全てのブロガーのバイブル! 目立つ力 by 勝間和代 [Book Review]

| コメント(0) | トラックバック(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 |このエントリーをdel.icio.usに追加する
51kLIXZbbNL.jpg

勝間和代氏の「目立つ力」を読了。

素晴らしい。勝間氏の著書は4冊目だが、個人的には群を抜いて素晴らしい本だ。これはずっと手許に置いて何度も読み返したい。僕にとってバイブルとなる一冊だ。

本書はブログによって自己表現をし、そこから自己実現していきましょう、という内容なのだが、これはまさに僕自身がいま実行していることと一致している。何らかの形で人生を充実させ、成功させていきたい人間にとって、今後ブログはなくてはならないメディアだし、それを補完するTwetter、Tumblr、Brightkite、Facebookなどのサービスをいかに組み合わせて充実させるか、それが非常に重要である。

そして本書の論旨で僕が強く共感したのは、ブログで表現する目的を、ブログがなければ絶対に出会うことができない人と繋がり、そうして知り合った人同士が結びついていくことで生まれる力の破壊力がいかに強烈であるかについてである。

僕自身も、このブログの前身となるインターネット日記を書き始めて13年以上経つが、この「知り合う力」の強烈さは、他の何者でも得ることができない強い武器となる。

ブログを「モビルスーツ」や「立体名刺」と表現する点も非常に分かりやすくて好きだ。友達がブログを書いていれば、数年会っていなくても、いつも顔を見ているような気分になるし、初対面の人にブログのURLを教えて読んでもらえば、それだけで僕がどんな人間か、何を考えて生きているかなどを、あっという間に伝えることができる。これが双方向で行われれば(両者がブログを書いていて、両者がブログを読むようになること)、効果は抜群である。

というわけで本書はブログを書いてみたいと考えている人、ブログを始めたものの、うまく軌道に乗せられていない人、ブログを書いている人で、もっと自分のブログを充実したものに育てていきたいと考えている人などには、非常に良いガイドとなるだろう。

逆に、著者自身があとがきで書いているとおり、ブログに特化した本であるために、ブログでの自己表現に興味がない人は、読んでも面白くないし、得るところもないだろう。

最後になるが、本書を読む人は、是非勝間氏のブログも購読し、また、彼女のTwitterアカウントもフォローしてから読むと、なお理解がしやすいと思う。

一つ前に読んだ「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」でも感じたことだが、勝間氏はどうも誤解されやすい人のように思うことが増えてきた。あれだけメディアに頻繁に出ているから、目立ちたがり屋で要領の良いワガママな人、というイメージがあったのだが、どうもこの人は、とても不器用で人付き合いが苦手な人(しかもどうやら男運まで悪い)のようだ。

以前からTwitter上での彼女の言動には好感を持っていたのだが、ちょっとずつ彼女の著書が好きになりつつある今日この頃である。

目立つ力

人気ブログランキングへ ← ブログランキングに参加しました。クリックをお願いします!

 

関連エントリー

騎士の十戒 by 太田雄貴 [Book Review]
天皇陛下の全仕事 by 山本雅人 [Book Review]
僕はなぜエルサレムに行ったのか 村上春樹独占インタビュー at 文藝春秋 [book review]
徹底抗戦 by 堀江貴文 [book review]
上地雄輔物語 by 上地雄輔 [book review]
ブエノスアイレス午前零時 by 藤沢周 [book review]
自ら育つ力 早稲田駅伝チーム復活への道 by 渡辺康幸 [book review]

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.ttcbn.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/908

コメントする

free counters

 

 

 

あわせて読みたいブログパーツ

 

 

 

読んでるブログ
読んでるニュース
読んでる日記
Powered by Movable Type 4.23-ja

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このブログ記事について

このページは、ttachiが2009年10月13日 12:45に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ランニング日誌(09/10/13)史上最大の誤差!ラン [Runnin' Higher]」です。

次のブログ記事は「ランニング日誌(09/10/14)記録更新!ラン [Runnin' Higher]」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。