人間関係は「自分を大事にする」から始めよう

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アルフレッド・アドラーは、「人の悩みのすべては人間関係に関するものである」と言っている。

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それほど、人間関係というのは難しく、悩ましいものだ。

特に日本人には、「和」を重んじる文化が根付いており、他人との協調性を重要視する傾向が強い。

しかし、この「協調性」も行きすぎると、「同調圧力」になってしまい、本来の良さからはかけ離れ、息苦しくなってしまう。

他人との関係性を重視するあまり、自分のことが後回しになってしまい、結果として他人に振り回される人生になってしまうのだ。

しかし、本当にそれでいいのだろうか。

たった1度の人生を、他人の意見ばかり優先させて生きるのは、あまりにも残念なことではないだろうか。

自分のことを一番大切にしたい。でも人のことを傷つけたり、「傲慢」と言われたりするのはイヤだ。

僕を含む多くの人が、そう感じているのではないだろうか。

そんな方に贈りたい本を読んだ。高野雅司さんの「人間関係は自分を大事にする。から始めよう」だ。

さっそく紹介しよう。

 

 

 

人間関係は「自分を大事にする」から始めよう

「人生の主役の座」を他人に明け渡すのは今すぐ止めよう!

多くの人が、「嫌われたくない」とか「迷惑を掛けたくない」「ワガママだと思われたくない」などの理由で、自分よりも他人を優先してしまっている。

「相手のいいところを探そう」とか「いつもプラス思考でいよう」と努力をして、でも、努力するほど息苦しくなる。

人間、本当に思っていること、感じていることを簡単に「プラス」に転換できるほど、器用にはできていない。

それは、「プラスに考え」られているわけではなく、単に「自分の感情を抑え込んで」いるだけ。

ガマンをしているだけなのだ。

著者の高野雅司さんは断言している。

「相手に合わせるということは、いわば相手を主役にして、判断を委ねることです。肝心のあなた自身を脇役にしています。
大げさに言うなら、「与えたり、合わせたり」のコミュニケーションを心掛けることは、「人生の主役の座」を相手に差し出すことなのです」

多くの日本人は子供のころから親や先生に、「相手のことを考えなさい」「人の意見を尊重しなさい」と教わって育つ。

その考え方が行き過ぎると、自分の人生の主役の座を、他人に明け渡し、他人に振り回される人生になってしまうのだ。

「相手に与える」「相手に合わせる」というコミュニケーションをやめ、まずは「自分自身のほうに目を向ける」ことから始める。

これこそが、人生の大転換のスタート地点なのだ。

 

 

 

キーワードは「ラビング・プレゼンス」

人間関係の基本は、まずは自分自身が「心地良さ」を感じることからスタートすると良い。

目を向けるのを、「相手」から「自分自身」へと転換するのだ。

この考え方は、「ラビング・プレゼンス」と呼ばれる手法だ。

ラビング・プレゼンスとは、「ハコミセラピー」という心理療法で実践されている考え方だ。

ハコミセラピーの特徴は、「自分の『内面』に目を向け、『心と身体のつながり』を丁寧に扱っていくこと。東洋の世界観や人間観を採り入れていて、柔和で繊細な薦め方をするため、日本人には馴染みやすいアプローチ」だ。

誤解のないように言い添えておくが、「自分の心地良さ」を追求するというのは、相手に対して傲慢になれ、とか、相手の話を聴かなくて良い、ということを言っているのではない。

自分の心地良さを追求していくことで、自分も相手も楽にコミュニケーションが取れる手法。

それが「ラビング・プレゼンス」なのだ。

自分の心地良さを大切にし、その心地良さを他人との関係性の中でも見つけていく。

それがラビング・プレゼンスの考え方である。

 

 

 

「嫌いな人」を「嫌いなママ」で「楽」に付き合える!

ラビング・プレゼンスで良い人間関係を築く方法は、基本的にはこの2ステップだけである。

1. 相手から目に見えない栄養を感じ取り、自分に起きてくる「心地良さ」を味わう
2. 自分と相手の間に「いい循環」が起こり、おのずと「いい関係」が生まれていく

2ステップあるが、やるべきことはステップ1だけであり、1ができると、2は自然発生するのだ。

つまり、自分が満たされることにより、相手にも良い影響を与え、相手も変化することで、良いスパイラルが起こる、ということだ。

相手の気持ちを優先して自分が脇役になるのではなく、自分を優先し自分の心地良さを大切にすることで、自分が満足し、その結果相手も満足する。

一見矛盾するように感じるかもしれないが、この手法を用いると、嫌いな人を嫌いなままで、楽に付き合えるのだ。

その事例を紹介しよう。

上司との折り合いが悪かったある女性は、それまでは「上司が嫌いである」という事実を自分では認めず、なんとか上手くやらなければと考え、上手くコミュニケーションが取れない自分を責めていた。

しかし、ラビング・プレゼンスの考え方を知ったその女性は、まずは自分がいかに上司によって理不尽な扱いを受け、傷ついているかを受け入れ、上司を嫌うことを自分に許した。

紙に、自分が受けた仕打ちや腹を立てていることなどをすべて書き出し、読み上げもした。

「上司を嫌う自分を認めてあげる」という心地良さが生まれ、「嫌い」と「心地良い」が共存できるようになったのだ。

さらに、その女性は職場の環境や他の社員との関係性から、心地良さをたくさん感じる努力をし、自分を良い状態に置くようにしたうえで、苦手な上司と話をするようにした。

すると、それまでのように身構えることなく、上司と対話することができるようになり、上司も心なしか優しく接してくるようになったという。

人間の脳にはミラーニューロンと呼ばれる神経細胞があり、自分の心地良さは相手にもプラスの影響を与えるのだ。

まずは、自分自身を「心地良さ」で満たし、良い状況に置くことを徹底する事で、苦手な相手を苦手に感じたままでも、楽にコミュニケーションを取ることができるのだ。

 

 

 

まとめ

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ラビング・プレゼンスの在り方と、その身につけ方は、本書に詳しいので興味がある方はぜひご一読いただきたい。

僕が受講している岡部明美さんの「LPL養成講座」の「LPL」とは、「ラビング・プレゼンス・リーダーシップ」の略である。

つまり、「心地良さに満たされた存在であるリーダーシップ」ということだ。

世界中のリーダーが自分自身を心地良さで満たし、周囲に良い影響を与える形でリーダーシップを発揮したら、世界はとても素敵な場所になっていくのではないだろうか。

そんな気がしている。

「人間関係は『自分を大事にする』から始めよう」。これは本当に大切なことだと思う。

自分らしく生きるためには、まずは人生の主役の座を自分自身に取り戻すことから。

その心構えさえできれば、僕たちはいくらでも前に進んでいくことができるだろう。

そう感じさせてくれる一冊。

読みやすく簡潔で、しかし奥が深かった。

人間関係で悩んでいる方、自分のことを大切にできていないと感じる方にオススメ!

 

 

 

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人間関係は自分を大事にする。から始めよう

高野 雅司 青春出版社 2013-12-21
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