2009年8月アーカイブ

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一年半ちょっとで18キロのダイエットを達成したわけだが、それぐらいの単位で痩せてくると、周囲が「どうやって痩せたの?」とか「やり方教えて!」なんてことを言ってくれるようになる。

だが、僕としてはダイエットはまだまだ発展途上中であり、決して完成された形というのはない。体重も最終目標を77キロにしていたのを、73キロぐらいに再設定しようかと目算していたりもする。190cmで72キロだと相当スレンダーな感じ。

で、昨日から食事記録を朝のランニング日誌に公開し始めたこともあり、どうせやるならiPhoneで何か面白く便利なことができないかと思って調べてみたところ、このアプリに辿り着いた。

RecRecDietRecRecDietは、iPhoneを使って摂取カロリーを管理し、レコーディング・ダイエットしたい人を支援しようというアプリである。レコーディング・ダイエットとは、摂取した全ての食物を記録することにより、食べ過ぎ・飲み過ぎを抑制することで体重を適正値にコントロールしようという痩身法である。岡田斗司夫氏が提唱して有名になった。

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というわけで早速RecRecDietを購入してダウンロード。お値段は450円也。

アプリを起動したら、まずは基本情報を登録する。このアプリは摂取カロリーだけを記録するもので、消費カロリーは管理しないので、身長だの年齢だのを入力する欄はなくてシンプル。体重も推移を測る意味での入力はあるものの、基礎代謝量を計算することはない。

目標カロリー欄に自分が目標とするカロリーを手入力する。右の画像にある通り、30〜49歳の男性は目標カロリーは2,650kcalだそうだ。ずいぶん大雑把だが、とりあえず言われたとおりに入力する。

あとは体重を画面に表示するかどうかの選択があるだけ。極めてシンプルな初期設定だ。

初期設定が終わったらいよいよ日々入力に移る。

 

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基本的にはアプリに登録されている献立から自分が摂取したものと、その分量をひたすら入力していくことになる。左の画面を例にすると、僕は今朝小さめのフランスパンを1切れ、バターとチーズと一緒に食べた。アプリに登録されている「フランスパン」は「2切れ」が単位なので、その半分ということで、「分量」を50%に設定する。バターとチーズは正直分量が良く分からないが、まあこんなもんだろうということでアプリ表示のままにした。

アプリに格納されていないメニューを自分で登録することもできる。例えば左の画面のように、「カマンベールチーズ」は登録されているが、僕が実際に今朝食べたのは「クリームチーズ」であった。パッケージに1ピースごとのカロリー表示がされている場合などには、それを登録することで、より正確な摂取カロリーが計算できるようになるだろう。僕は面倒臭がりなのでそこまではやらないが(^_^;)。

 

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朝食と同様に昼食、夕食、それに間食やお酒も登録すると、一日の合計摂取カロリーが表示される。ダイエットの大原則は、摂取カロリーを消費カロリーより少なくすることにあるので、まずは自分が設定した目標カロリーよりも摂取カロリーが低くなるようにしよう。

さて、ダイエットを継続させる大事なポイントとして、頑張った成果が何らの形で見えるようになる、という点がある。一番良いのはウェストが細くなったり体重が減ったりという、身体に関する数字に変化が出ることだ。

このアプリにも、ダイエットに励む人のやる気をサポートするためのグラフもついている。右の図では初日分しか入っていないので、良く分からないが、体重が減らないまでも、まずは「10日間毎日目標カロリーを下回った」、というような目標でも良いのではないだろうか。まずはそんな小さな目標でも、ないよりはずっと励みになる。

 

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というわけでなかなか充実したカロリー管理アプリ、RecRecDietだが、一日使ってみて、以下の要望がある。

中にはすぐに対応できないような難易度の高いリクエストもあると思うが、潜在的にはかなり面白いアプリに育つ可能性があると思うので、敢えて書いてみたいと思う。

・摂取カロリーだけではなく消費カロリーの管理もできるように

これは是非次期バージョンで導入して欲しい機能だ。人間は一人一人、年齢や身長、体重で基礎代謝が異なり、また日々の運動量も違う。基礎代謝量と運動量によって消費カロリーは大きく異なるし、消費カロリーによって目標摂取カロリーも変わってくる。日々の運動量を記録することで、よりリアルなレコーディング・ダイエットができるように進化してもらえたら素敵だ。

 

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・ダイエット仲間で情報を共有したい

ダイエットは一朝一夕にできるものではないので、一人で頑張るのはとても辛い。こういう時に、同じアプリを使っている仲間同士で情報を共有できたり簡単なおしゃべりが出来たりすると励みになるし楽しい。専用のツールを持つのは現実的ではないだろうが、たとえばTwitterを使っての情報共有なんか、どうだろうか?

