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停電への備え 〜 自宅一帯で2時間の停電が起きたときの備忘録

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2022年6月7日の午後3時15分ごろ、僕は自宅でキッチンに立っていた。

洗い物をしようとしているときにキッチンの電気が消えた。

リビングに行くと天井のLED照明も27インチiMacのディスプレイも落ちていて、停電だと認識した。

結果として、約2時間という長い時間の停電を経験した。

停電と認識してから行ったことと、災害時の備えについて整理しておきたい。

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停電と認識してから復旧までにしたこと、考えたこと

問題の切り分け

今の家に引っ越してきてまもなく3年だが、3〜4回ブレーカーを落としたことがあった。

我が家はIHコンロで、ブレーカーが落ちた時はいずれも料理中だった。

IHコンロの口2つをフル稼働し、エアコンが付いていて、さらに洗濯機が回っていた時ブレーカーが落ちたことがあった。

IHコンロ2口と電気式のロースター、エアコンでもブレーカーが落ちた。

しかし今回は、キッチンには立っていたが料理をしておらずIHコンロは1つも使っていなかったし、エアコンも使っていなかった。

ブレーカーが落ちるはずがないのだ。

ただ、漏電の場合もブレーカーは落ちるので念のため配電盤をチェックした。

結果ブレーカーは落ちておらず、ブレーカーによる停電ではないことが分かった。

次に停電しているのが我が家だけか周辺一帯かを確認するため家の外に出た。

日中の明るい時間帯のため、一般の家庭は通電しているか停電してるか外からでは分からない。

そこで徒歩1分の「材木座テラス」にある絶景カフェ「ザイモクザシーズンズテーブル」に様子を見に行った。

ザイモクザシーズンズテーブルの店内は通常は日中でも照明が点いていて、外からでも見えるのだ。

お店の前まで行ったところ、店内の照明はすべて消えており、隣の「海宿食堂グッドモーニング材木座」も店内が真っ暗だった。

また、海沿いのお宅の方が屋上に出ていて国道を歩く僕に気づき「お宅も停電してますか?」と声をかけてくれた。

これで停電が我が家だけで起こっているのではなく、付近一帯が停電していることが確認できた。

情報収集

停電中も幸いなことに携帯の電波は通じていた。

僕はドコモの回線を使っているが、おそらく基地局は独自の予備電源を持っているのだろう。

自宅に戻るとiPhoneでTwitterを開き、「鎌倉 停電」で検索をした。

その時点ではまだツイートをしている人はいなかったので、情報提供という意味で、自分から率先して「鎌倉で停電」という簡単なツイートをしておいた。

次にGoogleで「東京電力 停電情報」というキーワードで検索をしたところ、以下のページがヒットした。

停電情報|東京電力パワーグリッド株式会社
東京電力パワーグリッド「停電情報」サイトです。当社サービスエリア内で発生している停電情報を、地図および地域名から検索いただけます。

 

▲ このページで「神奈川県」をチェックしたところ、鎌倉市で停電発生中と記載があった。

鎌倉市の地図をタップしたところ、上の画面が表示された。

材木座の大部分と由比ヶ浜の1部が停電していることが分かった。

また、復旧予定が1時間半以上先であり、長い停電になりそうということも確認できた。

復旧までの間にしたこと、考えたこと

停電の間に確認したのは、水道が問題なく使えることと、ガスは電気で制御しているため使えないこと。

トイレもウォシュレットは落ちていたが水洗は問題なく使えた。

我が家はマンションではなくメゾネットなこともあり、電気式のポンプを使っていないことが確認できた。

幸い停電した時点ですでに仕事は終えていた。

MacBook ProをiPhone 13 Proにつないでテザリングすれば電源がなくても仕事はできたが、その必要がないのでMacは温存することにした。

我が家には27インチiMacにも給電できる大容量の非常用電源が二台あるほか、大量のモバイルバッテリーがある。

いざとなればそれらを使えばいいが、仕事をする必要はないし、iPhoneのバッテリーはほぼフル充電状態。

メールもSNSもiPhoneでチェックできるので、特に不便はなかった。

スーパーへの買い物も終えていたので、読書をして部屋で過ごしていた。

少し暗いかな、と感じることもあったが、読書に支障はなかった。

我が家はIHコンロなので、夕食の時間までに復旧しなかったらどうしようかな、と考えていた。

カセットコンロがあるのでカセットコンロで料理をするか、もしくは停電していない鎌倉駅前あたりで外食するかのどちらかかな。

 

▲ ときどき東京電力のサイトをチェックしたが、当初17:10の復旧予定だったのが、17:40に変更になった。

「これは夕食に間に合わないかもしれないな」と思いつつ読書をしていたら、17:10過ぎに電気が点いた。

復旧したあとは何ごともなかったかのようだった。

「昼で良かったな」と思いつつ、食事の準備に取り掛かった。

停電時の備え

今回の停電は東京電力の設備トラブルが原因だったと東京電力のサイトに記載があった。

もともと今の海街の家に引っ越してから、台風リスクが高いため、停電への備えは強化してきていた。

食料の備蓄をローリングストック方式で多く持ち、カセットコンロのボンベも多めにストックしている。

肉や魚は冷凍にしてあるし、パスタが大量に、米も結構あるので、停電が長引いてもカセットコンロで料理はできる。

水も多めに買って備蓄している。

非常用電源はさっき書いた通り、冷蔵庫にも給電できるものも含め大型非常電源が2つあるほか、モバイルバッテリーも大量にある。

大型のLED懐中電灯とテーブルに置いて使うタイプのLEDのランタンがあるので、夜になっても特に困ることはなかっただろう。

停電中はガスが使えないのでお風呂に入れないのだけが不便だが、まあお風呂は一日入らなくても死にはしない。

冷蔵庫の中身、特に備蓄食品が入っている冷凍庫が長い目で見ると問題になる。

2019年、僕が金沢に行っているときに台風が直撃したことがあった。

そのとき僕の家は9時間以上停電したのだが、帰宅後確認したところ、冷凍庫の食材は全然溶けた形跡がなかった。

半日くらいの停電なら、何度も開けたりせずに密閉してあれば、冷凍庫の中の冷気が抜けてしまうことはなさそう。

あと、停電とは関係ないが非常用持ち出しリュックがあり、津波など、自宅から逃げなければならないときには持って出られるようになっている。

まとめ

自宅でブレーカーが落ちて停電という経験は何度もあったが、広域一帯が長時間停電するのは初めての経験だった。

午後の外は明るく食事もしない時間帯だったので影響はほとんどなくてラッキーだった。

今回はドコモの電波が使えたので情報収集ができたが、携帯の電波が止まったらかなり焦っただろう。

ドコモも災害対策はしているのだろうが、電波は電源と同じくらい大切だと再認識した。

こういうことが起きたときは、災害への備えを見直す良いチャンス。

ガスが使えないこと、水道とトイレも使えることが確認できたのも良かった。

災害用グッズを使い機会はないのにこしたことはないが、いつ必要になっても慌てないよう準備だけはしておこう。

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