僕たちは情報とコミュニティによって分断された世界を生きている 〜 隣を歩く人とまったく違う世界を観る時代

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コロナが我々の日常に迫ってきた

コロナウイルスの騒動が顕在化してだいぶ日がたつが、先週後半から事態が急展開し始めた。

政府が小中学校の休校を要請したりテーマパークなどが休園したり、大きなイベントが続々とキャンセルになったりしてきた。

企業でも時差通勤や在宅勤務への切り替えなどの対策を講じるところも出てきて、通勤電車がいつもより空いているという声も聞こえてきた。

そして先週金曜日くらいから、突如スーパーやドラッグストアで買い占めが始まった。

買い占めは最初はトイレットペーパーとティッシュペーパーから始まり、それがキッチンタオルにも飛び火。

さらに追ってインスタントラーメンやレトルトカレー、それにパスタの乾麺や米なども買い占められていった。

僕は金曜日、2月28日の夕方に自宅近くの大型ドラッグストアに立ち寄ったのだが、トイレットペーパーもティッシュペーパーも見事に空っぽ。

噂どおりキッチンペーパーもまったくなかった。

マスクや消毒用アルコールが不足するというのはまあ分からないでもないが、どうしてトイレットペーパーを人々が買い占めるのか。

それは、トイレットペーパーやティッシュペーパーの多くが中国産で、中国からの輸入が止まり紙不足になる、というデマが流れたため。

デマを信じた人たちが買い占めに走ったのがキッカケだそう。

僕は男の一人暮らしでしかも今はウォシュレットがあるからトイレットペーパーは1ロールあれば一ヶ月くらいは持つ。

家の在庫を確認したところ、まあ余裕で半年は持つくらいの在庫があったし、ティッシュペーパーもキッチンタオルも数ヶ月は持つくらいあった。

インスタントラーメンもレトルトカレーも食べないし、ボディメイクの一環で家では米もパンもうどんもパスタも食べないから、パスタソースも米もパスタの乾麺もいらない。

だから僕は特に何も買わなかったし、不安も感じなかった。

そもそも僕はコロナがそんなに怖くない

そもそも僕はコロナがそんなに怖くない。

僕は家にテレビがないし、新聞も取っていないので、日常的な情報収集はネット経由がメインになる。

正しい情報を発信しているキュレーターや専門家の投稿からコロナの情報は得ていて、最初から「重症化しない限り問題ない」「感染してもほとんどの人は一週間以内に自然治癒する」ことを知っていた。

また、感染力がそれほど強くないことも特徴で、空気感染はせず、飛沫感染も力が弱いため、長時間密閉された空間にいたりしなければ問題ないレベル。

一番の感染経路は接触感染。

ドアノブやらつり革やら手すりやら、立食パーティーのトングやら。

それら多くの人が触れる場所に付着したウイルスを別の人が手で触れて、そのウイルスが触れた指で目を擦ったり鼻くそをほじったりするときに、体内に入って感染するパターンが一番多い。

だから、初期段階からコロナ対策としてマスクは意味がないと理解していたし、外出時もマスクをせずに移動している。

その代わりといっては何だが、かなり本気で手を洗う。特にドアやつり革、手すりに触れたら手を洗うし、外出時には基本今は寒いこともありずっと手袋をするようにしている。

家の中も毎日拭き掃除をして、万が一自分が外でウイルスを拾って帰ってきたとしても、体内に入らないよう気を付けている。

そして何よりも一番大切なことは免疫力を高めること。

しっかりした良質の睡眠を長時間取り、栄養価の高い食べ物をしっかり食べ、たくさん運動して身体活性化し、ストレスを溜めずたくさん笑う生活をする。

もともと病気を持っている人や高齢者の方などは感染すると発症して重症化する確率が高くなるので、もちろん「楽観視して無視しろ」と言っているのではない。

やみくもに恐れてパニックを起こしても、結局なんの得にもならないと言いたいだけだ。

たとえば土日はスーパーは買い占めの人々で大混雑だったそうだ。

スーパーという閉鎖された空間に大行列をして、同じカートやカゴなどをたくさんの人が触れるというリスクについてはどう考えるのか。

台風などと違って停電もしないしガスが止まるわけでもないのに、どうしてカップラーメンを爆買いするのか。

免疫力を上げたいときに、栄養がなく添加物・保存料のカタマリみたいな物を大量に食べたら免疫力が下がってしまうではないか。

そして何より、情報に怯えてパニックを起こして不安がっているそのストレスが、一番身体に悪く免疫を下げてしまうだろう。

僕たちは情報とコミュニティで断絶された世界を生きている

僕はいまこうして自分の思いをブログに書いて公開しようとしている。

僕の記事を読んでくれる人は、検索エンジン経由やSNS経由で僕の記事を読んでくれるだろう。

でも残念ながら、僕の言いたいことを本当に伝えたい相手には、この記事はほとんど届かないだろう。

なぜなら、僕が発信するメッセージを受け取って共感しシェアしてくれる人は、トイレットペーパーやインスタントラーメンを爆買いする人たちとは、所属しているコミュニティが異なるからだ。

