10. ちょっとした贅沢を用意する
早起き習慣を始めてしばらくは、週に1回だけ、朝にスタバに寄って朝食を食べるようにしていた。
スタバのサンドイッチは結構高い。コーヒーとサンドイッチで700円近くかかる。
当時僕は親の借金を身代わり返済していたのでお金がなくて、お昼ごはんは自分でお弁当を作って持っていっていた。
だから本当は朝食に700円というのは、かなり贅沢なことだった。
でも、マクドナルドではなくスタバで、しかも7時オープンのお店に開店と同時に入り、ジャンクではない朝食を食べ新聞を読む。
これを自分への「早起きへのご褒美」として許可していた。
朝一番のスタバには、早起きで「仕事がバリバリできそう」な男女が静かに自分の時間を過ごしている。
そんな中に自分自身を置くことで、自分もすごく頑張っているような気分になれたし、実際頑張っているんだと実感できて嬉しかった。
早寝早起きは慣れてしまえば当たり前の習慣になるのだが、最初は眠くて大変なこともある。
だからこそ、頑張っている自分に「ちょっとしたご褒美」作戦は、僕にはとても有効だったし、楽しかった。
まとめ
体質、仕事、環境は人それぞれだ。
明け方寝て昼に起きるライフスタイルが一番という人もいるし、僕などよりもっと早く寝て3時起きをしている友人もいる。
だから、これが絶対の正解というものはない。
ただ、多くのビジネスパーソンは、「会社」の就業時間という枠に拘束されて生活している。
だからこそ、その拘束時間の「前」を最適化するのか「後」を最適化するのかがポイントになってくる。
仕事で9時間も10時間も自分の体と心を酷使した後の疲れた自分を最適化するのは非効率的だと僕は感じた。
夜は自分の心と身体をいたわるケアの時間にしてさっさと寝てしまい、朝の一番フレッシュな自分を、一番自分の好きなこと、やりたいことのために取っておく。
こちらの方がすごく理にかなっているし、実際朝型にシフトしたことで、僕の人生は完全に別のものへと変化した。
早起き型にシフトするコツは、いきなり何時間も早くするのではなく、30分単位で徐々に早くしていくこと。
今まで7時に起きていた人は6時半にする。そしてその分30分早く寝る。
早起きへの移行期間は、多少寝不足になっても決めた時間に起きてしまうのもコツだ。
前の晩眠るのが遅くなっても翌朝は頑張って起きれば、翌日の夜は眠くてイヤでも早く寝てしまえる。
1週間から2週間で30分早く寝る生活に慣れてきたら、さらに30分早くしてみる。
そしてその分寝る時間を早くする。
これを繰り返し、最終目的の起床時間まで持っていく。
最終的な起床時刻を何時に設定するかは皆さんが朝に何時間自分の時間を確保したいかから逆算できると思う。
僕の場合は、サラリーマン時代は5時に起きて朝一のタスク(日記を書いたり前日を振り返ったり)をこなし、6時からランニングに出て、7時からブログを書き、その後朝食と支度をして8時に自宅を出ていた。
朝に3時間の自分の時間を確保していたわけである。
早起きの最大のメリットは、何度も書いているとおり、一番元気な自分を自分のために使えること。
そして時間にゆとりがあるので、仕事に対しても自分から攻撃を仕掛けられること。この2点だろう。
早起きしてみたいと思いつつ行動できていない人も、何度か失敗している人も、チャレンジされてみてはどうだろうか。
一旦身につけたなら、その効果の大きさに驚くに違いない。超オススメです!
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2020年3月12日 内容をブラッシュアップしてリニューアルしました。