・オンラインサービスとしてのデータ活用を

iPhoneに入力したカロリーや献立などの情報は、iPhone内だけで完結させるのではなく、MacやWindowsでも活用できるようにしたい。データを.csv形式で書き出して、Excelなどで管理できるようにしたい人もいるだろう(僕もだ)。データが閉じ込められている状態ではなく、様々な形に活用できるようにするためにも、オンラインで使えるように、ウェブベースのサービスを構築し、データをシンクできるようにしてもらえると良いように思う。

同じくオンラインでのデータ共有として、もともとアプリが格納しているメニュー以外に、ユーザーが登録したメニューも、ユーザー同士で共有できるようになると素敵。夢のまた夢だけど、CookPadやぐるなびなんかと連携できたらもっともっと素敵。

というわけで、ワガママを言えば切りがないのだが、まだバージョンが1.0であることを考えれば、素晴らしい完成度のアプリだと思う。

皆でどんどんレコーディングして、スリムな身体を手に入れよう(^o^)/

 

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本日、アップルからMac OS X Leopardのアップデータ、10.5.8がリリースされました。

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このアップデータには以下の修正が含まれているとのことです。

10.5.8 アップデートは、Mac OS X Leopard を使用しているすべてのユーザにお勧めします。お使いの Mac の安定性、互換性、およびセキュリティを向上させるオペレーティングシステムの全般的な修正、および以下の問題に対処する修正が含まれています:


  • AirMac ネットワークに接続する際の互換性および信頼性の問題
  • システム環境設定ディスプレイ環境設定で、モニタ解像度の設定の一部が表示されなくなる原因となる問題
  • Bluetooth の信頼性に影響を及ぼす可能性のある問題

また、今回のアップデートには、以下の新機能が含まれているとのことです。

  • Safari v4.0.2 が含まれています。
  • Safari 4 の Full History Search の正確性が改善されました。
  • システム環境設定の「ディスプレイ」パネルに特定の解像度が表示されないことがあるという問題が解決されました。
  • Aperture の画像を Automator にドラッグしたときに Aperture のアクションが起動されるようになり、誤って iPhoto のアクションが起動されることはなくなりました。
  • デジタルカメラから大きな写真やムービーファイルを取り込めないという問題が解決されました。
  • 外部装置、USB Web カメラ、プリンタによる Bluetooth の全体的な信頼性が向上しました。
  • 起動に時間がかかる原因となっていた問題に対処しています。
  • MobileMe Sync および CalDav による iCal の信頼性が向上しました。
  • iDisk および MobileMe によるデータの信頼性に関する問題に対処しています。
  • AFP による全体的な信頼性が向上しました。
  • 管理対象のクライアントによる全体的な信頼性が向上しました。
  • AirPort ネットワークへの参加の互換性と信頼性が向上しました。
  • 同期サービスの信頼性が向上しました。
  • 一部の他社製カメラの RAW イメージサポート が追加されました。
  • 何種類かの外付け USB ハードディスクとの互換性が改善されました。
  • セキュリティ に関する最新の修正が含まれています。


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このアップデートについて詳しくは、次の Web サイトを参照してください:http://support.apple.com/kb/HT3606?viewlocale=ja_JP


早くSnow Leopardを使ってみたいですね。待ち遠しいです(^-^)



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昨日ちょっと良いリズムだったのだが今朝はまた朝寝坊。出勤までの限られた時間で15分とか寝坊するとその後の行動に響くよなあ。

でも頑張って筋トレやってから走る。2.1キロ。ご近所のお家の朝顔、家の壁を蔓が伸びて、二階にまで届いているのに、今年まだ一輪も咲かず残念に思っていたら、今朝一気に3厘も咲いていた。大きなムラサキの花。ヨカッタねー。

