「寂しい」「悲しい」といった感情は感じて良いし口に出しても良い

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週末は立花B塾開催のため金沢に行っていた。

金沢の立花B塾の会場「スタジオSeri」のオーナーのさわこさんとは前の週東京で開催した立花B塾マスタリープログラムの第7講でお会いしたばかり。

一週間前は娘さんの結婚が決まったと、とても喜んでいたのだが、僕が会場に着いたらさわこさんの姿が見えない。

すでに会場に来ていた受講生の方に尋ねたところ、体調不良で一旦自宅に帰り、鍼の治療を受けているとのこと。

やがてさわこさんはスタジオにやってきたが、全然元気がなく、原因不明の体調不良とのこと。

調子が悪いので夜の懇親会も欠席されていて、心配していたのだが、翌日になってこちらのブログが上がってきた。

「空の巣症候群」というのは、病気ではなく、役割の喪失に伴う寂しさが引き起こす、様々心身の不調のこととのこと。

こちらのページなどに「予防法」などが書かれていて参考になる。

でも、このページにも実は「言葉にできないような寂しさを感じる」という表現が使われている。

「言葉にできない」ということは、すなわち「言語化できていない」ことであり、多くの場合「寂しい」という感情を、自覚できていないことが多い。

空の巣症候群に限らず、我々人間は無意識に「ネガティブな感情は感じないようにしよう」という心理が働きがち。

寂しい、悲しい、腹立たしい、恨めしいなどの感情は「感じてはいけない」と咄嗟に判断して、「なかったことに」してしまう。

でも、その感情はなかったことにはならず、封印された潜在意識側にずっと「おり」のように溜り、別の形をとって心身に働き掛ける。

そして、体調が悪くなったり何だか分からないけど気分が落ち込んだりという症状となって現れる。

寂しいという感情が自分の中に強くあるということに、まずは気づくこと。

そしてその感情が「そこにあっていい」と認めてあげること。

そのうえで、その感情を癒してあげること。

「ずっと一緒で楽しかった娘が嫁いでいなくなったんだから、寂しいに決まってる」と自分の感情に寄り添ってあげること。

そして、「女手一つで育ててきた娘が嫁ぐところまで育てあげたんだもの。私は本当に良く頑張った」と、その寂しさの、もう一つ奥にある気持ち、感情を汲み取り寄り添ってあげること。

気づき、認めて、癒してあげることで、封印されて行き場がなかった感情は顕在意識側に出てくることができ、昇華され始める。

もちろんそれで寂しいという感情がなくなるわけではない。

でも、寂しいという感情は悪者ではない。

感情には善悪はなく、それをジャッジしているのは我々人間。

感情とは、ただそこにあって、流れていくもの。

だから、寂しいときには堂々と「ああ、寂しいなぁ」と、その自分の中の寂しさをしっかり味わい噛みしめることが大切。

そのうえで、気晴らしをしたり打ち込むことを見つけていくのはとても良いこと。

寂しさや悲しさを「なかったこと」にして、目を逸らすように他の物事に取り組んでも、心の奥にある寂しさという感情は癒されていない。

するとその感情は「未完了」となり、なかなか昇華されず、心身の不調のような他の形で存在をアピールしてくる。

寂しさ、悲しさ、虚しさなど、一見ネガティブと捉えられがちな感情も含めて我々人間は人間として生きている。

それらの感情をなかったことにしようとせず、ちゃんと感じて、そして存在を認めてあげることが、心身のバランスを取り戻し、元気になる最短ルートだと僕は思っている。

僕自身のこの一年半の乗り越え方もまさにこれ

僕自身、去年の夏から始まった、一連の離婚から自分が創業した会社の退任、そして元妻とのコンビ解消という流れの中で、たくさん傷つき、いろんなものを手放し続けてきた。

先日ある方とお話ししているとき、「立花さんてよっぽどの楽天家なんですかね?」と尋ねられたが、そうではない。

僕は自分の中にある悲しみや寂しさ、無力感、喪失感などを、封印せず出しっぱなしにしている。

一生隣にいて人生を共に歩んでいくと思ってたパートナーが去り、一緒にネコたちもいなくなり、自分が創った会社もなくしたのだ。

寂しくないわけがない。悲しくないわけがないのだ。

だから僕はそれを隠さずダダ漏れにして生きている。

そして、当たり前のことだけど、離婚したからといって、毎日が100%絶望で悲しみで満ちる日々なわけがない。

美味しいものを食べれば気分が良くなるし、海街の快晴の空の下にいれば、それだけでワクワクしてくる。

仲良しの友達や仲間とワイワイやれば楽しいし、一人で引き篭もって執筆しているとき、講座で講演しているときなどは、とても充実した時間を過ごしている。

その中に、当たり前のように寂しさ、悲しさ、虚しさも同居させてあげているだけだ。

「もう忘れて元気出さなきゃ」なんて思わない。

悲しくなくなるまで、悲しみはずっと僕の中にいていいし、寂しさだって大切な感情だ。

悲しさ、寂しさを感じるということは、それだけ去年までの生活やパートナー、ネコ達との生活を大切にしていた証拠で、恥じたり隠したりする必要はまったくない。

そうやって、感情を認めっぱなしにしてあげているから、僕の中には「不健全に隠している負の感情」のような「毒ガス」が溜る要素がない。

だから、日々悲しさ、寂しさを感じつつも、その感情に寄り添い癒してあげることにより、僕はゆっくりと回復しつつあり、少しずつ元気になってきている。

必要以上に明るく振る舞うこともないし、大げさに嘆き悲しむこともしない。

喜びや安らぎと同じくらい、悲しみも寂しさも、大切に抱いて生きる。

それこそが「あるがままに生きる」ことだと僕は思っているし、心を健全に保つために大切なことだと僕は思っている。


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