生き方・ライフスタイル書評

勝間式 生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法

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勝間和代さん著、「勝間式 生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法」という本を読んだのでご紹介します。

こんにちは。ビジネス書作家・ブロガー・心理カウンセラーの立花岳志です。

当ブログでは、皆さんが人生をより自由に、より美しく、より楽しく生きるための情報やメッセージをシェアしています。

学び進化することも、より楽しい人生の構成要素の一つと僕は考えています。

学ぶために読書をし、読んだ本を紹介することも、このブログのメインコンテンツの一つ。

今回は勝間和代さんの最新刊「勝間式 生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法」のご紹介です。

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年を取れば取るほど幸せになれる!

この本の冒頭で勝間さんは「年を取れば取るほど幸せになれる!」と書いている。

僕は勝間さんとほぼ同世代だが、僕もまさに同じことを最近感じている。

20代や30代のころと比べ、さまざまな経験を積み、トライ & エラーを繰り返してきた分、経験から学び、教訓とし、同じ失敗を避け、より要領良く行動できるようになる。

テクノロジーの進化が著しいため、年々仕事や家事などの効率が良くなり、自分のための時間を確保しやすくなってきている。

ビジネスにおいても、様々な新しいツールや商品サービスが登場し、従来なかった仕事の仕方やお金の稼ぎ方、増やし方が生まれ続けている。

人間の寿命は伸び続け、健康に気を配り元気でいる限り、老いを先送りし、 長くなった人生を謳歌することが出来る時代になっている。

長い人生を楽しむために書かれたのが本書、まさに「生き方の知見」である。

自己革新を続けよう

本書の第1章は「 新しい可能性に投資しよう 〜 自己革新の知見」となっている。

年齢を重ねると、人間はどうしても保守的になりがちである。

自らの過去の成功体験にしがみついたり、自分の価値観を他人に押し付けたりしてしまう人も多くなる。

人生が長くなっていくということは、時代の変化に食らいつき、自らを進化させ続ける気概が必要になると僕は感じている。

そのためにも、年を取ったからといって新しいことをへのチャレンジを諦めてしまうことなく、自己革新を続けていきたい。

勝間さんも書いているが、自分の年代と若い世代で動向の違いがあるとき、その差分を把握することが大切だ。

自分と同世代の人たちは、行動様式や思考パターンが似通っている場合が多い。

それは、共通の時代を生き、同じ経験をしてきた時間が長いからだ。

しかし、年齢が離れれば離れるほど、価値観や行動様式は異なってくることが多くなる。

若者の行動の中には一見理解しがたいものもあるだろう。

しかし、それを馬鹿にしたり理解不能と片付けてしまうことなく、それら若者の文化に触れてみることも大切だ。

異なる世代の人たちとの薄い人脈を広げていくためにも、SNSを積極的に活用したい。

僕も勝間さん同様、自ら発信をし、 講座などを開催している関係で、 自分より若い世代の人とのSNSでのつながりが多い方だ。

利害関係がなく、等身大の付き合いができるSNS上のネットワークを広げていくことで、異なる世代からの知見を得やすくなる。

また、自己革新を続けるためには、情報の質を追求することも大切になる。

そのために、マスメディアからの情報は意図的にシャットダウンする。

僕自身テレビも新聞もない生活にして10年以上になるが、まったく困る事はない。

マスメディアからの情報は、どうしても、より刺激的に、よりネガティブにと煽る方向に偏るので、精神衛生上も良くない。

必要な情報は自ら取りに行くという姿勢でちょうど良いと思っている。

我々は年齢が上がると、一つの価値観に縛られ、新しい情報や体験を拒絶してしまう傾向がある。

過去のしがらみに囚われ、新しい情報を拒絶することは、時代に取り残されることに通じる。

常に自分自身をアップデートするよう心がけていきたい。

心を整えることの大切さ

本書の第3章では「メンタルブロックを外そう 〜 コントロール思考の知見」というテーマで、心を整えることの大切さが語られている。

僕自身今52歳で、若いころよりも今の方が生きやすく、生きていて楽しいし、楽だと感じるている。

その最大の要因が、「心を整えることができるようになった」ことだと感じている。

「起きていることはすべて正しい」という言葉は 勝間さんの座右の銘だそうだが、僕もこの言葉はとても大切にしている。

我々はつい、目の前に起きたことが自分の意に反する場合、起きている現実を否定してしまうことがある。

「本来はこうあるべき」とか「どうしてこうならないんだ」などと、起きていることを否定し、自分の願望のほうに寄せようとすることが、苦しみを生む原因である。

しかし、僕は実際若いころには、こればかりやって苦しんで生きていた。

自分が立てた計画や願望どおりに物事が進まないと、進まない事実を否定し、「進むべきなのになぜ進まないのだ」と腹を立て、自らを責めていた。

自らを責めるだけでなく、不機嫌になり周囲に当たることも多かった。

それが、内観の習慣を持ち、自己客観視ができるようになるにつれ、そのような自己否定的な考え方をしなくなっていった。

今では思ったとおりに物事が進まないときには、「進まないのには理由がある。そして進まない現実が正しい。ならば、何をするべきか。どうすればうまくいくか」を冷静に考える。

