かわいくおごられて気持ちよくおごる方法 by はあちゅう

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はあちゅうこと伊藤春香さん(というかクレジットも「はあちゅう」になっているな)の新刊「かわいくおごられて気持ちよくおごる方法」を読んだ。

先日はあちゅうとランチをご一緒させてもらう機会があり、以前ツナゲルアカデミーにもゲスト登壇してもらっているのだが、書評を書くのは初めて。

ランチのときの模様はこちら。

前作の「半径5メートルの野望」がとても良かったので、書評を書きたい思いつつ重い腰が上がらない間に、新刊が出てしまった。

昨夜読了したのですかさず書評を書こう。

前作とは打って変わって軽妙な「食事デート恋愛論」エッセイであった。

さっそく紹介しよう。

かわいくおごられて気持ちよくおごる方法 by はあちゅう

デートとは食事である

この本ではあちゅうは「デートとは食事である」と言い切っている。

映画を観たり人気スポットに行ったりドライブしたりという活動はどちらかといえばおまけで、デートといえば「ごはん」なのだ。

この意見には僕も同意だ。

人間は社会的な存在ではあるが、やはり動物なのである。

オスとメスが知り合って、親しくなっていく過程においては、より本能的な行為を共にすることで、親近感も湧くし、また、相手のさまざまな「本性」が見えるので、相手との「相性」も良く観察できるもの。

もちろん、男女の関係というのは食事で終わりではない。

そこから先の深い関係に進むかどうかを、お互いがどこかのタイミングで見極め、そしてどちらかが誘わなければならない。

次のステップ、より本能的な関係になるかどうかの見極めも、食事のタイミングで行われることが多いだろう。

「デートとは食事」、これはまさに真理なのだ。

 

女性の立場から見た鋭く深い観察がヤバい

本書「かわいくおごられて気持ちよくおごる方法」は、著者はあちゅうが、男女間の食事デートにまつわるさまざまなシーンを、女性の立場から鋭く深く斬っている。

その多くは男性に対してのダメ出しであったりアドバイスであったりするわけだが、これがなかなか鋭くてヤバい。

「心が参加していないならデートなんて言わないで」

これは、デート中に男性がスマホをいじる行為に対するはあちゅうの言葉だが、我々はつい通知が出たりすると、反射的にスマホを手に取ってしまいがち。

食事の写真を撮ろうとスマホを手にしたら、新着メッセが目について、ついつい読み始めてしまい、せっかくの料理が冷めてしまい、彼女はその間放ったらかし、というのでは、もはやデートにならない。

また、グルメな男性への注意点として、「彼氏になりたければ奉行になるな」というのが秀逸。

要は、自分がグルメに詳しいからといって、その知識をひけらかしても、女性は喜ばないし、ほとんどの場合はドン引きしていますよ、という話。

個人的に大笑いしたのが、以下のフレーズ。

世の中の焼肉好きには「お前の実家は肉屋なのか?」「むしろお前の前世は肉なのか?」と問い詰めたくなるほど、焼き方にこだわる人種が存在します。「東京カレンダー」の暗記なのか、はたまた肉屋さんのウケウリなのか、あるいは人知れずに焼肉塾にでも通ったのか不明ですが、「そっちの火とこっちの火が均等じゃないから、網のこの部分に置かなくちゃ、肉のうまみが逃げる」とか、ごちゃごちゃ言いながら、私がせっかく置いた肉のポジションを直すような人は、もはや憎みたい領域。こうるさい人とご飯を食べるとどんなに美味しいものもまずく感じられるのです。

いやあ、良く観てるなぁと感心。

男性諸氏は、くれぐれも気をつけましょう。

 

