以前エントリーに書いた通り、いろいろと葛藤があり、僕はアマゾンを使うのをやめた。
一番の理由はアマゾンが法人税を日本では払っていないという朝日新聞の記事を読んだため。どうして日本人の作家が書いた本を日本の出版社が出して日本人が購入するのに、その売上をアメリカで計上してアメリカに税金を払うのだという想いと、そもそもどうして日本国内で完結するビジネスにアメリカのアマゾンが入ってきて、利益をアメリカに持っていくのだ、という忸怩たる想いがあったのだ。
で、アマゾンを使わないとなると、他のサービスで本やCDを購入する必要があるわけで、僕はこのブログで散々書いている通り、楽天のヘビーユーザーなので、自然な成り行きで楽天ブックスで本を買うようになった。
ところが、この楽天ブックスが期待したほど良くなくて困っている。楽天全体の水準は決して低くないと思うが、楽天は個々のショップの集合体なわけで、その中の一つである楽天ブックスは残念ながら、レベルが低いと言わざるを得ない。
僕が特に残念と思うのは以下の3点。
1. 品揃えが悪く「売り切れ」が多い。
これは致命的なことで、とにかく売り切れが多い。古くて売れていない本ならまだしも、発売されたばかりの本が「売り切れ」となっているケースが結構あって萎える。そういう場合にアマゾンをチェックすると必ずアマゾンには在庫があるのは何故?
2. 検索が使えない。あとお勧めなどの誘導が良くない。
これも結構困るのだが、探したい本が検索で出てこないのだ。書名で出ないので著者名で検索し直すと出たり、その逆もあったりと,使い勝手がイマイチ。そしてアマゾンみたいにキーワードでガンガンこちらを誘導してくれる仕組みがないのもちょっと残念。
3. 放置プレイは本当に、本当にやめて欲しい。
これが極め付けなのだが、注文した本が何の連絡もないままずっと届かないのは言語同断だし、届けられないのかもうすぐなのかの情報も何も来ないのも勘弁して欲しい。注文段階で「在庫あり」になっている本は問題ないのだが、注文段階で「在庫を確認します」などになっている本は届かないケースが多い。
以前「iPhone情報整理術」を注文した時もそうだった。この本は大人気で品切れになっていたので、注文を入れた時点で「お届け日未定」なのは良い。ところが、「次回入荷予定日」を過ぎても何も連絡がないのでサイトでこの本のページを見に行くと「在庫あり」になっていて、「1日〜2日で出荷」となっている。これはカチンと来るよね。予約を入れた人間向けが放置されているのに、その後のオーダーに対しては「在庫あり」になっているんだから。
ビックリして問い合わせたら、慌てて商品が届いて、「なんだかなー」と思ったのだが、今回また同様のことが起こっていて、萎えるやら呆れるやら。そろそろ楽天ブックスには愛想が尽きつつある感じになってきた。
1月5日に注文した本が今日1月15日になっても届かないのだ。ちなみに1月5日の注文時点でアマゾンでは当たり前のように「在庫あり」で、プライムな僕としては、アマゾンで頼めば翌日到着だった。
楽天ブックスは「在庫確認」となっていて、注文を入れた後で「在庫を確認します」というメールが届いたのだが、そのまま10日間放置プレイ。
しびれを切らして今日商品のページを確認したら、「在庫あり。1日〜2日で発送」となっていて、いよいよ堪忍袋の緒が切れようかという感じになってきた。
せっかく優先的に使おうと思っていても、こうまでダメだと正直萎えちゃうね。本は急ぐものはアマゾンに戻すかなぁ。届かないんじゃどうしようもないからね。