「どうすればうまくいくか」を冷静に考えるためには、まずは目の前に起きていることを「正しい」と客観的に俯瞰することが必要だ。

目の前で起きていることを否定してしまえば、その時点で認知が歪んでおり、歪んだ認知に基づく判断は、正しいとはいえないことが多い。

一見ネガティブに思えることの中にもポジティブな要素があったり、その逆もある。

心を整え、自己客観視を続け、内観により自分の深層心理を知っていくこと、感じていくこと。

それによって、人生はとても生きやすくなり、楽しいものへと変化していくだろう。

働き方とお金の知見

本書の第4章は「短時間労働で成果を出せる 〜 仕事の知見」、 第5章は「収入に上限はない 〜 お金の知見」となっている。

労働時間に関しては、僕も勝間さん同様、 知的生産でフリーランスとして仕事をしているので、働き方は自由である。

しかし、僕は41歳まではサラリーマンとして毎日拘束時間がある仕事をしていた。

短時間労働で生きていく人生にシフトするためには、拘束時間があるフルタイムの仕事からの脱却が必要となる。

勝間さんは本書の中でロバートキヨサキさんの「金持ち父さん 貧乏父さん」を引用し、 収入の得方を4つに分類している。

その分類は、ESBIと呼ばれ、E: Employee(従業員)、S: Self-Employed(自営業者)、B: Business Owner(ビジネスオーナー)、I: Investor(投資家)である。

分類は4つあるが、9割の人は一生「E: 従業員」 での収入しか得ることができていない。

Eはお金を儲けるという意味でも限界があるが、短時間労働を実現するという意味でも事実上不可能である。

短時間労働を実現し、「時間リッチ」を獲得するためには、従業員からの脱却が必要になる。

そして、従業員のポジションから脱却することで、収入の上限がなくなることも見逃せない。

自らがビジネスオーナーになり、成果報酬型の仕事を追求していくことで、収入の上限はなくなる。

そして稼いだお金の中から投資をしていくことで自らがビジネスオーナーであり投資家であるという状態を作り出すことができる。

また、従業員のポジションから脱出することで、われわれは「定年退職」と言う制度を捨てることもできる。

人生100年時代に、60歳や65歳で仕事を失う定年制度は、もはや時代に合っていない。

100歳まで生きる前提で、働き方も、お金の稼ぎ方も、最適化し直す必要がある。

体力はお金より仕事より大事

本書の第6章は「体力はお金より仕事より大事 〜 人生百年時代の知見」となっている。

心とともに身体を人生100年時代に最適化することが非常に大切だ。

人生が長くなるといっても、病気の状態で長い人生を過ごすのは過酷である。

生涯現役で長い人生、 仕事や遊びを満喫し楽しむためには、何といっても健康と体力が重要になってくる。

健康と体力を良好な状態にするためには、睡眠・運動・栄養の三本柱が整っていることが重要だ。

また、体力の中には仕事のパフォーマンスや集中力、記憶力など、脳の力、知力の維持・向上も大切な要素として含まれる。

良質な睡眠をとり、日々しっかりと体を動かし、体に悪いものを避け、正しい食事を続けること。

睡眠・運動・食事にしっかりと意識を向けるためにも、長時間労働を避けて、自らの体作りに時間と労力を確保することも大切だ。

幸福であることが最も大切

本書の最終章第7章は「完璧を目指さない 〜 幸福度アップの知見」となっている。

「幸福」の定義は人それぞれだと思う。

しかし、人生100年時代、自らを不幸だと感じながら長生きすることほど辛いことはないのではないだろうか。

日本人は、先進国の中で、幸福度がとても低い国民である。

一人一人が、自らが、どういう時に幸福を感じるのか、何が幸福をもたらすキーなのか、掘り下げて考える必要があるように思う。

100年という長い人生を、しっかり幸せを感じながら生きるために、するべきことを追求していきたい。

まとめ

この記事は、僕の新たな自己革新の一環として、初めて書評を音声入力で執筆してみた。

僕はもともと、サラリーマン時代に勝間さんの書籍で親指シフトの存在を知り、マスターしたのだ。

音声入力も、勝間さんは以前から導入されており、気になっていたのだが、最近僕も本格的に導入した。

書評は初めてだったので、まだ少し慣れないが、繰り返すことで上達していくだろう。

100歳になっても書籍やブログをどんどん書いていきたいと思っているので、この自己革新は有効だろうと考えている。

本書は勝間さんがYouTubeチャンネルで話している事がまとめられたようなスタイルになっている。

様々なトライ&エラーを繰り返し、自己革新を続けている勝間さんを僕はこれからも追いかけていきたい。

すばらしい一冊でした。オススメです。

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