Restaurant & Barに関するエントリー

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禪べぇ」は下北沢にある居酒屋さん。

先月から毎月一度下北沢へ行く用事が出来、それに伴い不案内な下北沢で遅めの夕食を仲間とともに摂る機会が出来た。今回は、ぶらりと前を通りかかったこの「禪べぇ」(ぜんべえ)へ入店。

場所は下北沢駅南口から茶沢通りの北沢タウンホール方面へ向かって2分ほどの路地にある。飲み屋にしては明るめの照明が迎えてくれた。

9時半頃の入店だったがほぼ満員で、店員さんが奥から予備の椅子を持って来て席を作ってくれた。木目調の内装は落ち着いて暖かい感じなのだがお客さんはかなり盛り上がっていて賑やかというか少し騒々しい。下北沢だけに若者が、と思いきや、意外と客層は30代〜40代中心と思われ、でもとても盛り上がっている(^_^;)。

お店のコンセプトに「Wine & Japanese Tapas」とあるとおり、食事は和食系の創作居酒屋メニュー。ワインに合うように、元々和食系だったものに洋のテイストを加えてアレンジしているものが多いようだ。上の写真はこの日一番印象に残ったマグロとアボガド。タマネギ系のドレッシングで和えてあるのだが、これがなかなか美味しい。他に鶏の唐揚げ、海老とチーズの焼き春巻、グリーンサラダ、牛すじと豆腐のチゲ煮込みなどを頼み、最後に塩焼きそばを頼んだが、どれもお味はなかなか良かった。

メンバー4人中2人が下戸で残り2人が大酒飲みという布陣だったので、酒飲み2人はビールの後赤ワインをボトルで注文。店名の冠に「Wine & Japanese Tapas」と言っているにしてはワインの種類はそれほど多くなく、寧ろ焼酎の種類の方が多めに感じられた。

店員さんはとてもきびきびしていて対応は早くて親切。ただ、お店の中が騒々しくそのテンションに合わせて店員さんのテンションも上がっているので、ちょっと落ち着かない感じもした。まあでもそれはお店の個性であって、対応が悪いわけではない。

お会計は2時間ちょっとの滞在で4人で12,000円ちょっと。下北沢価格としては適正な水準だろう。酒飲み二人が客単価を釣り上げていることは間違いない(^_^;)。

全体的にはお料理がどれもなかなか美味しくて良い感じ。かなり賑やかなので、それに負けない元気がある時にまた訪問したい。

あ、非常に余談だが、「禪べぇ」という店名、検索で見つけるのに非常に苦労しました。「禪」という字が出せなかったのと、「べぇ」の「ぇ」が小さい字だということに気付かなかったため。店名も色々考えなきゃいけないから難しいだろうが、こういう検索性を考えると、あまり凝った名前というのもマイナスになるかも、なんて思った。

 


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Wine&Japanese Tapas 禪べぇ (ダイニングバー / 下北沢、池ノ上、東北沢) ★★★☆☆ 3.5

新宿のダイニングバー「炭の花」を利用。

友達の女性と久し振りに会うことになり、場所が新宿になったのだが、良い店がまったく分からない。男同士なら気取らない居酒屋でOKだが、異性の友達で、しかも久し振りだったので居酒屋は避けたいと思い、食べlogで上位にランキングされていた本店を見つけ、早速利用してみた。

場所は新宿駅の新南口のすぐ脇のビル地下1階。南口からだと徒歩3分程度か。店は地下だが写真入りの大きな看板が出ているので分かりやすい。店内の照明は暗めだが、内装が白を基調としているため気分的には照明よりも明るく感じる。木目と白が照明と溶けて良い雰囲気である。二人用の半個室を用意してくれていた。

水曜日の7時の予約だったが、我々が入店してちょっとしたらすっかり満員になっており、なかなかの繁盛振り。客層は若者が騒ぐような煩さではないが、それなりに皆さんリラックスして喋っており、そこそこの喧騒という感じ。僕らは半個室の席を用意してもらえたお陰でまったく煩さは感じなかった。ありがたい。