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昨日の食事:

朝: パン2種(小さいトーストとミニクロワッサン)、チーズ、コーヒー(7:30)
昼: 弁当(野菜とエビの天ぷら、野菜サラダ、ご飯)、味噌汁(インスタント)(12:00)
夜: 買い食い ロールキャベツ、枝豆コロッケ、生春巻き、ご飯(20:00)
間食: ポテトチップス、バターピーナッツ、イカ揚げ、チョコレート 食べ過ぎ

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今日の走行距離/今週の走行距離/今月の走行距離/今年の走行距離: 2.1キロ/8.6キロ/8.6キロ/347.1キロ 
8月の走行目標(100キロ)まで: あと91.4キロ
今週の走行目標(25キロ)まで: あと16.4キロ
出走日数/トータル日数:103日/218日 出走率:.472('05の通算.477、'06の通算.279、'07の通算.548、'08の通算.326) 
4日連続出走中
今日の体重:84.2キロ(07年1月15日: 102キロ、8月末の目標: 84.0キロ、最終目標: 77キロ)

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tumbladdicttumbladdictがiPhoneで使えなくなったのは、iPhone OS 3.0がリリースされた直後ぐらいだったように思う。

iPhone OS 3.0のリリースはいつだったかというと、6月18日である。それからということは、約一ヶ月半もの間、僕らはtubladdictを使うことができずにいたということだ。

tumbladdictとは、iPhoneでTumblrを閲覧するためのアプリだ。Tumblrとは何かについては、僕より偉い人が色々と解説してくれているので、そちらを参照してください(^_^;)。こことか、こことか。

Tumblrに触れている人は分かると思うのだが、Tumblrの一番の魅力は、圧倒的な量の情報を浴びまくることと、その浴びた情報の中から自分が気に入った情報だけを、自分専用のスペースに「リブログ」して、自分の簡易ブログサイトを構築できること、この2点なのだろうと思う。

僕自身、Tumblrを始めるまで、ここまでTumblrが面白いものだとは思っていなかったのだが、いまやどっぷりである。

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Twitterも(最初は楽しみ方が分からなかったが)僕にとって非常に重要で楽しいツールだが、TwitterとTumblrでは楽しみ方が異なる。Twitterは双方向で情報をやり取りし、相手が誰かを重要視して活動しているが、Tumblrは発信元が誰かということはほとんど意識せず、ただ目の前に現れる情報を浴びまくるのが楽しい、そんなツールである。

で、このTumblrをiPhoneで閲覧したりリブログしたりできるアプリがtumbladdicttumbladdictなのである。名前からしてイカす(Tumblr中毒者の意味)。

iPhone用のTumblr閲覧アプリは幾つかあるが、その中でもこのtumbladdictは一番の使い心地で、iPhoneの画面の一面に常駐させているアプリだったのだが、Tumblrの仕様変更に伴い閲覧できなくなったままになっていた。

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他のアプリは使えるようになったのだが、やはりTumblrはtumbladdictだなあと寂しく思いつつ、もうこのままアップデートされないのかもと諦め始めていた矢先に、やっときました、tumbladdictのアップデート!

大喜びでインストールして試してみると、明らかに以前よりも軽快な動きと、嬉しい機能の追加。ううう、待ってて良かったワーイ\(゚▽゚=))/…\((=゚▽゚)/ワーイ 。

コメント付きでのリブログや前のエントリーに戻れるなどの新機能も嬉しいが、とにかく動作が軽くてサクサクとブラウズやリブログできるのが嬉しい。やっぱりiPhoneはTumblrマシンだねえと改めて実感させられた。

というわけで一ヶ月半の間ずっと動作しないアプリを一面にキープした僕の想いが伝わったものと思い、大いに喜んでいます。まだTumblr未経験のかたは、これを機会に是非お試しください(^o^)/。

あ、ちなみに僕のTumblrサイトはこちらにあります。是非フォローしてやってください(^-^)。

 

