心・心理・あり方書評

嫌われる勇気 by 岸見一郎 古賀史健 — 自由に生きるために持つべき「嫌われる勇気 」7つのポイント

心・心理・あり方書評
スポンサーリンク

7. 無意味な人生に「意味」を与えよ

「人生の意味とはなにか?」

この究極の問いに、アドラーは「一般的な人生の意味はない」と答えている。

生きる時代、環境が違えば、人それぞれ生きる意味も違ってくる。

苛酷な戦乱の時代に命を落とした子供に、生きる意味など問えるはずもない。

人生におけるコントロール可能な部分と不可能な部分の比率は、人によってまったく違っているのだから。

だからこそ、原則論としての人生の意味はないのだ。

しかし、アドラーはこのように続けている。

人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」と。

世界とは、他の誰かが変えてくれるもきではなく、ただ「わたし」によってしか変わりえないのだ。

周囲を気遣い他人にどう思われるかばかりを追求しても、そこにあるのは他人の人生だ。

嫌われる勇気をもち、幸せになる勇気を持ち、リスクを取って一歩を踏み出すこと。

その一歩こそが、あなたの人生に意味を与える、大きなきっかけの「点」になるだろう。

スポンサーリンク

まとめ

140303-01-2

僕はアドラー心理学については何も知らずにこの本を手に取った。

しかし、読み進めるに従って、僕は次々と驚かされることになった。

この2年ほどの間に僕が学んできたさまざまな心理学や脳科学、能力開発などで語られていることの多くが、この一冊に凝縮されていたからだ。

人を変えることはできない。変えられるのは自分だけ。

選択理論心理学のベースも、このアドラー心理学と知り、なるほどと驚くばかりである。

本書は「哲人」と「青年」の対話形式を採ることで、非常に奥深い人生哲学や真理についての議論を、分かりやすく伝えることに成功している。

専門知識がなくてもサクサクと読み進められ、しかも対話形式に程よく挟まる「煽り」のおかげで臨場感たっぷりにアドラー心理学を「体験」することができる。

僕自身が2年かかって試行錯誤のすえに体得した「前に進む勇気」「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」とは何かを1冊で習得できる。

素晴らしい一冊!オススメ!!

「嫌われる勇気」のチェックはこちらから!

関連エントリー:

タイトルとURLをコピーしました