食べ物は店名の冠にあるとおり、「旬の有機野菜と炭火焼」が中心。メニューのレパートリーがちょっと少なめ。飲み物はワイン、カクテルを中心に、焼酎、日本酒も少々という感じ。いわゆる洋風居酒屋プラスαという感じ。

ビール一杯ずつのあと赤ワインをボトルで飲みつつ料理をつまむ。この手の店には珍しくチーズ・フォンデュを置いていたので注文。四角く切ったバケットと温野菜をチーズに絡めて食べるのだが、トッピングで鶏の唐揚げなんてものもあるのでこれも注文。なかなか美味かった。

他に頼んだのは棒々鶏サラダ、鮮魚のグリル(この日は真鯛だった)、チーズ入りのペスカトーレスパゲッティなど。どれも無難にまとめていて美味しかったが、一番はやはりチーズ・フォンデュかな。真鯛のグリルもなかなか良かった。

接客については、うるさすぎずカジュアルすぎずで悪くなかったと思う。ちょっとたどたどしい感じではあったが、必要十分ではあったと思う。

お値段は、二人で赤ワインをボトル2本空けて14,000円程度。やっぱり飲みすぎだよなあ(^ ^;)。僕らほどお酒を飲まなければ、一人5,000円程度で納まるのではないでしょうか。

新宿や渋谷など大きすぎる街では、どのお店に行けばいいのか見当もつかないことがあるので、こういう無難なお店はとても便利である。

 


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炭の花 (ダイニングバー / 新宿、新宿三丁目、代々木) ★★★☆☆ 3.5

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おんどる」は新大久保駅近くの韓国料理店。

小・中学校時代の同期会8名で利用。同級生の一人が近所に住んでいてこのお店を利用したことがあり、お薦めとのことで期待して訪れた。

場所は新大久保駅から大久保通りを東新宿方面に歩いて3分ほど行き、車一台がやっと通れるような細い路地に入って30秒ほど。繁盛店特有の活気があり、外観は想像していた「薄暗くて汚い」を見事に裏切り、キレイで明るかった。

店は1階と2階に席があり、僕らは2階席に予約を入れていた。二階は40〜50席程度あり、思った以上に奥行きがあって広い。掘りごたつ式座席に陣取り、メニューを検分。僕らが入店した6時の時点でかなりの席が埋まっており、2時間交代制でお願いしたい旨告げられる。ちょっと残念。

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注文も友人にお任せした。ナムル盛り合わせ、韓国のり、チャンじゃ、韓国冷や奴などの前菜からスタートし、ユッケ、タコ炒め、チャプチェ、チジミなどを続々と平らげ、メインは豚の三枚肉の厚切り焼肉と冷麺で〆た。お酒は生ビールの後はマッコリをガンガン。

料理は何を食べても本当に美味しくて感激したのだが、個人的に特に気に入ったのはキムチチーズチジミと、タコ炒めであった。チジミはキムチの辛みと酸味をチーズがまろやかに包み込み、食感もふわりと仕上がってかなり美味い。タコ炒めはコチジャンと唐辛子で辛く炒め、さらに青唐辛子の輪切りが入ってかなり辛いのだが、これがまたいける。ビールがどんどん進んでしまうね。

豚の三枚肉の厚切りは、鉄板を斜めにしていて、しかも鉄板の一番下の部分に穴が開いていて、油が下に落ちるようになっているので、油を気にせずカリっと焼き上がり、それをサンチュや味噌、それに白髪ネギと一緒に頬張るのが素敵。今回注文はしなかったが、他にも牛の焼肉やビビンバなど、試してみたいメニューが目白押し。いやあ気に入っちゃったなあ。

店員さんは皆さん韓国の方のようです。丁寧に対応してもらって満足です。でもすごく忙しそうで、皆さん笑顔がなかったのがちょっと残念。

これだけ食べて飲んで、お会計は一人5,000円弱でした。これはリーズナブルだなあ。ますます気に入りました。

というわけで、是非また訪れたい良いお店でした。お薦めです!