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岡部えつ氏の「枯骨の恋」を読了。

本書は「第3回『幽』怪談文学賞短編部門大賞」受賞作である「枯骨の恋」を収録した短編集である。

友人に薦められて読んでみたのだが、非常に良い。すごく良い。タイトルにも書いたが、何といっても怖くてエロくてそして美しい。期待以上の素晴らしさだった。今年読んだフィクションの中では3本の指に入る出来だろう。

本書には全部で7編の短編が収録されているのだが、共通して言えるのが、上に書いた「怖さ」「エロさ」「美しさ」である。

まず「怖さ」だが、怪談なので怖くて当たり前というなかれ、物語の怖さだけではなく、側方支援として、さまざまな舞台装置が怖さをエスカレートさせている。

例えば「女同士の妬み」であったり、「女の容姿の衰え」であったり、「不景気と加齢による自分の年収の低下」と「失業に対する恐怖」であったり、「地方都市の過疎化による閉塞感」だったり、「ずっと昔に犯した罪の記憶と因果」であったりする。

これらの、直接の物語展開とは一見関係のないような舞台装置がとても上手い具合に作動した結果、読者(特に男性は?)は背中にじっとりと嫌な汗をかきつつも、目が離せない、という展開になる。恐らく女性と男性で受け取り方は違うだろうが、女性を美化して捉えがちな男性の方が、本書に登場する女性達の怖さに打ちのめされるのではないだろうか。

次に「エロさ」だが、これも女性作者ならではなのだろうが、視点自体が既にエロい。男が書く女性像はどうしても男性が無意識に美化した姿に改変されてしまうケースが多いが、本作に出てくる女性達の性に対する言動は非常に生々しく、時として苛烈ですらある。

最後に美しさだが、まず文体が美しい。リズムが良く読みやすいだけではなく、女性らしいすらりとした文章が物語の恐ろしさとは対照的で、そのためにこの短編集全体で、「怖さ」というよりは「儚さ」を読後感として与えてくれる。

次に表紙が美しい。昔レコードで「ジャケ買い」という言葉があったが、本書がもし書店で平積みになっていたら迷わず買いたくなるような、そんな美しい装釘である。ちなみにこの装画は佐藤正樹氏によるものだそうだが、憂いをたたえる大人の女の美しさが良く表現されていると思う。

そして最後だが、主人公達が美しい。7編の物語は全て女性が主人公なのだが、どの作品の女性達もどこか儚げで傷つき、そしてもがいている。女性が描く女性なのでその美しさは媚びておらず自然体で、じんわりと染み出してくるような美しさで、思わず主人公達に感情移入してしまう。

7編どれも面白かったが、個人的にはタイトルクレジットの、既に死んだ元恋人の骸骨の幻影とともに暮らす女を描いた「枯骨の恋」、そして7作中で一番怖かった、女同士の友情の裏に潜む主導権争いや劣等感などの醜さを織り込んだ「親指地蔵」、そして地方の土着信仰と現代企業のいじめ問題をハイブリッドにした「アブレバチ」、この3作が特に心に残った。

寝苦しい夏の夜に、怪談なんて如何だろう。僕は実際寝る前に「アブレバチ」を読んだら、すっごく怖い夢を見て夜中に飛び起きた(^_^;)。お薦めです!

枯骨の恋 (幽BOOKS)
枯骨の恋 (幽BOOKS)
著者:岡部えつ
出版社:メディアファクトリー
出版日:2009-06-03
ランキング:159786位
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昨夜も11時前に眠り、機嫌は悪いがリズムは良くなって来た。6時に起きて筋トレやってからランニングは3.2キロ。

前の家の頃は平日でも5キロは良く走っていた。5キロ走るにはどんなに遅くとも6時には家を出たいので、そうすると5時半に起きる必要があるのだが、この30分がちょっとした壁である。

あ、そうそう、Twitterでご一緒のアビ様より、食事記録公開のリクエストがありましたので簡単に前日の食事(間食も含む)を書くようにしてみました。続くかな(^_^;)

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昨日の食事:

朝: パン2種(小さいトーストとミニクロワッサン)、チーズ、コーヒー(7:30)
昼: 弁当(野菜と鶏肉入りオムレツ、野菜サラダ、ご飯)、味噌汁(インスタント)(12:00)
夜: うどん、天ぷら(小エビのかき揚げ、舞茸、ジャガイモ)(20:00)
間食: おせんべい2枚、チョコレート1カケ

