日常日記

ウグイスが麻布で鳴いた朝 [日刊たちばな vol.46]

日常
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都心に住んでいると何かと便利なのだが、その分諦めなければならないこともある。

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東京都心の生活であきらめなければならないことの代表は、豊かな自然だ。

近所に大きめの公園は幾つかあるが、それも申し訳程度のもの。

あとは街路樹がちょろっとあるのと、お寺や神社にちょっとこんもりした一帯があるくらい。

こればかりは東京都心に住む限り仕方がない。

でも、春になってウグイスの声がまったく聞けないというのはちょっと寂しい。

僕はウグイスの鳴き声が大好きなのだ。

 

 

今朝は目覚ましなしで4時55分くらいに目が覚めた。

外はまあまあの好天。ルーフバルコニーへの扉と窓を開いて空気を入れ替える。

朝焼けの写真を撮ろうとバルコニーに出たら、マンション裏手のお寺の森の方から、耳慣れない、というか、ひどく懐かしい声が聞こえてきた。

「ケキョケキョケキョケキョケキョ」と。

え?まさか!?

最初はどこかでウグイスの声のテープでも流しているのかと思った。

でも、それにしてはとってもリアルだし、どんどん鳴き方が変化していく。

耳を澄ましてじーっと立っていると、ウグイスはついに美声を聞かせてくれた。

「ホー、ホケキョッ」と。

その後も10分くらい、何度も何度も鳴いてくれて、僕は嬉しくて仕方がなかった。

麻布に引っ越してきてまもなく1年だが、ウグイスの声が聞こえたのはこれが初めてだ。

「このままいつまでもいて欲しい〜」という願いも虚しく、ウグイス君は、10分ほど美声を披露すると、どこかへ飛び立っていってしまった。

うーん残念。

でも嬉しかったなあ。また来てくれないかなあ。

ウグイスの鳴き声に包まれて目覚められるなんて、最高だよね〜。

というわけで、いつも以上に素敵な目覚めなハッピーな朝でした。

明日の朝も来て欲しい!!

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