 


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おんどる (韓国料理 / 新大久保、大久保、東新宿)
★★★★ 4.0

古い仲間との飲み会を設定するにあたり、「宮崎地鶏炭火焼 車 有楽町店」を食べlogで「有楽町」、「居酒屋」で検索して見つけ予約。男4人、全員40代男というメンバーである。

お店は有楽町駅から新橋に向かうJR線の高架下、にある。マリオン前からニュートーキョーを左に見て、晴海通りを左折して2分ほど歩いたところ。大きな「車」一文字の看板が目立ち、分かりやすい。半地下になっており、階段を数段下りて店内へ。

予約席には担当者からのご挨拶のカードが置かれており、接客に工夫をしているようだ。内装も落ち着いていて居酒屋というよりはダイニング・バーのようだ。有楽町という場所柄もあり、客層も比較的落ち着いていて騒々しくないのも好ましい。

さて、タイトルに「ちょっと残念」と書いてしまったが、残念だったのは料理である。まずメニューのラインナップが少なく、ほとんど鶏料理ばかりだったこともちょっとバリエーションに欠けていると感じた。予約にあたって「鶏料理屋」ではなく「居酒屋」で検索してヒットした店だったので、鶏料理が中心だろうが、鶏以外の居酒屋メニューも普通にあるだろうと思っていたのだが、ほとんどが鶏料理ばかりであった。

お店が設定したのか参加者が設定したのか分からないが、鶏料理オンリーであるならば、「居酒屋」カテゴリーではなく、「鶏料理」カテゴリーに登録した方がより親切だと感じた。

あと、全体的に味付けが濃すぎて塩辛い点が残念だった。お通しも辛くて全員残してしまったし、鶏のモモ肉の炭火焼もかなりしょっぱくて難儀する。

あと、鶏以外の創作料理についてもちょっと首を傾げるものが多かった。「焼き野菜のシーザーズサラダ」だが、大きく切り出したパプリカなど数種類の野菜を炙ってその上にシーザーサラダドレッシングがかけてあるだけ。しかもボリュームがとても少なくて、平皿にこぢんまりと盛ってある。

これを「サラダ」と呼ぶのはかなり苦しいと感じつつ、「酢キャベツ」も試してみたが、これは生のキャベツにお酢がかかっていた(我々はザウアークラウト的なものを想像していた)。うーんという感じ(^_^;)。

肝心の鶏については、もも、軟骨、せせりを試してみた。歯ごたえはいいのだがやっぱり塩辛い。それともう一つ気になったのが鶏が妙に黒いことだ。あれは宮崎独特の料理法なのだろうか?炭焼きの墨がへばりついてしまったように黒く焼けこげている感じでちょっと抵抗があった。

お酒は4人でビールを一杯ずつ飲んだあと赤ワインを一本注文。お酒にはもちろん問題なく、美味しく頂いた。ただ、上述した感じで食事が進まず、ワインを一本空けた時点でお店を出ることに。滞在時間約40分、お会計は4人で12,000円程度だった。

接客はしつこすぎずラフすぎず快適だったし、お店の内装も良かったのでちょっと残念だった。たまたま僕らが行った日だけが塩辛かったのかもしれないが、ちょっと僕らにはキツかった。

 


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宮崎地鶏炭火焼 車 有楽町店 (鳥料理 / 日比谷、銀座、有楽町) ★★☆☆☆ 2.5

旬菜バー しばらく」は、渋谷駅東口から明治通りを原宿に向けて5分ほど歩いたところにある居酒屋さんです。

何度か友人に連れられて来ていたのですが、知人と男2人で渋谷で飲むことになり、ふと思い出して予約してみました。渋谷で40代男性2人がゆっくり落ち着いて飲めて、しかもリーズナブルでというと、金曜日は特に難しいですよね。

入口はあまり目立ちませんが、一応看板が出ています。地下に下りると重たい引き戸があり、ちょっと洞穴風な雰囲気です。カウンターが10席程度と4人掛けのテーブル席が半個室状態で並んでいます。テーブル席の椅子は木製で、クッションがないので、長く座っているとお尻が痛くなります。

前に来たときも感じたのですが、このお店は客層が落ち着いているので大人の男性2人でも入り易くて助かります。渋谷だと学生さんや若い人達に圧倒されてしまい、静かにチビチビ飲む場所を探すのが大変なので、この点はポイント高いです。この日も30代、40代の方達が中心で、学生さんは皆無のようです。

