか。まさにラムの聖地という感じだよなあ。

死ぬまでに一度行ってみたくなってきたぞ。

 

 ネグリタ 37.5度 700ml【フランス産】のラム【0403PUP10EG】

 

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今日ご紹介するお酒は、ウィリアム・グランツのファミリー・リザーブというスコッチ・ウィスキー。

立ち寄った酒屋でたまたま目について買ったもの。スコッチは毎晩ちびちびとソーダ割りで楽しんでいて、定番はバランタインのファイネストなのだが、もうちょっとゴツゴツして臭いスコッチかアイリッシュが飲みたいなあと思い、酒屋で目についたものを買ってみた。

帰宅して夜に早速封を切り、まずはロックで飲んでみたのだが、瓶やラベルの感じとは異なり、とてもまろやかでスムーズなスコッチだった。香りも強い主張はなく、優雅な麦の風味が立ち上ってくるようで、上品で優しい感じ。

これはこれで美味いなあと思いつつ、ロックでは飲み続けられないのでソーダ割にして改めて飲んでみると、うーむ、ちょっと個性が引っ込んでしまって物足りないかも。

控えめであっさりした味と香りなので、これはやはりロックで楽しむお酒なのかも。ロックで頂くとそれなりの主張も見えてきて、結構楽しめる。

三角形の瓶もなかなかとんがっててカッコいい。

 

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以前からケンタロウの料理本が大好きで、既に何冊か持っていたのだが、今回「家でもうちょっとバシッと気合の入った中華を作りたいなー」と思い、「ケンタロウのいえ中華」を買ってみた。これが先日騒いでいた「古本を買ったのにほとんど節約にならなかった本」である(笑)。

ケンタロウの料理レシピは男が好きそうな、濃くてパワーがあるものが多く、作り方もあまりうるさいことを言わないところがとても好きだ。

例えば、普通の料理本なら「小さじ1の塩を加えて2分ほど中火で炒める」と書かれるところが、ケンタロウ本だと、「気合を入れてバシっと焼き目が付くまで強気で炒め、気が向いたら塩をふってもいい」となる。こういう感じ、男は楽だよね(笑)。

で、実際作ってみると美味いので、ますますケンタロウが大好きになっていく。彼がレギュラー出演しているテレビ東京の「男子ごはん」は毎週予約録画しているぐらい好きだ。

 

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到着した本をパラパラとめくっていて、すぐに目について作ろうと思ったのが、「鶏と蓮根のオイスターソース炒め」。で、善は急げとばかりに早速作ってみたのが右の写真。

作り方はとても簡単で、詳しいレシピは書いてしまうとケンタロウに悪いので書かないが、蓮根を輪切りにして、鶏のもも肉を一口大に切って、ニンニクと生姜のみじん切りと一緒に炒め、オイスターソースやその他の調味料で味付ければもう完成。いやー見るからに美味そう。っていうか実際美味かった。

このレシピのページにもケンタロウ節が満載で、鶏を炒めたら、鶏が入ったままのフライパンで蓮根を炒めるのだが、その際に「鶏肉が焦げそうになったられんこんの上にのせとく」という記載には思わず笑ってしまった。「のせとく」という語感がまたいい。

というわけでケンタロウ本で楽しくいえ中華を実践したい今日この頃。次回は麻婆豆腐か春巻、と思っているのだが、ケンタロウの味付けは濃いので、中華じゃないものを織り交ぜても毎日ケンタロウ・レシピを続けていると味の濃さが辛くなってくる。

ちょっと間を空けて、時々「バシッと」ケンタロウ流で作ると、これがとっても美味いんだなー。

 

 

ケンタロウのいえ中華—ムズカシイことぬき! (講談社のお料理BOOK)
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090226-03.JPG何年前からだろう、年に二度か三度、僕は旅行に行くためでもなく、映画や美術館などに行くためでもないのに、休暇を取るようになった。

何のためか。それは西麻布(旧麻布霞町)の「三河屋」さんでランチを食べるためだ。三河屋さんは平日のランチタイムしか営業していないため、ここで食事をしようと思うと、仕事を休んで行くしかない。だから僕は、年に二度か三度、この店のランチを食べるだけのために休暇を取ることにしている。そしてそれが今日だった。

仕事を休んでまで行く価値がある店なのか。もし誰かに聞かれたとしたら僕は次のように応えるだろう。「少なくとも僕に取っては休暇を取ってでも、電車に乗ってでも行く価値がある店だ」と。三河屋さんは単なる定食屋ではなく、麻布と僕の思い出に直結するとても大切な場所であり、お父さんとお母さんが僕を迎え入れてくれることは、麻布という土地が僕を受け入れてくれていることの証明のように思えてしまうのだ。誰にとっても自分の故郷や思い出の場所に一カ所や二カ所、大好きなお店というのがあったりするものだと思う。僕に取って三河屋さんは、そういう大切な場所の一つなのだ。

090226-04.JPGお店の営業時間は11時30分からなのだが、開店時間の11時30分に行ったのでは、既に行列が出来ていて、その後ろに並ぶ羽目になる場合もある。この傾向は年々強まってきているように思う。僕が最初にこの店に通うようになったのは麻布に戻ってきてからで、当初は11時半に行けば確実に座れたのだが、噂を聞きつけた人が「我先に」とやってくるようになり、徐々に埋まるのが早くなってきているのだろう。

