「インナーチャイルド」と対話して過去の呪縛から自由になろう!! 気づきのセラピー はじめてのゲシュタルト療法 by 百武正嗣

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皆さんは「ゲシュタルト療法」という言葉をご存知だろうか。

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ゲシュタルト療法とは、心理療法の一つで、精神分析医フレデリック・パールズと、ゲシュタルト心理学者であった妻のローラ・パールズ、それにポール・グッドマンの3人によって創られた。

「ゲシュタルト」とは、「まとまった」「全体性」という意味を表すドイツ語である。

ゲシュタルト療法とは、「人間は外部の世界をバラバラな寄せ集めとして認識するのではなく、意味のある一つのまとまった全体像(ゲシュタルト)として構成し、認識するというゲシュタルト心理学の視点」を基本にしている。


 

僕がゲシュタルト療法という言葉を初めて知ったのは、一昨年2013年に岡部明美さんの7期LPL養成講座を受講したときだ。

講座の中で何度も何度も、それこそ耳にタコができるくらい、「ゲシュタルト療法」という言葉や、ゲシュタルト療法のワークの一つである「エンプティチェア(空椅子)テクニック」という言葉は聞いていた。

そして実際講座の中で、エンプティチェアを使うことも何度もあった。

しかし、改めてゲシュタルト療法とはなんなんのか、ということの全体像を網羅した本はまだ読んでいなかった。

今回、9期LPL養成講座を再受講するにあたり、この「気づきのセラピー はじめてのゲシュタルト療法」が課題図書となったので、熟読した。

気づきのセラピー―はじめてのゲシュタルト療法百武 正嗣 春秋社 2009-07
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非常に読みやすく平易だが、奥行きのある、素敵な本だった。

さっそく紹介しよう。

 

 

「インナーチャイルド」と対話して過去の呪縛から自由になろう!! 気づきのセラピー はじめてのゲシュタルト療法 by 百武正嗣

身体の声を聞くことの大切さ

僕たちのほとんどは、日常的に、「心」と「身体」をバラバラに考えているのではないだろうか。

心が考え感じる場所、そして身体が行動する場所、というふうに。

しかし、ゲシュタルト療法では、頭と心、それに身体を統合していく。

そのためにまず僕たちがすることは、身体に意識を向け、身体の声をしっかり聞くことだ。

身体の声を聞くためには、まず、自分自身が身体の具体的な部位に向かって「問いかける」ことが大切だ。

たとえば、風邪をひいて咳がひどくて苦しいなら,その症状が出ている「胸元」にアプローチするのだ。

胸元に、「何と言っている?」と聞き、身体が発する声を聞きとるのだ。

胸元が「疲れたよ」と言ったとして、あなた自身に「疲労の自覚」がないなら、さらに対話を進めていくと良い。

身体が発する言葉の中に、自分に気付きを与えてくれる小さなきっかけがある。

そのきっかけを掴んだら、さらに問いかけを続けていくと、また小さなきっかけがある。

そして、身体が発する声により、大きな気づきが得られると、身体と心が「統合」されることになる。

身体が発している言葉を心が理解し受け入れたことで、身体と心が一つになる。

そのことで、身体にいま起きていることの意味を心が理解し、身体と心が統合されるのだ。

 

 

未完了な感情を完了させる

ゲシュタルト療法には、「未解決な問題」という概念がある。

この「未解決な問題」というのは非常に重要な概念で、この概念を知って生きているのと知らずに生きているのとでは、人生がまったく違うものになってしまう。

なぜなら、僕たちは普通、自分はいつも自分自身がいま選択した人生を生きていると思っている。

しかし、僕たちの感情のなかには、「未解決な問題」によってコントロールされ、自動運転されてしまっているものが多くあるからだ。

たとえば、もしあなたが喉の渇きを感じたなら、水道の蛇口をひねったり、コンビニに行ったりして水を飲むとか、カフェやバーでコーヒーやビールを飲む、という行為をするだろう。

喉の渇きがすぐに癒されれば、僕たちの欲求は別のことに向かっていく。

しかし、喉が渇いたのに水が飲めない、という状態になったらどうだろう。

その状態が続く、つまり喉が渇いたまま、欲求が満たされない状態が続くと、未解決な状態を完結させるために、欲求はさらに強くなっていくのだ。

そして、僕たち人間は、自分の感情の中に、さまざまな未解決な問題、つまり未完了な感情を抱えて生きている。

そして、その多くは、僕たちが幼少のころに、周囲の大人、特に両親(ときとしては幼稚園の先生など)との関係の中で起こった出来事に関する感情が、そのまま未完了になっていることが多い。

