鋼の自己肯定感

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宮崎直子さん著、「鋼の自己肯定感」という本を読んだのでご紹介しよう。

心を整えることは僕の専門分野であり、一生学び続ける分野でもある。

「あり方は常に完璧、やり方は常に未熟」というのが僕のモットーだ。

書店で本書を見かけ、「最先端の研究結果とシリコンバレーの習慣」というキーワードに惹かれ手に取った。

内容の素晴らしさはもちろん、「である調」でビシビシと書かれる文体も心地良い、素敵な一冊だった。

さっそく紹介しよう。

「条件つきの自己肯定感」は上がったり下がったりする

著者の宮崎さんは、本書の中で自己肯定感を以下のように定義している。

自己肯定感が高いとは、ありのままの自分を “無条件で” 受け入れ愛している状態

しかし、多くの人は自分のことを「無条件で」受け入れ愛することができていない。

我々の多くは、「条件付き」で自分を認め受け入れている状態だ。

「成績が良かったら」「ダイエットがうまくいったら」「年収が上がったら」自分を愛し、受け入れる。

そのような条件付きだと、成績が下がったりダイエットが上手くいかなかったら自分を愛することはできない、ということになる。

「上手くいったときの自分は素晴らしく、上手くできなかった自分は最低だ」となってしまう。

この状態だと、日々起こる様々なできごとに振り回され、自己肯定感が上がったり下がったりしてしまう。

「鋼の自己肯定感」とは、どのような時も無条件で自分を愛し受け入れる状態が維持できている状態である。

シリコンバレーと日本の社会の違い

自己肯定感の高さには、社会の仕組みや人々の出来事への捉え方が大きく関係している。

宮崎さんは人生の半分を日本で、残りの半分をアメリカのシリコンバレーで暮らしてきた。

宮崎さん自身も元夫もシリコンバレーで働いてきたという。

2017年に日米の高校生を対象にした調査で以下のようなものがある。

「自分は価値のある人間だと思う」という問いに84%のアメリカの高校生が「イエス」と答えている。

いっぽう日本の高校生は45%しか「イエス」と答えていないのだ。

この違いについて、宮崎さんは日米両国で暮らしてきた立場から分析をしている。

シリコンバレーでは、多くの人がある日突然自分の会社から解雇される経験をしている。

宮崎さんも元夫も突然の解雇を経験してるという。

日本で自分がある日突然会社をクビになったら、絶望してしまう人が多いのではないだろうか。

しかしシリコンバレーでは、解雇(レイオフ)が日常茶飯事であり、絶望する人などいないし、周囲もその文化を受け入れている。

従ってレイオフされて仕事がなくなったからといって、絶望したり「自分には能力がない」と自己否定したりしないという。

宮崎さんの文章を引用しよう。

「シリコンバレーの住人の多くはレイオフされると、今までできなかったことができるちょうどいい機会だと考える。

「ちょうどいい。次の仕事を探す前に、旅行に出かけよう」

「ちょうどいい。学校に戻って、前から学びたかったことを勉強しよう」

「ちょうどいい。起業しよう」

というふうに」。

「仕事があろうがなかろうが、自分は自分。自分の価値は1ミリも変わらない」という捉え方が社会全体でできているのだ。

また、サンフランシスコは性的マイノリティの人たちも多く、多民族が様々な価値基準を持って暮らしている。

アップルの創業者スティーブ・ジョブズは自分が養子だったことを隠さず公開しているし、現CEOのティム・クックは、自らがゲイであることを公表している。

自分の主張や価値基準を隠したり引け目に感じることなく、ありのままの自分をさらけ出し、受け入れているのだ。

どんなときも自分の価値観、自分の行動基準を認め愛すること、つまり自分を存在レベルで愛することができている状態。

シリコンバレーの住人はそのような環境で、高い自己肯定感を育んでいるのだ。

自己肯定感は決意である

自己肯定感とは決意である。

宮崎さんは以下のように書いている。

「 過去に何があっても、今どんな状態でも、未来に何があっても、私は私を受け入れ愛する。自分は一生自分に寄り添い、自分の親友になる」

と決めてしまえばいいだけである。

とは言っても、いくら決意をしたとしても、予想外のこと、辛いことが起こることはある。

続いて宮崎さんの言葉を引用する。

「自己肯定感が低い人と、鋼の自己肯定感を持った人の決定的な違いは、自己肯定感が下がりそうになるのを瞬時に食い止めることができるかどうかだ。この気持ちの切り替えのスピードがカギになる」

自己肯定感が低い人は、何か自分が望まないことが起こったときに、「自分は運が悪い」とか「自分の能力の足りなさのせいでこうなった」とか「罰が当たった」など、自分を卑下する方向に捉えてしまう。

そして「自分はダメな人間だ」「自分には何も成し遂げることができない」というように、自分の評価を下げたままにしてしまうのだ。

一方鋼の肯定感を持つ人は、起こったことに対し自分を傷つけるような「解釈」はしない。

自分の不幸を呪ったり、嘆き悲しむのではなく、物事を客観的に見て、自分にとってラッキーだった面、成長できる方向などを見出していく。

その「解釈」によって、常に自分のことを受け入れ愛することができるようになるのだ。

本書では「言葉」、「思考」、「行動」の3つの視点からのワークを通し、鋼の自己肯定感を手に入れるためのステップを紹介して

すべてのワークを紹介することはできないが、1つだけ紹介すると、毎日行う「アファメーション」は効果絶大だ。

「私は自分が大好きです」「私は自分の容姿が大好きです」「私は豊かです」

これらのアファメーションを朝晩、最低でも21日唱えづつけるのだ。

詳しい手法は本書に詳しいので是非チャレンジしてみて欲しい。

僕も毎朝の習慣に取り入れ、ノート1ページ分のアファメーションを唱え続けている。

まとめ

本書で一番印象に残った言葉は「自己肯定感とは決意である」。

「でも」も「やっぱり」もなく、「一生どんなときも自分を受け入れ愛します」という決意こそが、鋼の自己肯定感の源なのだ。

多くの人は、自己肯定感とは日々アップダウンするものだと解釈している。

アップダウンするものと解釈するからアップダウンするのだ。

「どんな時にも自己肯定感は無敵である」と決めておけば、自己肯定感が下がることはなくなる。

僕自身以前は自己肯定感が大きく下がってしまうことが多かった。

しかし「常に自分のあり方、つまり存在は完璧」「自分のやり方は未熟」と捉えるようになってから、自己肯定感が下がることはなくなった。

もちろん気持ちが落ち込む日はあるが、そういう時も自己客観視ができる。

「寝不足のせいで覚醒度が低い」とか「木星が逆行から順行に戻るタイミングでエネルギーが強い」というように「解釈」することで、自己肯定感が下がることを防げるのだ。

だらける自分を以前は責めたが、今は「だらけたい時はだらければいい。その上で「だらけたくならないコンディション」を作るためもっと運動をしよう」などと考える。

一生懸命頑張る自分もいいし、ダラダラしたい自分もいい。

その上で、張り切って頑張る自分が登場する機会が少しずつ増えていくよう、自分を整えていく。

そんな考え方ができるようになったのは、心を深く学びカウンセラー業をするようになったおかげだ。

「鋼の自己肯定感」、内容はもちろん、タイトルも表紙のデザインも素晴らしい。

超オススメの一冊でした!!

「鋼の自己肯定感」のチェックはこちらからどうぞ!!

鋼の自己肯定感

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