図で考えるとすべてまとまる by 村井瑞枝 [Book Review]

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村井瑞枝氏著、「図で考えるとすべてまとまる」を読了。

まず結論。非常に良い本だった。図を書くのが得意な人はこの本を読む必要はないだろうが、僕自身が図を書いて物事を考えるテクニックを持っておらず、身につけたいと思っていたので、まさに渡りに船で、勉強になったし面白かった。

物事を考える際に図にして書くと良いというのは、そもそも吉越浩一郎さんの著書で読み、自分にないテクニックだと気づき、習得したいと考えた。だが、吉越さんの著書は図解に特化した本ではなかったので、何か図解に特化した本を読みたいと思い、何冊か図書館で借りたい書店で立ち読みしたりしていたのだが、ピッタリくるものに巡り会えていなかった。

この「図で考えるとすべてまとまる」は、小飼弾氏の404 Blog Not Foundで紹介されていて、これはと思いすぐに購入してみたもの。

本書を読んで得られたメリットは、大別して3つの解を得られたことだ。「何故図を書くのか」、「どんな図を書くのか」、「いつ図を書くのか」。

加えてもう一つ、「この程度の図で良い」ということが分かったのも大きなメリットだった。図を書き慣れていないため、どうしても難しく考えすぎてしまい、壮大なものを書こうとして挫折していたのだが、本書で紹介されている図は、丸、三角、四角、直接を組み合わせた、非常にシンプルなものばかりで、とてもハードルが低くなり、安心できた。

あと、箇条書きを三段に分割したような、ちょっとした表のようなものも、立派な図として機能していることを知り、これも気が楽になった。基本的なパターンとそのパターンをどのようなシーンで使うかというシュミレーションが一式頭に入っていると、実践の場でもすいすいと使えるに違いない。

本書ではPPTやWordなどにまとめる前に、まずは手書きで図を書くことを推奨している。これには僕も同意である。手書きにはソフトの機能的な制約がないため、自由に書けるし、書きながらどんどん思考が変質してしまうことも、手書きの図ならOKだ。

何もアイディアが思いつかない時も、方眼紙のノートを開き手にボールペンを持つ。とにかく思いついたキーワードを書き始めると、そこから勝手に言葉が溢れてくることがある。今までは文字を丸で囲んで線でつなぐ程度のことしかできなかったが、これからは本書で学んだ図を用いて、より楽しくアイディアを書いていきたいと思った。

シンプルだけど勉強になる良書でした。

 

図で考えるとすべてまとまる

 

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このページは、ttachiが2009年9月29日 12:09に書いたブログ記事です。

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