メッセージ

ネットで「集団リンチ」が起こってしまう構造上の問題

メッセージ
スポンサーリンク

僕は格闘技の観戦が好きで、X(Twitter)やInstagram、YouTubeで複数の格闘家のアカウントやチャンネルをフォローしている。

格闘技ファンの方ならご存知かもしれないが、格闘技団体RIZINで出場選手がドーピングしていたことが判明した。

RIZIN代表の榊原氏と該当選手が記者会見を行い直近の試合が無効試合になったり罰金、半年間の出場停止などが発表された。

その会見に対して、というか選手がドーピングをしていたことに対して、Xで多くの意見が飛び交っている。

該当選手はXをやっていないようで、アカウントは見つからず。

なので直接本人のアカウントに向かって意見を言っているのではなく、各自が自分の意見を投稿しているという形だ。

格闘家の多くが自分の意見を述べていて、大多数が該当選手を非難するもの、制裁が甘すぎるというものである。

さらに格闘技ファンも当然言いたいことがあるわけで、多くのユーザーも言いたいことを書いている。

それらの動きに対して、「集団でひとりを叩くのはいかがなものか」と苦言を呈する格闘家も複数出てきている。

結果として両方の意見が飛び交い、自分と対立する意見を言っている格闘家に文句を書いたり暴言に近い言葉を吐く人も出ていて、炎上みたいになっている。

その炎上を見ていて感じるのが、ネットの構造上の問題。

誰しも思うことがあり、言いたいことを言う権利がある。

今回の場合、格闘家や格闘技の評論家であれば、自分の見解を述べるのは、ある意味当然といえば当然だろう。

そして格闘技ファンだって当然自分の主張は表明したいと思うだろうし、該当選手に苦言を呈したいという想いもあってしかるべきだ。

一人ひとりは自分の意見・見解を述べるわけだが、いかんせん該当者は1人なのに対して、彼に苦言を呈したり文句を言う人は何万人もいる。

結果として「1人対何万人」の集団リンチみたいな構図になってしまうのだ。

今回は該当者がXにアカウントを持っていないようなので見ないで済むが、もし日常的にXを使う人だったら、この構図は相当キツイと思う。

顔出し・名前出しで活動をしている人はどうしても矢面に立つことにはなるが、やはりネットで批判の声が増幅されてしまうと、生身の人間が一人で全部受け止める限度を超えることがあると思う。

総合格闘家の朝倉未来選手がXを使うのを止めたことが話題になったが、確かにあれだけ知名度が高いと批判や誹謗中傷も多くなるだろうから、メンタルの健全性を保つためにネットとの距離感は大切になるだろう。

今回の件で該当選手を非難している人も、彼を精神的に追い込むことを目的にしている人はほぼいないだろう。

だが、結果として非難の声がネットで何万倍にも増幅されることで、集団リンチ的に作用してしまうのは怖いと感じる。

彼がやったことは非難されても仕方がないことだし、すべての人に言論の自由があるのも確かなのだが、抑えが効かなくなりやすいのがネットの構造上の問題なのだろう。

タイトルとURLをコピーしました