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今日の走行距離/今週の走行距離/今月の走行距離/今年の走行距離: 3.2キロ/6.5キロ/6.5キロ/345.0キロ 
8月の走行目標(100キロ)まで: あと93.5キロ
今週の走行目標(25キロ)まで: あと18.5キロ
出走日数/トータル日数:102日/217日 出走率:.470('05の通算.477、'06の通算.279、'07の通算.548、'08の通算.326) 
3日連続出走中
今日の体重:84.2キロ(07年1月15日: 102キロ、8月末の目標: 84.0キロ、最終目標: 77キロ)

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昨日、NetNewsWireがバージョンアップした際のトラブルについて書いたが、同じ日に、僕が愛用している、MacとiPhoneで使える家計簿ソフト、iComptaとiCompta Mobileのバージョンアップも届いていた。Mac版iComptaが3.2.1から3.3へ、iPhone版のiCompta Mobileが1.1から1.2にアップデートされた。iCompta導入時期のエントリーはこちら

家計簿ソフトという性質上、毎日のように使うため、このバージョンアップにはとても期待していて、すぐにMacとiPhoneの両方をアップデートした。

アップデート完了後に新バージョンのアプリを起動すると、、、あれれ?ファイルが開かない。旧バージョンで作成したファイルが、アプリケーションを起動しても開かない。

ではということでデータファイルをダブルクリックしたが、やはり従来のファイルは開かず、別途新規ファイルが開いてしまう。ええ〜?

この時はNNWのトラブル対応も同時にやっていたので頭がこんがらがりつつもあれこれ試してみる。データファイルを新バージョンのアプリにドラッグ&ドロップしてみたり、旧バージョンのデータを全てエクスポートしたうえで新バージョンにインポートしたりと、思い付く限りの対応をしてみたものの、新バージョンにはデータが表示されない。

これはダメだと思い、サポートに英語でメールを送る。すると、30分もしないうちに返信が返ってきた。データファイルを添付で送ってくれということだったので早速送ると、さらに一時間もしないうちに返信が。

相手はフランス人らしいのだが、東京が午後2時ぐらいだったので向こうは朝の7時過ぎ、しかも8月(バカンスシーズン真っ只中)の日曜日。8月の日曜日の朝7時に対応してくれるフランス人てのは貴重だよなあと感動、余談だが、今日になってこのブログを書くために調べていたら、対応してくれたフランス人はこのソフトの作者様ご本人だったようだ。

で、返信メールに添付ファイルがついていて、「これで直ってるから試してみてくれ」と書いてあった。てっきり僕が送ったデータファイルに修正が加えられて戻ってきたのかと思ったら、なんとプログラムファイル自体が修正されて.zipファイルに格納されていた。うひゃー、これはビックリ。

早速送付されてきたプログラムに置き換えて起動してみたところ、何も問題なく起動できた。やれやれ。

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で、上が新バージョンの予算管理画面。新バージョンではBudgetに対して、期間中本来幾らぐらいまで使っていても良いかが%表示できるようになっている点が、ぱっと目に付く大きな変更点。これは欲しかった機能なので便利だな。上の画面だと分かりにくいと思うので、下の画面の上下の黒い三角とパーセント表示が新機能と言うと分かりやすいだろうか。

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というわけでMac版で色々いじってみていて、ふと気になり、同じくアップデート済みのiPhone版のiCompta MobileiComptaを起動してみた。なんとなく予感はしていたのだが、やはり起動できない。今回は迷わずすぐにサポート(というか作者様ご本人)にメール。すると10分もしないうちに返信がきた。返信によると、Mac版と同じ問題があったので、修正版を既にAppleに申請したとのこと。Appleが修正版を承認するまで待ってくれとのこと。何て対応が速いんだ〜。

というわけでiPhone版は現在アップデート版の承認待ちの状態。ソフトのバージョンアップでのトラブルはこれまではあまりなかったのが、先週末に一気に色々押し寄せてきた感じ。でも結果として、とても素晴らしいサポートをしてくれることが分かって嬉しい限り。Mac版は無料(iPhone版は700円)なのだが、これだけ丁寧に対応してくれるなら、多少はDonateしてもいいかな、という気分になるね。