メニューは和洋折衷の今どき居酒屋メニューです。創作し過ぎていないところが好感が持てます。お酒は日本酒と焼酎中心ですが、ワインも赤・白それぞれ数種類ずつ置いています。カクテルもそれなりにあるようです。

注文した料理のうち、インパクトを感じたのは鶏の唐揚げです。一口大に切ってから揚げるのではなく、大きなまま揚げて、カットした物が出てきます。中華風のソースと良く合い、鶏の揚げ具合も丁度良くジューシーで、なかなか良かったです。お刺身には残念ながら情熱を感じませんでした。

接客についてはかなりフランクですが、言葉数ばかり多くて意味をなさないチェーン店のマニュアル接客よりはずっと良いと思います。簡潔にして必要十分です。失礼な対応などはまったくありません。

お値段ですが、男二人でビールを一杯ずつの後で赤ワインをフルボトルで2本飲み、あれこれつまんで一人6,000円でした。まあこんなものでしょう。及第点です。満足です。

1. 渋谷で、2. 金曜日に、3. 40代の男2人で、4. 静かに、5. そこそこの値段で、6. 、そこそこの料理とお酒を、7.そこそこの雰囲気で、8. そこそこの接客レベルで。

上記8つのポイントを見事に網羅しています。そういう意味で満足ですし、今後も利用したいと思います。どこも予約せずに週末の渋谷で上記ポイントを全部抑える居酒屋を見つけるのはとても困難だと思いますので、個人的には気に入っています。

椅子にクッションだけは置いて欲しいな〜。

 


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旬菜バー しばらく 渋谷店 (居酒屋 / 渋谷、神泉、表参道)
★★★☆☆ 3.5

日曜の昼過ぎにアップルストア銀座に行く用事があって銀座へ。

昼ご飯がまだだったので、どこかで蕎麦でも食べたいなと思いつつ銀座に到着したので、つい先日アップデートされたばかりの食べlogアプリをiPhoneから起動して近所の蕎麦屋さんを探す。

すると、現在地から500メートルほどのところに「明月庵田中屋 ぎんざ本店」なるお店があることが判明。iPhoneのGPSで場所を確認しながらぶらぶら歩いて到着。便利だ。

場所は銀座6丁目、晴海通りから並木通りに入って最初の角を右折し、外堀通りと並木通りの間にある路地にある。入口は明るい雰囲気で、ちょっと本格的なお店という佇まい。店内も明るい雰囲気で排他的だったり怖かったりということはない。13時30分過ぎに入店したが店内はほぼ満員の盛況であった。

メニューをざっと眺めると、品数の多さが目についた。そば(うどんもできる)の種類はそれほどでもないが、つまみの数が多い。うむむ、これは飲んべえとしては魅力的な構成だ。と思いつつふと周囲を見回すと、銀座で日曜の昼下がりというロケーションと時間のせいか、ほぼ全てのテーブルで大人な雰囲気の皆さまがビールや日本酒をクイクイやってらっしゃる。うーん素敵だ。

でも僕はこの後予定が色々あるのでアルコールは自粛して「豚冷しゃぶそば(ゴマだれ)」を、相棒は「ゴマだれそば」を注文。あーお酒飲みたいなあ。

到着したお蕎麦ですが、僕の豚しゃぶそばは、具にトマトや水菜も乗っていてかなり「今どき」風でした。豚肉は柔らかい肩ロースと思われ、脂身が丁寧に取り除いてあった。ゴマだれの味がちょっと薄いというか、醤油っけが足りなくて蕎麦の汁としてどうかな、という感じ。種のインパクトが強くて(トマトと豚肉だもの)蕎麦に注意が回らないが、それほど強い主張があるわけではないが、無難に美味いと思った。

相棒が頼んだ「ゴマだれそば」を一口もらうと、あらら、こちらのタレはしっかり醤油っけがあってコクが良い感じ。あれーこっちにすれば良かったか?

