時間管理・計画書評

あなたの1日は27時間になる by 木村聡子 10の鉄則

時間管理・計画書評
スポンサーリンク

「時間がない」「時間がない」「時間が足りない」

僕たちは常に時間と競争しながら生きている。

そしてたいていの場合、時間との闘いに僕たちは負ける。

なぜ負けるのか?

能力かないのか?

力不足なのか?

やり方が悪いのか?

そんな僕たちの根源的な悩みを、バッサリ解決してくれる、痛快な本を読んだ。

木村聡子さんの「あなたの1日は27時間になる。」だ。

created by Rinker
¥1,247 (2024/03/29 17:47:46時点 Amazon調べ-詳細)

僕も時間について悩んでいた部分があったのだが、この本で激しくスッキリした。

とてもオススメ。

さっそく紹介しよう。

スポンサーリンク

1.  自分だけの3時間を作る

「時間がない」「時間が足りない」と言っている人の大半が、同じ悩みを抱えている。

それは、自分と向き合って自分のことだけに集中する時間が確保できないことだ。

上司、部下、取引先の担当者などからひっきりなしに連絡が入る。

調整業務、相談、会議、商談、そして打ち合わせ。

他人のためにひたすら時間を使い、消耗して帰宅すれば今度は家族のための時間だ。

結局自分自身のための時間が全然確保できない。

それでは人生の満足度が上がるわけがない。

「自分だけの3時間」を作る。

これがこの本の目的である。

このことをまずは頭に叩き込んでおこう。

2.  残業から脱却するための10分「前業」のススメ

「時間がない」「時間が足りない」と言っている人は、ほぼ間違いなく長時間労働が習慣化されている。

長時間労働といえば、「残業」であり、「夜更かし」であり、「寝不足」である。

ここが最大の問題点であり、ここを改善しないことには、何も始まらない。

しかし、「残業しないと仕事が終わらない」というマインドが染みついている人が、そこから脱却するのは大変だ。

そこで著者の木村聡子さんが奨めているのが、最初の一歩として「10分だけ早く会社に行く『10分前業』」だ。

前業と残業は、似ているようでまったく違う性質のものだ。

早くオフィスに着くと、他の社員や取引先よりも先にメールが読める、先に仕事に着手ができる。

そうすると、危なそうな件、緊急の件に対して、「先手」を打てるのだ。

何事も後手に回ると弱いのだ。先手必勝なのだ。

10分の前業で、同僚や取引先よりも先手を打つ。

3.  「時間」で働かず「価値」で働くマインド転換

残業が習慣化している人の多くは、本音ではこう思っている。

「残業代も収入のうちで、残業がなくなると収入が減って困る」と。

しかし、それはあなたの労働力を時間で切り売りする人の考え方だ。

成功して伸びていくのは、「時間」を基準に働くのを止めた人々だ。

時間ではなくなにを基準に働くのか。

それは「価値」だ。

残業をやめ自分の時間を捻出し、その時間で自己投資をする。

早く眠って体調を整え、翌日フルパワーで仕事をする。

自分一人の時間をしっかり確保して、中・長期的な戦略を練る。

そうやって自分の価値を高めることができる人こそが、自分の目標を達成し、中・長期的には成功していくのだ。

聡子さんは書いている。

「経済状態が一時的に苦しくなっても、自分の時間を持ち、その時間をスキル向上や資格取得、あるいは人脈形成などに投資すれば、必ず目先の残業代以上の経済的効果を生み出します」

長時間働いて稼ぎをキープする、という考え方からは、一刻も早く脱却しよう。

 

【次のページ】常に高いパフォーマンスで仕事をし続けるために必要な健康管理って???

タイトルとURLをコピーしました