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Word Up! by Cameo (1986) 〜 80年代の危ないヤツら!! [musique nonstop]

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ミュージックレビュー、今回は1986年発売のCameoのWord Up!を紹介しよう。

本作”Word Up!”はCameoにとって実に12枚目のアルバムであり、彼らにとって念願のナショナルチャートでの大ヒットとなった出世作である。

Kool & The Gangと並んでニューヨーク・プラックの両雄と評されたCameoだが、その評価に反して大ヒットには恵まれず、知る人ぞ知る通好みのバンドだった。

当初12人(説によると13人)いたメンバーはアルバム発表のたびに減っていき、最後はとうとう3人に。

そんな彼らが1986年に発表した渾身の一撃、それがこのWord Up!だった。

僕自身、このアルバムまではCameoというバンドの存在を知らなかったのだが、タイトル・クレジットのWord Up!を最初に聴いた瞬間にこの曲の虜になり、そしてMTVでこの曲のプロモーション・ビデオを見た瞬間に完膚無きまでにやっつけられた。あまりにもヤバく、そしてカッコいいのだ。

この時期のCameoの音楽性は、リーダーのラリー・ブラックモンが語っている通り、ファンクというよりは「ブラック・ロック」というアプローチをしており、そこにZappのロジャー・トラッドマンばりのヴォーカル・エフェクトと、かなりひねくれたリズムが加わり、駄目押しで、ジャンポール・ゴルチェがデザインした衣装に身を纏ったラリーは股間に深紅のファウルカップを取り付け、NYの超あぷないヤツらが完成した。

Word Up!のHD画像がYouTubeにあった。リンクしておこう。今見ても本当にカッコいい。

このアルバムを「出世作」と評したが、コマーシャル的には本作が彼ら最大のヒットとなった。だが、その後も活動は継続しているようで、現在もアメリカで活動を継続しているようだ。

NYからやってきたあまりに危ないヤツら、夜道で会ったら逃げ出しそうだ(^_^;)。

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