メッセージ

未来は僕等の手の中

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夜明けの時間、夢にソルが出てきた。

ソルというのは2年前まで一緒に暮らしていた2匹のネコの、お兄ちゃんの方。

フワフワの毛の茶トラの男の子。

気が弱くて愛想が良くて、目がとっても可愛かった。

ソルが夢に出てきて、目が覚めたら僕はひさしぶりに哀しい気持ちに包まれていた。

ソルは今も元気だが、一緒に暮らしていない。

同じ町内に住んでいるが、僕はソルと、妹分のルナに会うことはできない。

普段はなんということなく現実を受け入れているのだが、夢でソルと遊んだあとの現実の世界はひんやりと硬質に思えた。

 

毎朝7:18という中途半端な時間に律義に届く明階・藤本さんのメルマガを読んだ。

「他人の時間を生きていないか気にしろ」と書いてあって、いつになく心に響いた。

ソルが心の中で高らかに「にゃー」と鳴いた。

 

まだビジネスアワーになる前の時間に、一ヶ月前に送ったメールの返信が来ていた。

ビジネスのメールで返信を一ヶ月送ってこないというのはなかなか希有なことだが、これも何か僕の中に響くものがあった。

「今日は時間を自分のために、自分勝手に使う」

僕の中で何だか分からないスイッチが入った。

 

すぐに僕は一ヶ月遅れのメールに対する返信を送り、そのまま別の人にメッセを送った。

今度の相手は3分後に返事をくれ、僕はまたすぐにリプライを送り、僕の未来が一つ仮決まりになった。

65歳までの人生目標に掲げている目標の第一歩に向けての、大きなステップである。

 

今日は一粒万倍日。

他人のために時間を使わない。

これで僕のエネルギーが1万倍になるのだ。

ソルの肉球の匂いがした気がした。

お日さまの、日なたの、肉球の匂い。

 

普段僕は午前中は執筆の時間と決めている。

午前中が一番集中力が高いからだ。

ルーチンにして書くべきことを書くのが一番効率が良い。

「えーと、次は何をやろうか」と迷うこともない。

 

でも僕は今日は午前中は自分のために時間を使うことにした。

もう一通、「お久しぶりです」というメールを書いて送った。

そして筋トレをしっかりやったあとランニングに出た。

ランニングから戻ると送ったメールに返信が届いていて、もう一つ僕の未来の扉が開いた。

 

ランチには自分でパスタを作ってたべた。

生ハムとグリーンピース、アスパラガスとオクラのフジッリ、クリームソース。

普段平日に炭水化物は食べないが、明日からファスティングなので、今日は自分を甘やかす。

 

午後にはお友達が主催のクラブハウスに出演させてもらった。

普段セミナーなどではしない時代の話しをできたりもして楽しかった。

 

そしてその直前に、「あ、海賊に行こう」と決めた。

東京に行く用事は今日はないが、ふらっと飲みに行くのだ。

 

いま僕は錦糸町に向かう横須賀線の中でこの文章を書いている。

ノイズキャンセリングのヘッドフォンで音楽を聴きながら書いていたら、ブルーハーツのこの曲が流れてきた。

「未来は僕等の手の中」

 

僕は今日、いくつか普段と違う行動をした。

些細なものもあったし、ちょっと重要なものもあった。

行動を変えると、相手の行動も変わる。

僕がアクションを起こすことで、相手がアクションを返してくれ、未来がいくつか続けて決まった。

 

夢でひさしぶりにソルと遊んで目覚め、寂しくてしょんぼりした。

一ヶ月遅れで届いたメールは、僕をガッカリさせる内容のものだった。

そのまま一日をしょぼくれて生きることもできただろう。

でも僕は「自分が動く」ことで、今日という日をキラキラ輝く未来へのステップに変えることができた。

 

ソルはきっと僕を心配して遊びに来てくれたんだろう。

ソルのおかげで僕は自分からチャンスを掴みにいく行動を起こすことができた。

そして、まだ小さな一歩だけど結果は120点。上出来だ。

 

夢にソルがまた来てくれたら、美味しいカリカリをたっぷりサービスしてあげないといけないな。

「未来は僕等の手の中」を口ずさみつつ、僕はいま夕暮れ前の錦糸町へと向かっている。

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