老舗蕎麦店のお蕎麦はボリュームが極端に少なくてガッカリすることがあるが、ここはボリューム的には結構あって普通におなかがいっぱいになった。

接客は何だかスマートではない点が目についたというのが正直なところだが、不満というほどでもない。まあ可もなく不可もなくといったところか。お酒を注文しなかったのだが、お茶はお願いしないと出てこなかった。だが、このお茶(玄米茶だった)が猛烈に美味しかった。頼まないと出てこない点をマイナスすべきか、猛烈に美味しいお茶だった点をプラスすべきか、悩むところだ(笑)。

お値段的にもボリュームの割にはリーズナブルといって良い価格だと思う。お酒抜きで二人で2,500円。まあまあだよね。

銀座で「蕎麦」となった時にはまた立ち寄っても良いかな、と感じた初訪問だった。次回は夕方に来てチビチビ飲みたいなあ。あ、そうそう、ちゃんと確かめたわけじゃないが、近くのテーブルの方がハモの刺身を食べていたような気がする。蕎麦屋さんでハモの刺身がツマミにあるってのは何だかずいぶん素敵な気がする。夏だねえ。

 


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明月庵田中屋 ぎんざ本店 (そば / 銀座、東銀座、日比谷)
★★★☆☆ 3.5

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アマルフィイ・デラセーラ(Amalfi Della Sera)は、鎌倉の七里ケ浜にあるカジュアル・イタリアン・レストランです。

鎌倉でランチをということで訪れました。ゴールデン・ウィークの好天日ということもあって周辺のお店はどこも長蛇の列でした。デラセーラは崖の上にあるのですが崖の下にある本店(?)「アマルフィイ」もお店の前に長蛇の列が出来ていました。

一瞬くじけそうになりつつも、ここで負けてはいかんということでアマルフィイの脇を抜けて江ノ電の線路を横切り(踏切もなにもないので注意)、細い階段をとことこと上って行きます。すると石段の途中から行列になっていました。うーむ予想通り。丁度立ち止まったところに立て札があり、「この位置からだと一時間以上の待ち時間」とのこと。時計を見ると13時半前でした。どうしようかと思いましたが、せっかくここまで来たので、頑張って並ぶことに。

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ほぼ予定通り1時間の行列を経て順番になりました。でも待った甲斐があり、海沿いの一番景色の良い席に案内してもらえました。後から気付いたのですが、どうもこのお店、お客さんの年代別にお客さんをグループ分けして席を決めているような気がします。若い世代の人達は若い人達同士で固めて後ろの方に、比較的年齢が高いお客さんは海沿いの景色の良い席に、という風に。

証拠はありませんが、僕らが通された席の周辺はすべてそれなりの大人が座っており、若い人達は入口周辺のごちゃごちゃした席に固まっていました。若い人達から見たら「アレレ」かもしれませんが、僕ら大人世代からすると、とっても嬉しいサービスですね。

というわけで絶景の席に通されてスパークリング・ワインとプレフィクスを注文。メニューは二種類で、どちらのメニューもセコンドはなし、メインがパスタかピッツァというメニューです。二人でパスタとピッツァを一つずつ選んでシェアすることにしました。

最初にブルスケッタが一緒盛りで出ます。サラダとパンの盛り合わせという感じですね。このお店、店員さんはイタリア語と日本語のちゃんぽんで会話しています。入店の際も「いらっしゃいませー」という声と「ボンジョールノ」という声が入り交じり、不思議な感じです。僕が座った席のすぐ後ろにパントリーがあったのですが、オーダーもすべてイタリア語で通しています。

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サービスは一環して非常にカジュアルです。ゴールデン・ウィークの繁忙期なので、臨時雇いの不慣れな店員さんも多いようですが、たどたどしくも初々しい感じがしました。

テラスの席の頭上には赤い大きなパラソルが折り重なるように開いていて、日差しを遮ってくれるのですが、これはどうやら頭上を旋回し続けている鳶除けの役割も果たしているようです。パラソルがなかったら、きっと鳶が急降下してきて皆のランチをさらっていってしまうでしょう。