 

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磯崎憲一郎氏の「終の住処」(ついのすみか)を読了。

本書「終の住処」は第141回芥川賞受賞作品である。ここ数年芥川賞受賞作を読むという習慣がなくなっていたのだが、今回は日本人の男性、しかも40代ということで興味を持ち、購入して読んでみた。書籍として130ページ強だが、そのうち受賞作「終の住処」は100ページ強であり、もう一本書き下ろしの「ペナント」という作品が収録されている。

で、この「終の住処」だが、何とも読了感が悪い作品だ。誤解のないように言っておくと、それは著者が綿密に計画し、作品に練り込んだものが読者の心に投射された結果なのであって、作品の水準が低いとか、そういうことを言っているのではもちろんない。

その「悪い」読後感を幾つかのキーワードで表現すると、まず頭に浮かぶのは「不安定」、そして「無意味」、さらに「諦観」といったネガティブな単語がずらずらと出てきてしまう。とにかく後味が悪いのだ。

わずか100ページ程度の中編の中に、主人公と妻の20年以上の歳月が詰め込まれているのだが、物語は不安定な文体で延々と区切りなく語られる。登場人物同士の会話が極端に少ない代わりに説明文が多く、パラグラフの切れ目が少なく、数ページもずらずらと説明文が続く場合もある。

また、100ページで20年の物語を描いているわけだが、時間の進行は均等に割り振られておらず、いや、寧ろ意図的に時間の長さを無視した割り振りとなっており、その点でも読者は不安を感じることになる。例えば、主人公の男は妻に隠れて浮気をするのだが、まだ他人同士の二人が偶然すれ違った次の行で二人は既に愛人関係になっており、その過程などは全て省略されているかと思えば、遊園地の観覧車のゴンドラの数についての主人公の思索が延々と続いたりする。

さらに、登場人物の会話や作中での価値判断が常軌を逸している点も付け加えたい。妻に隠れて浮気をした男が妻と離婚をしようと実母に相談に行った際、帰り際に母が付け加える一言は「その女の子が太っているということだけは、完全にあなたの思い違いなのだと思うわ」である。この一言は物語の進行と関係がないうえに、愛人として直接会っていた主人公に対して話しを聞いただけで会ってもいない母がかける言葉としてはロジックが破綻している。

また、仕事で成功を収めた主人公が通勤電車の中で幸福な気持ちに包まれた際のモノローグは意味不明な、以下のような文章である。

「もう大丈夫だ。いっさいの心配は不要だ。こんな朝の通勤電車のなかにさえ祝福すべき子供がいたのだ、ならばここには猫やサルだっているかもしれない、馬だって姿が見えないだけで本当はいるのかもしれない、そしてじっさいにそれらの動物がいたとしても、この世界にとって何ら問題はない」

自分と妻、そして一人娘の3人が住むための「終の住処」を建てた主人公は、アメリカに転勤となり、そして重要な合併案件を処理し、数年ぶりに帰国する(この部分もわずか10ページ程度で済んでしまう)。帰国した彼をまっていたのは彼の家と、そして妻だった。娘は数年前からアメリカに留学してしまっていたという。そして主人公は妻という何を考えているか分からない人間との今後の生活に思いを馳せ、物語は終わる。

人間は無意味なことを繰り返ししでかす生き物で、人生は思うようにならず、他人は何を考えているのか分からない、たとえそれが妻であっても。人生は長いようで短く、そして複雑なようでいて単純だ。

おそらくこの物語が内包しようとしているテーマは上記のようなものなのだと思う。だが、物語の不安定さと読後感の悪さに打ちのめされてしまい、しばらくそのようなテーマまで辿り着くことができなかった。

文学的価値は高い作品だし、多くのチャレンジをしているのだと思う。だが、面白いかと言われれば面白くないと答えるし、もう一度読みたいかと言われたら、僕はもういいや、と答えるだろう。

うーん、と唸ったまましばらくレビューを書き始められなかった。そんな一冊。

 

