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室戸岬&御厨人窟散策 — 弘法大師が「空海」を名乗り悟りを開いた謂れの地 [2014福岡・高知旅行記 その44]

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高知旅行5日目、最終日。リゾートでの朝食を終えた僕たちは、室戸岬まで散策に出かけた。

2014年夏 福岡 高知旅行記、いよいよ最終日。

旅の一つ前の記事はこちら!

2014年夏 福岡 高知旅行記 目次

滞在中の星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパから室戸岬の先端までは約2km。

途中には弘法大師が修業をしてという洞穴「御厨人窟」(みくろど)もある。

スピリチュアル系にも詳しい奥さんが御厨人窟も行ってみたいというので散策してみることにした。

さっそく紹介しよう。

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室戸岬&御厨人窟散策 — 弘法大師が「空海」を名乗り悟りを開いた謂れの地  [2014福岡・高知旅行記 その44]

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リゾートを出て国道を歩いていると、300メートルくらいで海岸沿いを歩ける遊歩道が始まる。

「海岸」といっても砂浜は皆無で、断崖絶壁の険しい海である。

 

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今年はどうやら弘法大師とジョン万次郎にご縁が深い一年のようだ。

行く先々でこの二人の名前を聞く。

若き日の弘法大師はこの地で修業を積んだとのこと。

しかし高野山にしても室戸にしても、とんでもないところで修業をするのが好きな人だねぇ(^_^;)。

 

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雨の予報が良いほうに外れていいお天気。ピカピカである。

 

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奥さんもニコニコ。

 

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台風が南海上を通過中とのことで、この日は波が結構荒かった。

 

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エボシ岩。湘南にもあるね。

 

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強風の中を鳥が飛んでいる。

 

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沖合を行く貨物コンテナ船。

 

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望遠レンズで覗くと、結構な数の船が行き来している。

 

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砕ける波頭が水色に色づいているのがキレイだ。

 

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近くで見ているとけっこうな迫力!

 

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1kmほど室戸岬先端に向かって進むと、「御厨人窟」(みくろど)がある。

一旦遊歩道から国道に戻り、御厨人窟に入る。

入り口にはお札などを販売する小屋もある。

 

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本当にただの洞穴である。

 

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弘法大師が修業をした場所に鳥居というのも不思議な感じだが、古代の神道と仏教は融合していたというから、そういうことなのだろうか。

鳥居や洞窟内部には、おびただしい数の小石が積み重ねられている。

 

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こちらが「御厨人窟」内部。仏壇というより神殿という感じ。

気温が低くそして湿気がすごい。

水滴が天井からあちこちにぽたぽたと垂れている。

そしてこの神殿を守っているかのように、カニがたくさんいる(上の写真左下角など)。

弘法大師が修業をしていたとき、この洞窟からは「空」と「海」しか見えず、そのことから「空海」と名乗るようになったという謂れがある。

また、この地で修業中に空海は悟りを開いたとされているのだそう。

 

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この日の室戸周辺には、そこら中にこのカニがいた。

Facebookに写真をシェアしたところ、このカニは普段は山で暮らすカニで、この時期に産卵のために山を下りて海に向かうのだそうだ。

山と海の間を走る国道を渡るときに車に轢かれてしまっているカニも結構いて気の毒だ。

カニにとっては国道は邪魔な存在だねえ。

 

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御厨人窟の上の岩はいまにも崩れてきそうだ。

御厨人窟に入ってみた感想だが、思ったほど静謐としていないというか、清々しくなかった。

むしろちょっと怖いというか、おどろおどろしい感じで、空海が悟りを開いたという感じがしない。

奥さんにそのことを話すと、奥さんも同じ感想だった。

奥さん曰く、あまりにも多くの人がここを訪れ空海にあやかろうとした結果、ここには訪れた人たちが置き去りにした、さまざまな「念」が残ってしまっているのではないか、とのこと。

なんかそれは納得できる感覚だ。

 

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トンビが気持ち良さそうに頭上を舞っている。

僕らは再び室戸岬突端に向けて歩き始める。

 

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そして到着。この辺りからが室戸岬の突端だ。

 

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室戸岬の突端は、三角形ではなく四角形になっているので、「ここが先っぽ!」というのは分からない。

 

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太平洋の荒波もスケールアップ!

 

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水の中の岩もかなり険しいようで、押し寄せる波が泡立っている。

 

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超広角ズームで見ると、地球が円いことを実感できたりする。

 

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あこうの木だそう。熱帯ジャングルという風情だ。

やはり四国は亜熱帯なんだなあ。

まとめ

前日は本降りの雨の中車で通っただけだった室戸岬をゆっくり散策できて良かった。

室戸岬の遊歩道は、過剰な説明書きや注意書きがなく、放置プレイな感じが良かった。

岩場で結構危なそうな場所にも、ベタベタ「危険!」とか「この先立入り禁止」みたいなことは全然書いてない。

「それぐらい自分で判断して」という姿勢が大人っぽくて僕は好きだ。

あまりベタベタ注意書きばかりになると、観光する気が失せるよね。

という意味でも、室戸はちょっと屋久島に雰囲気が似ているような気がした。

旅の続きの記事はこちら!

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