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続いては前菜の盛り合わせです。サーモンのマリネ、きのこのソテー、ひよこ豆を煮たもの、それに鴨の薫製でしょうか。どれもカジュアルで、それほど手の込んだ料理ではありませんが、天気の良い日に目の前の海と青空を眺めながら頂くにはぴったりの、爽やかな出来だと思います。

時折江ノ電の電車がやってくると崖下の方から電車の音がかすかに聴こえますが、かなり急な断崖の上にあるため、国道を走る自動車の騒音はまったく聴こえません。これは食事をするのにとても良いですね。以前崖下の「アマルフィイ」のテラスで食事をしたのですが、車の音がかなり気になりました。崖上までの距離感に感謝です。

メインはピッツァはマルゲリータに、パスタはいずれもペンネだったのですが、魚のオイルソースにしました。

これがどちらもなかなかでした。繰り返しになりますが、もともとそれほど凝ったものを期待する雰囲気ではなく、カジュアルに雰囲気を楽しむ時間とスペースだと思っていたのですが、それにしては上出来だと思います。ペンネはあとはミートソースのラグーソースと、ゴルゴンゾーラソースで、どれも美味しそうで迷いました。

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デザートの盛り合わせとコーヒーで〆。タルトもチョコレートケーキもパンナコッタも美味しかったですよ。

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目の前の湘南海岸を、ヨットがゆったりと進んでいきます。こんな景色を眺めながら食事が出来るだけでも、十分価値があるお店だと思います。

晴れた夏の夕暮れに訪れたら最高だと思います。相当分かりにくい場所にあるお店ですが、是非チャレンジしてみていただければと思います。

 


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アマルフィイ デラセーラ (ピザ / 七里ヶ浜、鎌倉高校前)
★★★★★ 5.0

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京都旅行の際に立ち寄りました。

京都といえば京料理・和食というイメージですが、ずっと和食ばかりも飽きるだろうということで、二日目の夜はフレンチに行こうということになりました。

まったく土地勘がないので事前に食べlogサイトで検索し、あちこち調べてみて、リーズナブルなお値段と高い評価のこのお店「ティアレ」(Tiare)にお邪魔することにしました。

「ティアレ」とはタヒチの言葉で花という意味だそうですが、お店に到着してドアを開けると、まさに楽園のようなパステルカラーの明るい店内が飛び込んできます。でも明るいといっても、眩しすぎたり事務的な雰囲気なわけではなく、証明は落とし気味でしっとりとした良いあんばいです。

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訪問したのは月曜日だったのですが、我々が到着するとお店には「本日は予約で満席です」との貼り紙が。おー、予約しておいて良かった。よっぽどの人気店のようで、期待が高まります。

食前酒にシェリーを頂きつつメニューを検分します。コースは3,900円のAコース(魚か肉をチョイス)、4,900円のBコース(魚と肉が両方つく)、4,500円のCコース(Aコースの肉が仏シャロレー牛ステーキになる)、それに6,000円と7,500円のスペシャルコースがあります。

この日は魚な気分だったので、Aコースでメインは魚でお願いしました。この日の魚料理は「ヒメジのポアレ」で、お肉は仔羊でした。

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満員の店内のあちこちで、先客の方々はカジュアルにリラックスして食事を楽しんでいます。

ワクワクしながら待っていると間もなくやってきたのがアミューズのズワイガニのフラン。カクテルグラスにはズワイガニのムースと、その上に蟹肉がたっぷり乗ったソースがかけられているのですが、これが「あっ」と思わず声をあげてしまうほどの美味なのです。しっかりとした味付けとズワイガニの歯触りがマッチしてとろけるようです。

大喜びしつつ白ワインをグラスで頂きつつ前菜がやってきます。前菜はサーモンのマリネとマグロと野菜のジュレで、こっそり料理の下にホタテ貝も隠れていました。盛り合わせになっている前菜がどれもひとつ一つビックリするほど美味しくて、いちいち声を上げてしまいます。

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続いてはスープ。この日はインゲン豆のポタージュでした。これも美味しい!