僕はずっとSNSで今回のコロナ騒動をウォッチしているが、僕のSNSのお友達で発信している人には、パニックになっている人はほとんど見かけない。

買い占め、爆買いについても、呆れて投稿している人はいても、「トイレットペーパーがなくなるから急いで買って!」というような扇動する投稿をしている人は皆無だ。

僕とつながっているお友達のうち、少なくとも日常的に発信している人の多くは、コロナウイルスについて正しい知識を持ち、または持とうと努力をしているように見える。

そして安易にパニックになったり、ただやみくもに政権や官僚を批判したりすることはせず、自分たちの現状を受け入れつつ、何が最善なのかを模索しようとしているように僕には受け取れる。

そう、僕が所属しているコミュニティにおいて、コロナウイルスというのは正しく対処すれば、それほど恐れることはない、(もちろん未知の恐怖はあるにせよ)対応可能な問題なのだ。

みんな粛々と日々自分ができることをして生き、無駄にパニックになったり騒いだり怒ったりしてはいない。

少なくとも表面的には。

だけど、世界は僕らが見ている風景とは違う側面をいくつも持っている。

住んでいる鎌倉駅の近くを日曜日に通りかかったとき、何人ものトイレットペーパーとティッシュペーパーを山のように抱えたり自転車の荷台に括りつけて行き来している人を見かけた。

もちろん大家族でトイレットペーパーの消費が激しい家の方なのかもしれないし、ひどい花粉症でティッシュが一時間に1箱必要なのかもしれない。

それぞれの事情は僕には知ることはできないが、でも、大家族はある日突然お尻の数が20倍とかになるわけではないし、ティッシュだって元々品薄ではなく安定供給されていたわけだ。

必要以上に急にたくさん買う人が大量に発生したから、そこらじゅうのスーパーからトイレットペーパーとティッシュペーパーが消えうせたのだ。

もともと買おうと思っていたわけではない人までもが、売り場から紙が消えているのを知ると、「次に見かけたら買っておこう」と不安になる。

そしてさらに「次いつ買えるか分からないから見かけたら多めに買っておこう」となり、どんどん買い占めが加速してしまう。

マスクにしても、コロナウイルス対策としては役に立たないと専門家が言っているのに皆不安がってマスクをつけ続けている。

だから、花粉症がひどい人やインフルや風邪で本当に必要な人の分が足りなくなってしまっている。

世の中には爆買いする人としない人がいて、その人たちが何を根拠に爆買いを「しない」と判断したり「する」と決めているか。

それは「情報」と「コミュニティ」なんだと思う。

同じ街で隣を歩いている人でも、持っている情報は人によって全然違う。

僕と同じ50歳でも、ネットには全然触れずにテレビと新聞、あとは同僚とのクチコミだけで生きている人はたくさんいる。

マスメディアだけに情報を依存している人とネットを活用している人で、情報の精度はまったく違ってきているだろう。

他にもママ友コミュニティ、職場のコミュニティ、趣味の集まり、近所の仲間など、それぞれが情報を行き来させるコミュニティとして機能する。

同じネットを使っている人でも、SNSは誰とつながっているか、誰をフォローしているかで完全に景色が違ってくる。

それが「コミュニティ」の違いとなって現れてくる。

僕のタイムラインにはコロナを必要以上に恐れている人はごく少数派だが、経済的に憂慮している人はかなり多い。

「紙がなくなるぞ!」と叫んでいる人はいないが、「このままだと景気がどんどん悪化して心配だ」と言っている人はかなりいる。

持っている情報と所属しているコミュニティが異なると、判断基準が異なり、その結果行動が大きく違ってしまうのだ。

20世紀は全員が同じようにテレビを見て、全員が同じような新聞を読んで、だからみんなが似たような判断をしていた。

ところが21世紀令和の時代は、自分の常識が日本の常識とはならない世の中になった。

同じ世代で近所に住んで似たような仕事をしていても、触れている情報と接しているコミュニティが違うとと、判断基準も世界の常識も、まったく違ってしまうのだ。

情報とコミュニティの違いがあまりにも大きいと、僕らはもう相手の行動を理解することができなくなり、お互いの存在にすら興味を持たなくなるだろう。

たとえば僕はこの状況下でパチンコ屋に開店前から並んであの閉鎖空間で接触感染の温床みたいな行動をしようとは絶対に思わない。

でも実際パチンコ屋に日々行列はできていて、そこでお金と時間を使っている人というのは日本にたくさんいるのだ。

それらの人から見たら、僕の常識こそ非常識で、「マスクもしないで備蓄もしない馬鹿者」ということになるのだろう。

この「情報」と「コミュニティ」による断絶は、これからもっともっと加速していくものだと僕は感じている。

それは憂慮すべきものなのか人類の進化の結果で歓迎すべきものなのかはまだ分からない。

でも、日本中が千代の富士の優勝に湧いたり、全国の子供が一斉にピンクレディの歌と踊りの真似をしていたあの時代には、多分僕らはもう戻らない。

その断絶を、コロナウイルスが鮮明に浮き上がらせている。

 


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