終の住処
終の住処
著者:磯崎 憲一郎
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出版日:2009-07-24
価格:¥ 1,260
ランキング:134位
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在庫状況:通常2〜5週間以内に発送
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昨夜は10時半ぐらいには寝ていた。たっぷり寝れば元気になると期待したのだが、夜中に何度か目が覚めたこともあり、調子はイマイチ。でも体調が悪いわけではないし、先週末みたいな脱力感はなくなってきたので走りながら調子を上げる方が良いだろうと思って家を出る。

1.7キロ走ろうと考えつつ家を出たのだが、気付いたら2.1キロコースを走っていた。なるほどーと思いつつ2.1キロ走。

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今日の走行距離/今週の走行距離/今月の走行距離/今年の走行距離: 2.1キロ/3.3キロ/3.3キロ/341.8キロ 
8月の走行目標(100キロ)まで: あと96.7キロ
今週の走行目標(25キロ)まで: あと22.7キロ
出走日数/トータル日数:101日/216日 出走率:.468('05の通算.477、'06の通算.279、'07の通算.548、'08の通算.326) 
2日連続出走中
今日の体重:84.2キロ(07年1月15日: 102キロ、8月末の目標: 84.0キロ、最終目標: 77キロ)

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Mac、iPhoneで動作するRSSリーダー、NetNewsWire(NNW)のMac版がGoogleリーダーに対応したということで、早速試してみた。

もともと僕はNetNewsWireをMacとiPhoneの両方で使っていたのだが、iPhone版アプリの出来がイマイチで、BylineByline(iTunesが起動します)に乗り換えるために、Mac版もNNWを止めてGoogleリーダーに乗り換えていた。NNWはGoogleリーダーに対応しておらず、iPhone版とMac版で別のRSSリーダーを使うと未読管理が出来なくなってしまうためだ。

ところが、Googleリーダーに対応している良いMac版のRSSリーダーがないのだ。これは結構不便で、結局Googleリーダーのウェブ画面で閲覧はしていたものの、やはり読みにくく、RSSはiPhoneでしか読まないような状態になってしまっていた。

そこへ、今回のニュースである。NetNewsWire開発元のNewsGator社からのメールによると、同社は自社運営していたRSSサイトを8月末で閉鎖することにしたとのことで、これに伴ってNNWは従来のNewsGator社のRSSではなく、Googleリーダーから登録フィードを拾ってくる形に変更になったとのこと。

この変更は僕にとっては素晴らしいことだ。すっかり諦めていたMac版のNNWでGoogleリーダーの未読管理が出来る!それは素敵だあ(^-^)。

というわけでNewsGator社のサイトからNetNewsWire 3.2βをダウンロードしてみたのだが、何故かGoogleアカウントの認証でリジェクトされる。ん?何故だ?

IDとパスワードを確認したうえで何度かやり直してみるがやっぱりダメ。同じIDとパスワードを使ってGoogleにログインし直すと問題ない。ではということで、キーチェーンアクセスに保存されているGoogle関係のIDとパスワードを全部削除してみたり、Safariの設定を全部リセットしてみたり、Maintenanceを実行してみたりと、金曜の夜のほぼ全ての時間を費やしてみたが、どうしても認証されない。

βだから、これはもうNNWのバグだろうということで、開発元にバグレポートを送ったものの、すっかり落ち込んだまま金曜日の夜は寝てしまったのだが、昨日になってふと思い付いて再度NNWを起動してみると、βが3.2b11に上がっている。リリースノートを読んでみたところ、パスワードにある記号が含まれていた場合に認証がエラーとなるバグを修正したとの記載が!!おおっ(・∀・)!その記号とは、まさに僕のパスワードに含まれていた記号だったのだ。

早速最新版をダウンロードしてインストール。どきどきしながら起動したところ、まったく問題なく認証され、僕のGoogleリーダーのフィード達がどっとNNWにやってきた。

というわけで念願かなってNetNewsWireのMac版が再び僕のメインRSSリーダーに復活です。間もなくiPhone版も出るらしいので、こちらも楽しみ。ただ、iPhone版はオフライン操作などの点でBylineがかなり素晴らしいので、NNWに乗り換えるかどうかは分からないけどね。

そんなこんなの大騒ぎだったが、NetNewsWire最新版ベータは、こちらからダウンロードできます。

β版のご利用は自己責任で(^_^;)。

 

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