水準の高さに驚きつつ、いよいよメインはヒメジのポアレです。これがまた何とも言えない美味しさでした。メインのお魚ももちろんですが、お魚の周りを彩っている様々な付け合わせ料理がとても手が込んでいて、しかもどれもハッとする美味しさです。

この時点でもうすっかりおなかがいっぱいになってしまったのですが、それでも「こんなに美味しいなら、お肉も付いてるBコースにすれば良かった」との想いが湧いてきます。

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デザートも盛り合わせです。お皿の数は5皿ですが、とにかく何でも盛り合わせになっているため、品数が猛烈に多いのが満足度を上げる一つの要因です。しかもどれもとっても美味しい。こんなお得なお店はなかなかないですよ。デザートのココナッツのムースもタルトもソルベも、どれもしっかりしたお味で大満足でした。ちなみにデザートではなくチーズにもできます。

対応してくださったマダムや男性店員さんの対応もとても明るく暖かく、思わず話しかけてしまうような雰囲気でした。

これだけ満足してお会計が一人6,000円なのですから驚きです。京都のフレンチ界ってひょっとして超ハイレベルなのでしょうか?

次回の京都訪問でも絶対訪れようと誓うとともに、こんな素敵なお店が家の近所にあったらどんなに良いだろうと、京都にお住まいの皆さんを心から羨ましく思う、そんな初回訪問でした。

大満足でした。お奨めします!

 


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フレンチキュイジーヌ ティアレ (フレンチ / 京都市役所前、烏丸御池、丸太町)
★★★★★ 5.0

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京都旅行の際に立ち寄りました。

It's Gion 2 Deux (イッツギオンッデュー)は、祇園という響きに憧れて、食事の後はバーでゆったり飲みたいと思い、出かける前にホテルから食べlogサイトをチェックして見つけました。

食事を終え、ぶらぶらと三条から鴨川を渡って祇園へと入り込み、白川という川沿いの何とも雰囲気の良い小径をそぞろ歩きつつお店を探します。並木はソメイヨシノです。桜は二週間前が盛りでしたが、さぞかし見事な景色だったでしょう。

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入り組んだ路地にはあちこちに紅い提灯が灯り、何とも言えない風情です。そんな中、ひっそりと看板が出ていました。事前に調べてなければ絶対に分からない場所ですし、ここがバーだということすら分からないでしょう。iPhoneを持っていてGPSで場所を確認しながらだったので何とか辿り着けました。恐るべき隠れ家っぷり!

狭い階段を上ると入口があります。ドアを開くと店内は証明は暗いものの思いの外開放的な雰囲気です。弓なりになったカウンターを中心に、和モダンな内装です。何とも祇園らしいなあ。

窓際の席が空いていたので陣取ります。窓からも桜が見えていますが、残念ながら花は残っておらず、完全な葉桜です。それでも窓の下を流れる白川のせせらぎを聴きつつ眺める桜並木は何とも言えぬ美しさです。

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飲み物はジャマイカのラム、Plantation 1983をロックで注文しました。ショットで1,400円でした。これはかなり高いと思います。やはり場所が良いし、超隠れ家なので仕方がないでしょう。向かいの席にはとってもただモノではない雰囲気の舞台演出家なゲイっぽい男性とパトロンぽくてこれもただモノではなさそうな女性が座り、翌日の舞台について何やら話し込んでいました。むむむー。

もう一杯と思い、アメール・ピコンを頼んだのですが、店員さんはピコンをご存知ありませんでした。ではということでペルノのソーダ割をお願いしました。

ほろ酔い気分で窓の外を眺めていると、あっという間に時間が過ぎていきます。これで窓の外に満開の桜があったらホントに凄いことでしょう。この雰囲気だけで充分満足です。すごい店だな、これは。

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祇園の夜をすっかり満喫してお店を出ました。さらさらと流れる川の音を聴きつつ外に出ると、隣の建物は芸妓の置屋さんでした。置屋というのは東京ではほぼ絶滅してしまった業態だが、京都ではしっかり生きていることを実感。

しかし何とも雰囲気の良いお店でした。いつか桜が満開の時に来てみたいけど、それは至難の技でしょうねえ。

そんな祇園の夜でした。

 


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イッツギオンッデュー (バー / 四条、三条、三条京阪)
★★★★ 4.5

