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iCloud Driveの「削除済みファイルの復元機能」は限定的なので気を付けよう

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iCloud Driveで複数のMacのデータを同期している方も多いだろう。

そんな方に、ちょっとした注意喚起のために記事を書いた。

こんにちは。ビジネス書作家・ブロガー・心理カウンセラーの立花岳志です。

当ブログでは、僕自身、そして読者の皆さんが人生をより自由に、より楽しく生きるための情報やメッセージをシェアしています。

僕は1995年に最初のMacを自宅に買って以来のアップル製品マニア。

今も情報端末はアップル製品で固めています。

そんな僕が遭遇したちょっとしたトラブルについて書きました。

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デスクトップに仮置きしたデータを誤って削除していた

Macで資料作成をしようとして、以前作ったファイルを引っ張り出そうとしたら見つからない。

検索しまくってみたけれど発見できず。

どうやら作業中にデスクトップに仮置きして、そのまま削除してしまったようだ。

僕は自宅用の27インチiMacと外出用のMacBook Pro、それに2台のiPhoneと1台のiPad Proを使っている。

2台のMacのデスクトップはiCloud Driveで同期されている。

そしてiCloud Driveには削除した項目の復活機能があったはず。

そういえば削除項目の復活機能は使ったことがなかったなと思い利用方法を検索してみた。

ところがiCloud Driveの削除済みデータの復活機能はごく限定的にしか使えなかった。

30日以内のファイルのごく一部しか表示されなかった

iCloud Driveで削除済みのファイルにアクセスするには、Web版のiCloud.comにアクセスする。

iCloud.comのiCloud Driveに移動すると、右下に「最近削除した項目」という項目が表示される。

最近削除した項目に移動するが、ファイルはごく少数しか表示されない。

サポート資料によると、最近削除された項目は30日間保存されているはずなのだ。

僕は毎日ブログやYouTubeの更新を行なうときにすべてのデータをデスクトップに置いて作業をする。

そして作業が終わったらデータを全部削除している。

なので、本来であれば、30日分の写真や動画ファイルなどがずらずらと出てくるはずだ。

しかし表示されたのは直近に削除した20ファイルほど。

なぜそれしか表示されないのかは不明。

設定項目をざっと見てみたが、特に表示項目を限定させるような設定は見当たらなかった。

いずれにしても、iCloudの削除済みファイルのサルベージ機能は限定的なものだと分かった。

SugarSyncと同等と思い込んでいた

僕は1年前まで有料のオンライン・ストレージ・サービスのSugarSyncを使っていた。

SugarSyncは複数デバイスのデータ同期を、任意のフォルダ単位で行なえるのが魅力だった。

「デスクトップ」や「ダウンロード」フォルダなども、自分で設定すれば同期対象にできた。

そして、同期しているフォルダの削除済みファイルは遡って復元させることができ、とても便利だった。

しかしSugarSyncは年々ユーザー数が減っていたようで、それに伴いジワジワと同期が遅くなり、パフォーマンスに不満を感じるようになった。

そしてiCloudを2TBプランにアップグレードしたこともあり、写真や動画、メモ帳アプリの同期なども含まれるiCloudより見劣りするSugarSyncを解約したのだ。

SugarSyncを解約するときにiCloud Driveの機能をチェックした記憶があったが、「削除済みファイルの復元」があることだけ確認し、実際にどんな感じかは調べず解約してしまった。

結果、「iCloudで同期しているから削除済みファイルはすぐに復活できる」と思い込んでしまうことになったのが失敗だった。

外付けHDDへのバックアップを間欠的にしてしまっていた

「iCloudで削除済みファイルが復元できる」という思い込みが、もう一つの判断ミスを招いていた。

Macに標準で装備されている「Time Machine」というバックアップ・復元アプリによるバックアップを、きちんと取らなくなっていたのだ。

僕は2台のMacそれぞれに、外付け4TBのHDDをUSB接続してバックアップするようにしている。

しかし2台のMacのデータはiCloudですべて同期されている。

Time Machineは標準では、1時間に1回バックアップを走らせる。

そして過去24時間分の1時間ごとのバックアップファイル、過去1ヶ月の1日ごとのバックアップ、過去すべての月の1週間ごとのバックアップが保存される。

ここまで高頻度でバックアップを取っても、どうせデータは全部クラウドにあって同期されている。

最悪ローカルのデータが消えたとしても、クラウドにある「削除済みファイルの復元」機能で戻せば良い。

だから、HDDへのバックアップは、たまに気づいた時にやれば良い。

僕はそう判断して、外付けHDDへのバックアップは月に1回程度しか取らなくなっていた。

外付けHDDの電源を入れ、Time Machineでバックアップを確認したが、最後のバックアップは約一ヶ月前のもの。

僕が探しているファイルはバックアップされていなかった。

結局ファイルは作り直すことに。そして外付けHDDバックアップを再開した

結局誤って消してしまったファイルは復元することができなかった。

仕方なく同じファイルをもう一度作り直すことになった。

再発防止策として、Time Machineへのバックアップを常時に戻した。

これでiCloud.comの削除済みデータの復元機能が不完全でも、データが消失する可能性はほとんどなくなる。

データを作り直すことになったのは痛かったが、このおかげで僕の環境の脆弱性に気づくことになったのでヨシとしよう。

数時間で作り直せるデータで良かったよ、いやホントに。

というわけで、iClouud.comの削除済みデータの復旧機能は限定的にしか使えない、というお話しでした。

 

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