あり金は全部使え by 堀江貴文 〜 令和の時代に「貯める」無意味さを説く [書評]

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なんと半年ぶりの書評記事。

ホリエモンこと堀江貴文さんの「あり金は全部使え」を読んだのでご紹介。

堀江さんの本はまだ僕がサラリーマンで、堀江さんがライブドアの社長だったときに大好きで何冊も読んだ。

その後いろいろあった頃も彼の本を読んでいたのだが、途中からだんだん痛々しくなってきてしまった。

その後彼のTwitterアカウントなどの彼の言葉遣いが乱暴なのもちょっと気になって、本を手に取ることがなくなっていた。

今回僕自身にいろんなことがあって六本木を去って一ヶ月がたち、いま一番読みたい本を買おうとブックファースト六本木で一冊だけ買うと決めて選んだのがこの本。

僕自身まさに「あり金を全部使い果たした」わけだが、そんな自分が読んでも堀江さんが書いていることは圧倒的に正しいし、時代にも合っていると感じる。

さっそく紹介しよう。

銀行預金は「不安の貯金」

この本はビジネス書なので、想定読者は比較的若いサラリーマン層なのだろう。

僕自身サラリーマン時代が17年と比較的長かったから、サラリーマンと経営者のお金に対するマインドセットがまったく違うことは良く分かる。

サラリーマンは入ってくるお金の量をコントロールできない人が多い。

収入は会社が決めて、それ以上自分の意志や力で増やすことができない。

いっぽう経営者や自営業者の多くは、自分の力で売上や利益を論理上は無限大に増やすことができる。

そしてサラリーマンは収入というのは、「拘束されていることに対する代償」と捉えている人が多い(僕も恥ずかしながらそうだった)。

それに対して経営者は収入は自分の能力や才能、エネルギー、情熱が形になり、感謝と引き換えに受け取るものと捉えている人が多い(僕もそうだ)。

このマインドセットの根本的な違いが、「貯金」という行動に対する考え方にもはっきり出るのではないだろうか。

僕も目的なくお金を貯めていくことにはあまり賛成しない。

特に若い世代の人が、遠い先の老後のことを考えてコツコツと蓄財していくことは、可能性を狭めることだと思う。

ただ、会社からもらえる金額が決まってしまっていて増やせない前提だとどうしても蓄財したくなる、まさに「不安の貯金」になってしまう気持ちも分かる。

なので、会社勤め人はサイドビジネス(副業)、パラレルキャリア(複業)などで、勤め先の会社の外でも収入を得られる体制を作り、「攻め」に転じることをオススメする。

困ったら借りろ

貯金とおなじく借金に対する考え方も、サラリーマンと経営者ではまったく異なるものだと最近僕は痛感している。

会社員の人たちは収入レベルが一定で頭打ちになっている人が多い。

収入が決まっているのに借金がたくさん作ったら、どんどん使えるお金が減ってしまい破滅に向かう。

だから借金は「悪」という考え方になりやすい。

でも経営者は「資金調達」をして新規事業を始めたり、事業拡大のための資金を借金で得たりを当たり前にしている。

お金が貯まるのを待っていたらいつまでたっても大きなビジネスを立ち上げられないし、資金繰りに困ったときにお金を借りなかったら会社は倒産してしまう。

堀江さんはこう書いている。

最初に起業したときの僕が、もし自分で600万円を用意しようとしたならば、1年くらいはかかっこと思う。その1年の遅れで、僕はIT革命にもインターネットバブルにも乗れなかったかもしれないし、同世代の面白いビジネスマンたちとの出会いのチャンスも逃していた。

困ったら借りろ!プライドなんか捨てて頭を下げまくれ!それが、好機をつかみとるための原則だ。

僕も規模は違うが会社を経営していたので、堀江さんの主張に完全に同意である。

でも、毎月給与が振り込まれてその範囲で暮らすことに慣れているサラリーマンに、この堀江さんの主張は、なかなか届かないんじゃないかな?とも思う。

行列に並ぶバカになるな

堀江さんは月末に都市銀行のATMに大行列ができていて、そのすぐ近くにある地方銀行のATMは無人なのに、なぜ誰もそちらでさっさと用事を済ませないのか?と疑問を呈している。

これも僕は完全に堀江さんに同意で、そもそもATMには極力行かずに済むよう、現金を使う機会を極力減らしている。

都心と比べると鎌倉はまだ現金オンリーというお店やタクシーが多いが、それでも10年前と比べたら現金の出番は大幅に減っている。

振込などの手続きは全部ネットで済ませ、必要最低限の記帳と現金の引き出しのときだけATMを利用する。

混雑していれば前を素通りしてコンビニに入ってお金を降ろしたり、別の銀行でも空いているATMがあるならそちらを迷わず利用する。

一番貴重で大切なのは時間で、その時間をみすみす行列に並ぶために浪費するというのは、あまりにももったいない。

しかも、その行列がATMへの行列というのが残念なわけだ。

時間帯をずらしたり、ネットバンキングを使ったり、クレカや電子マネーを使うなりすれば避けられる行列にわざわざ並ぶというのは、時間の使い方としてはあまりにももったいない。

邪魔なモノは捨てろ

堀江さんはいまホテル暮らしで家を持たないという。

持ち物はすべてスーツケースに入れて持ち歩ける規模しかないとのことで、さすがにそこまで身軽になったことがない僕は、ちょっとそのライフスタイルが想像できない。

が、僕も先月までの3拠点の多拠点生活から鎌倉一ヶ所の定住になり、モノを捨てまくって随分身軽になった。

本当に必要なモノというのは、実はとても少なくて、多くのモノは実は執着である。

堀江さんは以下のように書いている。

多くの人は、所有するモノについて「捨てられない」「捨ててはいけない」という。

でも、僕は問いたい。本当に、捨ててはいけないものだろうか?

実は大切なのではなくて、いま持っているモノにまつわる人間関係や安心感に見捨てられるのが怖いだけではないか?

モノへの愛は、思いこみである。

モノに囲まれた偽の充足より、それらを大胆に捨て、軽やかに走り出す爽快感を選んでほしいのだ。

モノを減らしていくと、その分身軽になり、爽快になる。

3拠点を1拠点にして、モノを減らしまくっているいま僕はまさにその爽快感を感じている。

まとめ

ライフスタイルの突出具合や使っているお金の規模のスケールが全然違うが、堀江さんの主張はほとんど全部納得だ。

年齢的には僕の方が4歳くらい年上だと思うが、尖って生きている人の言葉はストレートで爽快だ。

若い人向けに強い口調で書かれてるが、果たして実際20代や30代の若者は、これを読んで納得し、行動に移せるだろうか?

会社員で月給に依存している状態では、なかなか堀江さんのようなライフスタイルに移行することは難しいだろうし、そもそも彼の言葉を受け取れないのではないかと危惧する。

やはり、早く副業、副業を始め、情報発信してパラレルキャリアをしっかりブランディングして、自分で収入を作り出せる人になることが大切。

「あり金を全部使え」と言い放ち実際使い果たせる人は、「なくなったってもっと稼げる」という自信がある人に限られる。

収入が10倍になればたとえ借金があったとしても、そんなものはすぐ返済できてしまう。

かなり極端な主張が多い本だけど、僕は爽やかに読めたし、また堀江さんの本をちょくちょく読みたいと思えて嬉しかった。

オススメです。

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