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京都旅行の際に立ち寄りました。

今まで一度も京都で夜を過ごしたことがなく、旅行で訪れる際には是非先斗町か祇園で京料理を楽しんでみたいと思い、事前に食べlogサイトで下調べをして、この店を選びました。

お店選びのポイントは大きく2点、予算と雰囲気でしたが、実際訪問したところ、どちらもとても満足でした。

東京から電話で予約をお願いし、初めての訪問で東京から行く旨説明したところ、丁寧にメニューの説明をしていただき、お薦めの6,090円の京会席の「桜」コースを予約することにしました。コースは京会席ほか湯葉コースや京鍋コースなどがあり、それぞれグレードも分かれているため、お薦めをずばり教えていただき、助かりました。

当日は四条河原町から先斗町を北上する形でお店に到着。初めての先斗町でワクワクでした。お店に入ると一階と二階のどちらの席が良いかと聴かれ、景色が良さそうな二階席をお願いしました。二階席はカウンター6席で、ほりごたつになっており、しかも全席が鴨川に向かって座る形でなかなかの風情です。

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ビールをお願いし、コースがスタート。コースは先附、八寸、御椀、造里、焚合、中皿、御飯、香物、留椀、デザートというラインナップでした。

右の写真は先附と八寸の盛り合わせ。ホタルイカと九条ねぎの酢味噌和えはまさに旬の味、フキを炊いたものも、歯ごたえが良くシャキシャキとした食感が楽しめます。ゴリという小魚ははじめて食べたような気がするのですが、佃煮のように辛くない、ふわりとした煮染感が新鮮でした。

御椀はタケノコと白身魚(名前忘れました)を出汁で炊いたもので、これはまさに京の味!東京のとは明らかに異なる淡い色の出汁で頂く旬のタケノコは最高でした。この後もタケノコは何度も登場し、まさに旬という感じでした。

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ビールの後はお酒を注文。どうせなら京都のお酒をということで、「英勲」の純米酒を冷やで頂きました。左の写真がお酒です。一号ずつ氷が詰まった器にお銚子とお猪口も一緒に冷して登場します。

英勲の純米は、しっかりとしつつも重すぎない、いかにも春らしい風情のお酒でした。低めの温度が合うように思うので、氷を詰めた器というのがぴったりだったように思います。

造里はマグロとタイ(かな?)。ぼってりとした大きな切り身のマグロは赤味でした。この赤味がかなり美味しくてちょっと感動しました。白身もおいしかったです。焚合はタケノコとタコです。タケノコは二度目の登場。出汁もビシッと決まって美味いです。

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中皿はお魚の素揚げです。名前を教えてもらったのですが忘れました。恐らく川魚ではないかと思うのですが、臭みもなく上品に淡い身で、お酢に浸していただくのですが、このお酢がまた上品で良い感じ。付け合わせのレンコンの存在感も悪くなかったです。

御飯とお味噌汁がやってきます。御飯はタケノコ御飯。タケノコは本日何と3回目の登場ですが、飽きないですね。旬の威力ということでしょうか。お味噌汁は赤出しにたっぷりのネギが入って僕好みでした。

すっかり満足してあとはデザートです。本日のデザートはほうじ茶のゼリーでした。ほうじ茶のゼリーに黒蜜ときな粉が掛かっていて、口に入れると冷たいあべかわ餅状でビックリ。予想しない味でした。もう一度食べてみたいです。その後コーヒーが出てコース完了でした。美味しかったです。

お料理、雰囲気、コストパフォーマンスと大満足でしたが、一部接客にはちょっと不満な点がありました。まだタケノコ御飯を食べているのに、デザートとコーヒーが出てきてしまったのです。それまではタイミング良く気配りしてくださっていたので、どうしてそのタイミングだけおかしかったのか不思議ですが、デザートは食事がちゃんと終わってから頂きたかったので、ちょっとだけ残念でした。

でも全般的には非常に満足度の高い食事でした。鴨川の水面に映る京の夜景を眺めつつ頂く英勲は格別でしたよ。夏場は川床もあるようで、その時期にも是非チャレンジしてみたいです。

 


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京料理 富美屋 (京料理 / 三条、三条京阪、京都市役所前)
★★★★ 4.0

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