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土手の伊勢屋 訪問レポート 〜 明治22年創業の吉原大門 角の天丼屋は風情たっぷりボリュームも満点の大迫力!! [下町グルメ]

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台東区日本堤の吉原大門の交差点すぐのところにある天丼屋さん「土手の伊勢屋」に行ってきたのでご紹介。

土手の伊勢屋の最寄り駅は三ノ輪だが、僕はこのお店に来るときはだいたい南千住駅から15分ほど歩いて来ることが多い。

土手の伊勢屋の創業は明治22年、1889年だという。

当時は吉原遊廓華やかな時代で、遊廓に遊びに来る人達で賑わったそうだ。

僕が初めて土手の伊勢屋に来たのは20代半ばで、当時は三代目店主が出す、甘くて濃いタレと、モコモコの衣、そしてごま油で揚げためちゃくちゃインパクトの強い天丼だった。

その後四代目を経て2005年からアルバイトとして入店した若者、谷原秋光氏が五代目を襲名した。

僕が前回このお店に来た2015年は五代目が大活躍していた時期で、天丼も今風の洗練されたものに変わっていた。

しかしその後、五代目・谷原秋光氏が独立して浅草に「天麩羅 秋光」を出店する際にトラブルがあったようだ。

五代目に関する記述は「土手の伊勢屋」の公式サイトからすべて抹消されている。

現状の公式サイトでは、2015年に三代目から四代目に引き継がれたという形に歴史が変更されてしまっていてちょっと残念。

さっそく紹介しよう。

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土手の伊勢屋 基本情報

土手の伊勢屋 お店の外観

▲ この日は平日の金曜日、10時44分、営業開始16分前に到着したが、すでに結構な行列ができていた。

 

▲ 日本堤一丁目の文字。

今では堀も埋められ「堤」も「土手」もまったくイメージできない。

 

▲ 行列の最後尾に並ぶ。

お天気が良いとカンカン照りの日なたに並ぶことになる。

 

▲ 驚いたのが、店員さんが行列一人ひとりに日傘を貸し出すサービスをしていたこと。

これは前回まではなかった。

時代の移り変わりだなぁ。

 

▲ 2Fの看板。

 

▲ 店の角にある看板も風情がある。

 

▲ 正面に回ると白地の爽やかな暖簾。

左側は以前はテイクアウト用の窓口だったが今はテイクアウトは行っていない。

初めてこのお店の存在を知ったのは、若いころこのお店の近所に住んでいる友達から教わったとき。

その友達は夕方にテイクアウトで天ぷらを買って家で食べるのだと教えてくれた。

今は夜の営業もしていない。

土手の伊勢屋 店内の様子

▲ 余裕で1回転目に入れるかと思ったら、何と僕が最後の1人だった。

全部で28席あるが4人掛けに2人だったり1人だったりで7組しか入れない。

僕の座ったテーブルだけが6名がけで、アクリル板で仕切って斜めに相席する形で入店できた。

土手の伊勢屋 メニュー

▲ メニュー。

前回訪問の3年前よりかなり値上がりしていた。

天丼(ハ)は3,000円から3,500円に。

 

▲ ビールやお酒はお値段据え置き。

スパークリングワインは200円値上がり。

土手の伊勢屋 お店情報

店名 土手の伊勢屋
住所 東京都台東区日本堤1-9-2
電話番号 03-3872-4886
定休日 水曜日、第4週火曜日
営業時間 午前11時~午後2時30分
予約の可否・必須かどうか 予約不可
クレジットカード カード不可/電子マネー不可
席数 28席
駐車場 なし
開店日 1889年(明治22年)
ウェブサイト 公式サイト

食べログ

Wikipedia

土手の伊勢屋 地図とアクセス

地下鉄日比谷線:三ノ輪駅から徒歩10分
JR常磐線、つくばエクスプレス、地下鉄日比谷線:南千住駅から徒歩15分

最新!土手の伊勢屋 4回目の訪問レポート 2023年6月

利用日と利用シーン

2023年6月16日(金)の昼に1名で利用。

予約不可なので予約はなし。

当日の様子

▲ まずはサッポロの赤星で乾杯。

 

▲ シンプルな箸袋。

 

▲ お茶と箸休めのお新香。

 

▲ お酒を頼むと穴子の骨せんべいがサービスされる。

天丼のタレで甘い味付けがされていて美味しい。

 

▲ 単品のお新香を追加してビールのつまみに頂きつつ天丼を待つ。

1回転目で僕が最後の入店だったので天丼が出るまで時間がかかる。

 

▲ そして登場、天丼の(ハ)である。

ビジュアルが以前よりも縦方向にうず高く積まれるようになった。

丼を横断しているのは穴子、そして縦に積み上がっているのが海老と河豚とのこと。

海老が2本から1本になった代わりに高級魚の河豚を追加している。

そして今回も丼の蓋は閉じられず、最初からひっくり返した状態で出された。

もともと天ぷらが多すぎるため、食べるときに一時的に具を除けるための蓋なのだ。

蓋は天丼(ハ)だけに付く。

 

▲ レンコン。

 

▲ これがどーんと大きい河豚。

歯ごたえがあってプリプリしていて美味しいが、海老2本の方が喜ぶ人は多いかもしれない。

 

▲ 穴子もすごい迫力。

左の蓋に一時的に具を除けている。

 

▲ そして一番下に小海老とイカのかき揚げが隠れていた。

ごはん少なめにしてもらったがすごい迫力だ。

やや濃いめのタレではあるが、昔のような重さはなく現代風になっている。

 

▲ 食事を終えて店を出たら、かなり長い行列になっていた。

席数が少なく一組ずつ丁寧に揚げていくので、かなり時間がかかる。

スタッフの対応

皆さんに良くしていただき感謝です。

お会計

4,300円(税込)。

この日のまとめ

ちょうど3年ぶりの再訪。

四代目の天丼は変わらず美味しくボリューム満点。

末長く繁昌してもらいたい。

過去3回の訪問レポートは次のページ以降にありますので併せてどうぞ。

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