それでも前回までは11時半までは料理は出ておらず、客は席に座って11時半になるのを待っていたように思うが、今日は11時25分に到着した時点で、既にほぼ定食を食べ終わっている先客がいて、空いている席は僕が座ったカウンターの1席だけだったから、開店時刻を早めたか、早くから来た客にも料理を出すようになったのかもしれない。相変わらずの大人気である。

改めて説明すると、この「三河屋」さんは、西麻布交差点からほど近い外苑西通り沿いにある、老夫婦が経営する揚げ物定食屋さんである。この場所は僕の小学校時代の通学路沿いで、当時はごく普通の町の肉屋さんで食堂はやっていなかったのだが、バブル期に住民数の減少により肉屋の商売に見切りをつけたご主人が思い切って業態替えをして、それまで肉屋でお惣菜として販売していたトンカツやメンチをメインにした定食屋を始めたところ、これが受けて店は人気店になった。

そして時代は下り、ネットの口コミサイトが全盛となると、この店の口コミが瞬く間に広がっていき、東京レストランガイドの年間最優秀店に選ばれたりするようになり、「町の美味しい定食屋さん」は、東京でも指折りの有名店になり、昼時にはいつも行列が出来るようになった。

僕が麻布十番に戻ってきた頃にはもう店はすっかり有名店となっており、最初は興味本位で「あの三河屋さんがねえ」という感じで行ってみたのだが、一度行ってすっかりファンになってしまい、それ以来年に数回の「三河屋詣で」が続くようになったというわけ。

さて、話を今日のことに戻すが、このところのドタバタもあったりで、今回の訪問はかなり久し振りのことだった。10ヶ月ぐらい間があいたのではないか。そしてここ一~二年ほど前から、揚げ場を担当しているお母さんの脚がかなり悪そうで、しかも腰も深く曲がってきており、ご夫妻のコンディションが気がかりになるようになってきている。

今回も、「まさか閉店してたりしないだろうな」と心の隅で恐れつつも店の前に辿り着き、無事営業しているのを見てホッと胸を撫でおろした。麻布に住んでいた頃は早朝のジョギングで店の前を通ると、6時前からお父さんが厨房に入り仕込みを始めているところを見かけたりもしたが、引っ越してしまった今となっては、店が無事に営業しているかどうかを直接確かめる術はない(電話をしてみるという手はあることはあるが、それも何となく憚られる)。

入店した時点ではお母さんはいつも通り揚げ場にいて次々とトンカツやメンチを揚げ続けていたが、お父さんの姿が見えず一瞬不安になる。「まさかお父さんは病気で休んでいるとかじゃないだろうな」と考えていると、11時半を過ぎた頃に無事お父さんが元気良く登場し、ホッと胸を撫で下ろす。

滅多に来られない店なので、いつも何を食べるか非常に迷う。前回は初めてトンカツを食べた。今回はまだ一度も試していない海老フライかチキンカツにしようかと思いつつも、それだと名物のメンチカツもコロッケも食べられないしなあ、と悩みまくる。

意を決してチキンカツを注文したところ、娘さんが「メンチかコロッケとミックスにします?」と聞いてくれた。え!?前回までそんな組み合わせのサービスなかったよね。これは嬉しいぞ~。というわけで迷わずチキンカツとメンチのミックスにしてもらう。有り難い。

090226-02.jpgそして登場したのがこちらの定食。チキンカツとメンチ、それにコロッケをオマケで付けてくれた。うほー。これまた嬉しい。何を頼んでも小さな「オマケ」を付けてくれるのがこのお店のサービスなのだが、今日はコロッケだった。丁度コロッケが食べたいなあと思っていたので大はしゃぎ。嬉しい。

うーん、やっぱりここのメンチは美味いなあ。チキンカツはあっさり系でこれはこれで悪くないけれど、やっぱり何といってもメンチが美味い。スパイシーでジューシーなひき肉の風味が際立っていて、嬉しくなる。コロッケは小型でジャガイモの食感が残るタイプで、これまた美味い。ホカホカご飯と一緒に口に運ぶと幸せ。

以前は付け合わせでマカロニサラダが付いたのだが、前回訪問時に、原価高騰のおり、値上げしない代わりにサラダの付け合わせを取り止めた、とお父さんから告げられた。サラダもやっぱり欲しいなあ。

店内は男性客が目立つ。皆黙々と食べ、食べ終わると静かに席を立つ。ランチタイムで満員の店内は思いの外静かで、その店内を張りのあるお父さんの「いらっしゃいませー」という挨拶と、お母さんがカウンターの客が立ち上がろうとすると「ご飯お代わりしなくていいの?」とか「もっと食べなさい、遠慮しないで」なんて話しかける声が良く響く。

食事を終えて店を出て時計を見ると、11時45分。わずか20分の滞在。でも僕はきっと今年、あと1回か2回はこの店にやってくるだろう。その日も特に予定は何も入れず、ただ昼前に三河屋さんへやってくるだけのために休暇を取って、お父さんとお母さんの元気な姿を確かめるために。

11時45分、まだ12時にもなっていないのに、店の外には既に20人ほどの行列が出来ていた。あいにくの曇天からポツリポツリと雨まで落ち始めていたが、並んでいる人達の顔は皆とても嬉しそうで、このお店の近所に会社があったらどんなに素敵だろう、などと妄想しつつ、僕は三河屋さんとの10ヶ月ぶりの短い逢瀬を終えた。



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