JR鎌倉駅から徒歩10分ほどの大町の比企谷(ひきがやつ)にある日蓮宗の寺院「妙本寺」に参拝してきたのでご紹介しよう。
妙本寺は本覚寺から大町四つ辻に抜ける道から山に向かって分岐する道の奥にある。
総門から入っていくと、鬱蒼とした緑に囲まれ、鎌倉駅からすぐ近くであることを忘れる静寂に包まれる。
気軽に訪れられ自然も豊か、しかも日蓮宗最古の寺院と歴史も古く、祖師堂は鎌倉最大級の木造仏堂建築で見事だ。
さっそく紹介しよう。
Contents
妙本寺 基本情報
寺院名 | 妙本寺 |
---|---|
住所 | 神奈川県鎌倉市大町1-15-1 |
電話番号 | 0467-22-0777 |
創建年 | 文応元年(1260年) |
宗派 | 日蓮宗 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | なし |
ウェブサイト | 公式サイト |
妙本寺 御由緒
以下、妙本寺公式サイトからの引用。
妙本寺は、日蓮聖人を開山に仰ぐ、日蓮宗最古の寺院です。開基は、比企能員の末子で、順徳天皇に仕えた儒学者比企大学三郎能本です。
この地は比企能員一族が住む谷戸(やと)であったところから「比企(ひきが)谷(やつ)」と呼ばれています。しかし、比企一族は建仁3年(1203年)に権力保持を目論む北条一族によって滅ぼされました。その争いを「比企の乱」といいます。
比企の乱の時、まだ幼少で京都にいたため生き延びたのが比企大学三郎能本でした。能本は、鎌倉の町に立って生命がけの布教をされている日蓮聖人に出会い、「わが一族の菩提を弔って下さるのは、このお聖人しかいない!」と決心し、自分の屋敷を日蓮聖人に献上したのが妙本寺の始まりです。
日蓮聖人は、文応元年(1260年)比企能本の父・能員と母に「長興」、「妙本」の法号をそれぞれ授与し、この寺を「長興山 妙本寺」と名付けられました。
妙本寺 地図とアクセス
JR鎌倉駅東口から徒歩10分。
最新!妙本寺 1回目の参拝レポート 2022年6月
参拝日
2022年6月12日(日)の午後に参拝。
当日の様子
▲ やってきました妙本寺。
妙本寺は非常に奥に向かって広い。
ここから奥に見える総門まで、すでに100メートルくらいはある。
▲ 総門のところで子供たちが遊んでいて懐かしい気持ちになった。
▲ 総門のところにあるご由緒。
▲ そして総門を潜って奥へと向かう。
▲ 鬱蒼と繁る緑に迎えられる。
木々の中を進むとかなり暗く、山の中に入ったかのようだ。
▲ 行く手が二手に分かれており、左に進むところにあるのが方丈門。
境内地図によると方丈門を潜って進むと奥に本堂が、右手に進むと祖師堂があるようだ。
まずは本堂に向かうことにする。
▲ 方丈門の脇には見事なアジサイが咲いていた。
▲ 色が濃くて美しい。
▲ この日は快晴なのだが参道の敷石は前日の雨で濡れていた。
木々の深さを思い知る。
▲ 緑に包まれる本堂が美しい。
▲ 鎌倉駅から徒歩10分とは思えない静寂のなか、ウグイスの声が響いている。
▲ 朱塗りの立派な門は二天門。ここで二方向に別れていた道が合流する。
▲ 二天門の奥には祖師堂がある。
奥の緑と快晴の空の青、そして静寂。
大袈裟ではなく息を飲む美しさだ。
▲ 祖師堂は鎌倉最大級の木造仏堂建築とのこと。
日蓮宗の開祖である日蓮聖人(祖師)を祀るお堂で、江戸時代天保年間に建立。
▲ 圧倒的な存在感。
高野山の金剛峰寺を初めて訪れたときのことを思い出した。
▲ 祖師堂の近く建つ日蓮聖人の像。
▲ 二天門の奥に、参道の鬱蒼とした緑が連なっている。
紅葉の季節は見事だろう。
この日のまとめ
今まで表通りから総門をちらっと見てはいたが、こんなに奥が深く鬱蒼としている場所とは知らなかった。
四季折々の美しさが素晴らしいだろう。
是非紅葉の時期にまた参拝に訪れたいと思う。
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作家/ブロガー/心理カウンセラー/コンサルタント/イベントプロデューサー/歌手/株式会社ツナゲル代表取締役社長兼C.E.O.など、複数の職業を持ち多面的に活動するスラッシャー。
著書に「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「サラリーマンだけが知らない 好きなことだけして食っていくための29の方法」「ノマドワーカーという生き方」などがある。
東京六本木と鎌倉のデュアルライフ実践中。
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