メッセージ

プーチンの断末魔

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プーチンは何をしたいのだろう?

プーチンは何がしたいんだろう?

ずっとそのことを考えてるんだけど、どうも良く分からない

国際社会から完全に孤立して、原発攻撃で頼みの綱の中国からも見放されつつあり。

ウクライナを武力で屈服させることができたとしても、SWIFT排除やほぼ全方位の経済制裁でルーブル大暴落。今月末には財政破綻なんて話しも出てる。

たとえゼレンスキー大統領を殺してウクライナに傀儡政権を樹立したとして、得るものよりも失うものの方が、あまりにも、あまりにも、あまりにも大きいんじゃないかと思う。

先日の国連緊急総会のロシア非難決議案に反対したのは世界で5カ国のみ。

反対票を投じたのは当事者のロシア、衛星国のベラルーシ、北朝鮮、シリア、エリトリアだけ。

中国はおろか、反米最先鋒のキューバやベネズエラ、ニカラグアなどにも棄権に回られ、孤立無縁状態だ。

先週はプーチンというかロシア国民の側に立って考えてみようって投稿をしたけど、一方でプーチンが合理的に戦略を練って行動をしているとは思えない。

先日書いた記事はこちら↓

本当に一番悪いのはプーチンなのか?
先日書いたこちらの記事に続き、自分の考えを深め、言語化する試みとしてウクライナとロシアの情勢について書いた。 決してロシア大統領のプーチンが正しいと言っているのではない。 独立国家であるウクライナを侵略する行為は野蛮で一方的で、許されるもの...

プーチンは「ロシアは偉大な国として復活した」と言ってるけど、実際の国力は、GDPでいえば日本はもちろん、イタリアや韓国より下の11位。

アメリカの1/10以下のGDPであり、とても「二大強国」とはいえない状況なのに、軍事費だけを突出させて使いまくってきた。

つまり、ロシアは「本当の大国」なのではなく、国民に我慢を強いて軍事費だけを突出させてきた、「大国のふりをしたハリボテ軍事大国」なのだ。

プーチン最後の野望?

で,ちょっとイメージしてみた。

若くしてトップに立ったプーチンも、既に69歳になった。

日本と比べて平均寿命が大幅に短いロシアだから、プーチンも自分の政権が今後どれぐらい続くか分からない。

「偉大なるロシアの復活」を掲げて政権運営してきたが、あまり明るい未来は想像できない。

国の財政はジリ貧で、NATOはどんどん拡大してきて、このままだと自分の政権もパッとしないままで終わりそう。

そんな状況の中で、「俺の最後の花道」的に、「ワンチャン」狙っちゃったんじゃないのかな。

開戦当初の西側ストラテジストの予測にもあったが、「2日でキエフ陥落・政権転覆」となれば、2014年のクリミア併合程度のダメージでことを収められるとプーチンは考えたのではないか。

プーチンはもともとロシアの「やったもの勝ち」論理で行動しているから、世界が唖然としている間にことを終えてしまえ、という心づもりだった。

ところがゼレンスキー率いるウクライナは降伏するどころか徹底抗戦を叫び、大統領本人も暗殺計画をかわしつつ国内に留まり、SNSを巧みに駆使して全世界に向け発信を続けた。

ウクライナ軍と国民の士気は極めて高く、軍事力としては1:10と圧倒的不離とされている状況の中、闘う意義を見出せず士気が低いロシア軍をギリギリのラインで押しとどめている。

そして世界中の指導者はもちろん、GAFAMを始めとした世界企業、さらにSWIFTを始めとする金融システムが一斉に反ロシアで団結してしまう結果となった。

2日で陥落するはずのウクライナは徹底抗戦を続け、スナイパーにより即時に暗殺するはずのゼレンスキーは今日も世界に向け発信を続けている。

そしてほぼ全世界はロシアを「いかなる時も絶対にやってはいけないこと」を次々やる、無法者国家と認定し始めている。

クーデターが起こるのはウクライナではなくロシアでは?

プーチンは先週ウクライナ軍に対して「ゼレンスキー政権に対してクーデターを起こせ」と促していた。

しかし、僕のイメージでは、政権がクーデターによって転覆するのは、ウクライナではなくロシアなのではないか、という気がして仕方がない。

ロシア国民がこの紛争によって得るものって何かあるのだろうか?

原発攻撃を命じたプーチンは、原子炉が爆発したらウクライナだけでなく、自国民であるロシア国民にも多大なる被害が出ることを、一瞬でも想像しただろうか?

ロシア国民は2014年のロシアによるクリミア侵攻以降の欧米諸国からの経済制裁によって、大きなダメージを受け続けている。

その上今回のウクライナへの全面侵攻で国民の暮らしが大幅に悪化したとして、専制君主の下で我慢し続けるのだろうか?

このままウクライナが粘っていれば、ロシアは財政破綻してプーチン政権は内部崩壊する未来しか見えない。

しかし、合理的判断を見失っているとしか思えない独裁者は、断末魔で何をするか分からないのが怖い。

ロシア政権中枢に近い理性的な人物が、内側からクーデターを起こしてプーチンを速やかに退けてくれるのが一番幸せなストーリーのように感じるが、そういう人物はロシアにはいないのだろうか。

ゴルバチョフが登場してベルリンの壁が崩壊したとき、世界は一つになり未来は明るいのかと思った。

まさか2022年に有史以来最大の核戦争の危機が訪れるなんて、想いもしなかった。

ロシア政権中枢に近い場所に、理性的な人たちがいてくれることを祈りたい。

そしてウクライナとウクライナ国民に平和を🇺🇦

ウクライナ情勢に関する記事はこちらにもあります!

ウクライナとロシアの歴史、そして今起こっていること
ロシアによるウクライナに対する武力行使について、色々と想うことがある。 普段国際情勢や政治については書くことはないのだが、今回は自分の想いを言語化することにした。 Facebookに投稿したものだが、SNSだと流れていってしまうので、ブログ...
本当に一番悪いのはプーチンなのか?
先日書いたこちらの記事に続き、自分の考えを深め、言語化する試みとしてウクライナとロシアの情勢について書いた。 決してロシア大統領のプーチンが正しいと言っているのではない。 独立国家であるウクライナを侵略する行為は野蛮で一方的で、許されるもの...
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