「お金」と「早起き」。
一見何の関係もないように思える。
だが、実はこの二つには大きな関連性があるというのだ。
そう、お金持ちには早起きの人が多い。
ならば、僕らも生活習慣を変えていけば、お金持ちになれるのではないか。
そう思うのは自然な流れだろう。
多くの人がお金に対する不安と不満を持つ時代だからこそ、身につけたい「早起き = お金が貯まる」習慣。
今回読んだのは、田口智隆さんの「お金を生み出す”朝30分”の習慣」という本だ。
この本の中から、忙しくて本を読む時間がないビジネスパーソン向けに、僕が特に共感したポイントを抽出して10のリストにしてみた。
さっそく紹介したい。
1. 早起きとお金の関連性を知ろう
本書で引用している、KDDIが2010年に行なった調査がある。
早起きが得意な人のグループと、朝寝坊の常習犯の人のグループで、平均の貯蓄額を比較したのだ。
早起き上手の人たちのグループは平均貯蓄額が361万円なのに対して、寝坊常習犯グループの貯蓄額は261万円。
100万円もの差がついてしまった。
この差がついた理由を、田口さんは「寝坊常習犯の人は時間のコントロールができていないから」と指摘している。
そして、時間のコントロールができない人は、お金のコントロールもできないのだ。
田口さんは若い頃は超夜型で、そして自堕落な生活をしてキャッシングやローンで大きな借金を作ってしまった苦い過去持つ。
そしてそこから一念発起して人生を建て直し、今や投資により経済的自由を得たという。
田口さんは過去の自分の経験を以て語っている。
「朝の時間をどう過ごしているかで、怖いことに「幸せで充実した毎日を過ごせているか」も決まってしまうのである」
詳しくはここから説明していこう。
2. あなたの「お金」「時間」「健康」は繋がっている
「お金」と「時間」と「健康」が繋がっている。
そんなバカな?そう思っただろうか。
それとも、うすうす気づいてはいたが、知らないふりをしようと思っていただろうか。
著者の田口さんと僕には過去に大きな共通点がある。
それは、過去においては超夜型であったということ、激太りをして肥満体型になってしまったということ、そして借金まみれだったということだ。
そして人生を賭けてやり直した点も一緒だ。
超夜型から朝型に転換した点、激太りから生還しスリムな体型をゲットした点、借金を全部返したという点。
(ただ、経済的自由を獲得した田口さんに対して、僕はまだ経済的自由は手に入れていないので、せっせと仕事をしている点だけ残念ではある)
そんな僕だから、田口さんが説く言葉がビンビン響く。
「お金」と「時間」と「健康」はあなたの中で繋がっているのだ。
夜更かしで朝寝坊して運動せず暴飲暴食している人は、お金の管理もルーズな人が多いだろう。
だからこそ、このうちの一つをしっかり改善できると、残りの二つも引っ張られて改善されていくのだ。
この事実をしっかり意識するだけで、日々の生活スタイルが変わっていく。
意識するだけならお金はかからない。是非意識して欲しい。
3. お金も時間も記録することから始めよう
タイム・マネジメント。時間術。
ビジネスパーソンなら意識している人も多いだろう。
お金もまったく同じことだ。
そして健康も。
早寝早起きしたい人は、まずは睡眠のログを日々取ることから始めよう。
ログを取って記録を見返すだけで、自然と早起きにシフトしていくだろう。
そしてそれはダイエットしたい人が日々の食事を記録する「レコーディング・ダイエット」にも通じる。
そしてお金を貯めたい人は、お金の出入りをすべて記録していく。
お金を貯めたいのに湯水のように使っていてはダメに決まっている。
毎晩外で飲み歩いていたら、早寝早起きできないし、ダイエットできないし、お金も貯まらない。
改善するためには記録から。
一気に全部は始められないだろうから、どれか一つ徹底的に記録してみることから始めよう。
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