おごり・おごられ論争

僕が学生だった時代から、いやもっとずっと前から、男女のデートにおいては、「男がおごるべきなのか?」「ワリカンではダメなのか?」という論争がある。

はあちゅう自身も「ひとそれぞれでいい」と前置きしたうえで、持論を展開しているのでご紹介。

「個人的には、アラサーの恋愛マーケットにおいて女におごらない男は、100パーセントモテないと断言しておきます。彼らに足りないのはお金じゃない、誠意と気概です」

まあ、本気で付き合いたいと思っている相手に「ワリカン」からデートをスタートさせようとしたことは僕もさすがにない。

「誠意と気概が足りない」というのは何だか納得。

まあ、おごるつもりがない女性とは、一対一でごはんを食べには行かない、というのが僕の個人的なスタンスかな。

もちろん過去には「どうしても半分払う」と主張する女性もいて、その場合はワリカンにさせてもらったこともあるけれど。

「おごるというのが当たり前じゃないからこそ、おごられたら特別に感じるんですよ。だから、その特別なことを自然に出来る人がモテるのは当たり前。「なんで男が払わなくちゃいけないの?その根拠はなに?」なんて言ってる奴は、もはやレベルが違うのです」

ここもすごく納得。

「正しいか正しくないか」じゃないんだよね、男女間て。

惹かれるか、それとも引かれるか。

「俺は主義としておごらない」と言い張っている間に、気風のいい男子に目当ての女子を持っていかれても、それは理屈の世界ではないので、仕方がないわけで。

「プレゼントをする・しない」ではこんな論争にならないので、「喰らう」という本能的行為になると、人間ちょっと論点がおかしくなるのかもしれない。

意中の女の子を確実にゲットしたいなら、そこでケチになって得なことは、なにもないと思うんだけどね。

 

恋愛も結婚も「食事を重ねていくもの」

恋が実りお付き合いだ続いていけば、それだけ一緒に食事をする回数が増えていく。

そして二人がゴールインして結婚すれば、そこから長い、「毎日一緒にごはんを食べる日々」が続いていく。

食事というのは、人間が生きていくために必ずする行為だからこそ、それを雑にしている人と、大切にしている人では、生き方、ライフスタイルに大きな違いが出てくる。

僕も、はあちゅうと同じく、食べることが大好きだ。

最近良く奥さんと話すのだが、やはり僕は、奥さんと二人の食事が一番好きだ。

それは、毎回豪華な食事である必要はなく、リラックスした時間と楽しい会話が一番のメニュー。

もちろんときには豪華な食事に出掛けるのも良い。

僕と奥さんは、恋愛ステージを卒業して、二人で共に歩む人生を進んでいるわけだけれども、夫婦デートの食事も、なかなか良いですぞ。

 

まとめ

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この本を読んでいたら、若い頃に必死に女の子とのデートのお店を探して悪戦苦闘していた頃の自分を思い出した。

生まれて始めて女の子を誘ったデート高校2年生のとき、アルバイト先の女の子を死ぬ想いでデートに誘い、六本木のピザハウスに出掛けたが、惨敗(涙)。

当時は注文の仕方すら分からず、彼女が頼もうとしたピザを「僕も」と言ったら、「せっかくだから別々のものをたのもうよ」と優しく諭された。そして二度目の機会はもちろんなかった。

大学に入って最初のデートは、初代彼女を初めて誘って,石鍋シェフの西麻布の名店、いまはなき「クイーン・アリス」へ。

バイトが延びたかなにかで、予約時刻を大幅に過ぎ、しかも電話も入れずに入店しようとして店員さんに困惑され、なんとか入店したあとは、「急いで食べなきゃ」とガツガツがっついて、店員さんに「そんなに急がなくても大丈夫ですよ」とたしなめられるなど、いやー赤面する。

当時は食べログどころかネットもないわけで、「ぴあナイト」みたいなムック本を読み漁り、Hot Dog Pressやポパイなどを必死にチェックして、なんとか素敵なお店に行こうと頑張っていた。

今の時代は情報が溢れているから、お店を見つけることは簡単になった。

でもその分情報の取捨選択にセンスが求められるようになり、昔よりかえって今の方がデートの場所選びは難しくなっているのかもしれない。

デートって、結局は共通体験・共通認識を積み重ねること。

食事デートは、「美味しい」という、とても深く人間の本能に染み込む共通認識を重ねられる機会だ。

草食系の皆さまも、ぜひ気合を入れて、意中の女性と素敵な体験を積み重ねてほしい。

軽妙な文体ながら、実に奥深いメッセージが散らばめられた、素敵な一冊だった。

「かわいくおごられて気持ちよくおごる方法」、オススメです!!

 

「かわいくおごられて気持ちよくおごる方法」のチェックはこちら!!

書評記事はこちらにもたくさん!ご一緒にどうぞ!!

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