たとえば、職場の上司が変わったら、急にその上司がいると頭痛がして頭が締めつけられ、頭の上から幕が下りてくるような感覚に悩まされるようになった人がいる

その人は頭痛が起きる理由が分からず悩んでいたが、ゲシュタルト療法により、その理由が解明できた。

その人の頭痛を感じ、身体と対話していくことで、子供時代のことが思い出されていったのだ。

子供のころ、父親に反抗して「生意気だ」と叱られ、それでも反抗して殴られたのだ。

その場面がパッと、その人の中に思い出され、「今の上司が父親に似ている」ことに気づいた。

父親に似ている上司が近づいてくると、子供のころの「怖い」という「未完了の感情」が働き呼吸が浅くなり身体は緊張し、頭痛や耳鳴りを身体が作り出し、上司から注意を背けようとしていたのだ。

未解決な問題、未完了な感情は、その存在に気づくことで、多くの場合、消えてなくなっていく。

仕組みが理解されることで、未完了だった感情は「完了」となり、うそのように解放されていくのだ。

 

 

心の中にいる子供「インナーチャイルド」との対話

僕たちは心の奥に小さな子供、「インナーチャイルド」を住まわせている。

この子供は幼い頃の自分で、その存在に僕たちは癒されたり、悩ませられたりする。

僕たちは幼い頃にさまざまな体験をしながら一歩一歩成長していく。

その過程で、僕たちは大きなショックを受ける出来事と出会ったり、とても悲しいことを経験したりもする。

ショックを受け傷ついた子供が僕たちの胸の中にいて、とっくの昔に大人になり、身体も大きく強くなったのに、僕たちの活動や心の作用に、大きな制限を掛けてしまうケースが多くあるのだ。

たとえば、気が弱くびくびくしがちな性格のある女性は、幼少期にあったいじめの影響を強く受けていた。

その女性の胸の中には、泣いている小さな女の子がいた。

ゲシュタルト療法では、その泣いているインナーチャイルドに、声を与えてあげるのだ。

つまり、今の女性に、当時の女の子がいじめをする子供たちに言いたかったことを、言わせてあげるのだ。

辛かった体験を語るだけでは不十分なのだ。

それは、当時自分の身を守るためにしたかった「行動」「動作」「表現」が未解決、未完了のままだからだ。

その女性はインナーチャイルドの言葉として、いじめっこに対して、「ひどいことしないで!」「どうして乱暴するの?」「先生に言いつけるから!」と実際声に出して言うのだ。

そして、傍観していた同級生には、「どうして助けてくれないの!」と声に出していう。

そのことにより、未完了のままだった「怖い」「やめて欲しい」「助けて欲しい」という感情が、未完了状態から完了状態に移行していくのだ。

子供のときの感情を完了させることで、自分はいまは子供ではない、自分はいまは大人であり、自分は安全である、ということを実感でき、そのことによって「インナーチャイルドによる支配」から脱することができるのだ。

 

 

まとめ

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2年前に僕が最初に7期LPL養成講座で「インナーチャイルド」の話を聞いた時、僕は「僕にはそんな未完了の感情なんてないな」と思った。

「すべては解決済み」で、何の問題もないと考えたのだ。

だが、それは大きな間違いだった。

僕たちは多かれ少なかれ、子供時代にさまざまな傷を受けている。

親にまったく悪気がなくても、親と幼い子供では、力の差が激し過ぎ、知っている世界の広さが違いすぎるのだ。

たとえば僕の場合、LPL養成講座で、実家が引っ越しをして友達が入れ替わり、新しい幼稚園に馴染めなかったことが「インナーチャイルド」の傷だと判明した。

親から見れば「ただの引っ越し」であって、別に僕に意地悪をするつもりなんてまったくない。

でも、幼い子供だった僕からすると、「まったく知らない子供達に囲まれて意地悪をされた」という経験は大ショックだったのだ。

そして、そのときに親や周囲の大人たちが「助けてくれなかった」とという想いが、無力感や「自分は受け入れられない」という固定観念を生んでいたのだ。

もちろん親が悪いわけではない。人間というのは、そうやって社会性を得ていく生き物なのだ。

でも、インナーチャイルドの存在を知り、インナーチャイルドを癒すことで、子供のころのトラウマのような記憶に支配される日々を終わりにできるなら、絶対に終わりにした方が、人生お得だと思わないだろうか?

過去の傷は一つだけではない。いろいろな経験をして僕たちは大人になり、大人になってからもいろいろと傷ついたり傷つけたりして生きている。

ゲシュタルト療法を学び、その効用と実践法を知ったことで、僕は自分の人生を大幅に「楽」なものにできた。

2年前に学んだゲシュタルト療法をあらためて網羅的に学ぶのに、この本は最高の一冊だった。

気づきのセラピー、オススメです!

 

 

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