お金・マネー書評

1億円の法則 by 田口智隆 〜 お金の絶対法則を知って 君も豊かさへの道を歩こう!! [書評]

お金・マネー書評
スポンサーリンク

田口智隆さん著「1億円の法則 古今東西の大富豪に学んだお金の真実」を読了。

田口さんとは、僕がまだサラリーマンだった8年ほど前からの長いお付き合いで、今までも何冊も書評を書かせてもらってきた。

先日2018年10月27日に、田口さんと僕のコラボセミナーを開催したのだが、本書はそのときに発売されたばかりの新刊として直接ご本人から購入させていただいたもの。

さっそく読ませていただいたが、著者本人の体験に基づくお金持ちの法則がぎっしり詰まった、宝箱のような一冊だった。

さっそく紹介しよう。

スポンサーリンク

1億円の法則 by 田口智隆 〜 お金の絶対法則を知って 君も豊かさへの道を歩こう!! [書評]

たくさん稼いでもお金持ちにはなれない

僕たちはお金持ちの指標に「売上」「年収」を考えがちだ。

「年収1000万円」「売上5000万円」という具合に書くと、いかにもたくさんのお金を持っているように感じる。

しかし、売上や年収というのは、お金持ちの指標としては、一部しか表現できない不完全なものだ。

なぜなら、年収が1000万円あったとしても、その全額を使っている人は、一年たっても資産はゼロのままだ。

いっぽう年収が500万円だとしても、その20%を残した人は、一年で100万円の資産を持つことになる。

我々はたくさん稼ぐことに意識を向け、そこにばかり力を注ぎがちだが、それは正しいお金持ちへの道ではない。

多くの人は、稼げるようになると、それに応じて生活もアップグレードさせてしまい、結局支出も多くしてしまう。

それだとたくさん稼いでも手許に残るお金は増えないので、いつまでたっても「働かないと立ち行かない」状態が続く。

真のお金持ちは、「たくさん稼ぐ」ことを目指さない。

もちろんたくさん稼げば残せる額も大きくできるので、たくさん稼ぐことは悪いことではない。

ただ、「たくさん稼ぐ」ことが目的になってしまうと、本当のお金持ちへの道から逸れてしまうことになる。

資産とは収入の多さではなく、収入と支出の差額から生み出される

では、本当のお金持ちは何を指標としているか。

それは「資産」と「負債」の差額である。

年収1000万円の人が、一年間で900万円使い100万円を残すことができれば、その人には100万円の資産が残る。

ただ、その人が1,000万円のローンを組んで外車を買ってしまったら、1,000万円の負債が生じるので、差額は900万円の負債となってしまう。

真のお金持ちは、収入と支出の差額に注目する。

それが「試算額」だ。

収入を増やし、支出を減らせば、資産が増える。

さらに、株や不動産などに投資し、資産自体がお金を増やす仕組みを作る。

著者の田口さんは、資産が生み出す利益が、毎月の生活費を完全に上回っている。

つまり、「生きているだけで資産がどんどん増えていく」状態だ。

この状態を、「ファイナンシャル インディペンデンス」と呼ぶ。

お金の呪縛から完全に自由になった状態だ。

この状態を生み出すためには、まずは資産を購入し続ける「お金」が必要となる。

残念ながら、サラリーマンの給与だけでは、資産形成はなかなかままならないのが現実だ。

しかし、インターネットが自由に使える21世紀は、そんなサラリーマンでも資産形成ができる方法がある。

「副業」ではなく「複業」を持つ

田口さんご自身は28歳でギャンブルと飲み代、洋服代などの遊興費で500万円の借金を作ってしまい絶体絶命のピンチを迎えた。

そのとき出会った一冊の本から、田口さんの逆転人生が始まり、わずか2年で500万円の借金を全額返済する。これが30歳のとき。

そこからわずか4年でファイナンシャル インディペンデンス状態を手に入れるわけだが、その間田口さんは複数の収入源を持ち、稼ぐまくり、資産を買いまくった。

IPO株への投資、メルマガからのセミナー開催、本業の保険屋など、複数の収入源を持ち、そこからの収益を最大化していったのだ。

僕立花は、まだファイナンシャル インディペンデンスに到達でいていないが、複業を持ちそこからの収益を最大化するところまで来ている。

インターネットを活用すれば、自分の価値を直接商品、サービスに変えて、それを情報発信して買ってもらうことができる。

サイドビジネス、副業ではなく、「パラレルキャリア」「複業」を展開することで、大きく売上を伸ばし、売上の分母を大きくしていくことが、ファイナンシャル インディペンデンスへの最短の道なのだ。

自分がいなくても仕事が回る仕組みを持つ

冒頭に書いたとおり、どんなに売上規模を大きくしても、利益が少なければ、一生働き続けないとお金はあっという間に尽きてしまう。

また、自分自身が働かないと仕事が回らない状態だと、自分の能力以上に仕事は大きくならないし、自分が倒れたら売上がなくなってしまう。

大きく育てた仕事はアウトソースしたり自動化したりすることで、自分がいなくても仕事が回る仕組みを作っていく。

たとえばセミナーは毎回直接本人が登壇しないと仕事にならない。

だがそれを動画にして収録し、DVDやダウンロード販売するようにすれば、一度の講座をずっと購入してもらえる状態を作ることができる。

また、田口さんはご自身が育てた保険の販売の仕事を、完全に外注先に任せることで、売上の半分以上を得つつ、自動運転できる仕組みを手に入れている。

一定以上ビジネスの規模が大きくなったら、自動化の仕組みを作らないと、身動きが取れないときがくる。

そのときに備えて仕組み作りに取り組むことが大切だ。

安定の自動運転はインデックスファンド

資産形成から資産運用の時期へ。

田口さんはIPO株の運用などで大きなお金を得て、その原資から資産形成していった。

当初はデイトレに近いような、かかりきりの運用だったそうだが、資産形成期を終え、資産運用期に入ると、もうそういったリスクの高い取引は必要なくなっていく。

キャピタルゲインを狙う必要がなくなり、インカムゲインだけで、食っていける状態になっていくのだ。

そして田口さんが辿り着いたのが、インデックスファンドだった。

最終的には、安定していることが最大の武器になる。

放ったらかしで利益を生み、その利益で生活できるようになるとき。

それが、ファイナンシャル インディペンデンスな日々のスタート地点である。

まとめ

非常に濃密な一冊で、田口さんの半生がそのまま詰まっていた。

回すお金の規模を大きくすることももちろん大切だが、いかに利益を残し、その残った利益で「資産」を購入していくか。

ここに集中して、ファイナンシャル インディペンデンスを目指す。

これこそが、真のお金持ちへの道だと再認識した。

僕自身も、5年後までにファイナンシャル インディペンデンスを目指して大きく舵を切った。

その日が来たら、田口さんと乾杯したいと思っている。

超濃密な一冊、オススメです!!

「1億円の法則 古今東西の大富豪に学んだお金の真実」のチェックはこちらからどうぞ

タイトルとURLをコピーしました