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まとめ Mac iPhoto の Flickr 共有 問題点と対策

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Macの写真ライブラリ・管理アプリ、iPhotoはとても便利だ。

直感的なUIもいいし、操作性も素晴らしい。iPhoneやiPad、デジイチとの連携も文句ない。

だが、iPhotoのFlickr共有を活用する際には抑えておくべきポイントがいくつもある。今回とても苦労したのでシェアしよう。

 

 

 

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問題1.  1セット500枚までの謎な制限あり

 

 

Flickrには「セット」という単位がある。iPhotoでいう「イベント」にあたる。

グループのようなもので、たとえば「2011年夏休み旅行」とか、「花火大会20110811」などという、一つの塊として写真を管理できる機能で、とても便利だ。

 

 

iPhotoからFlickrにイベントを丸ごとアップロードすると、そのイベントがFlickrではセットと認識される。

しかし、問題はここからで、Flickrの1つのセットにアップできる写真の数は500枚に制限されている。

 

 

 

 

Flickr自体にそのようなセットの枚数制限はない。

iPhotoからアップすると、勝手にこの制限がかかってしまうのだ。

 

 

しかも酷いのが、この制限の存在を知って、わざわざ他の方法を使ってアップしても、iPhotoのFlickr共有画面を開いてしまうと、501枚以上の写真は削除されてしまうという事実。

 

 

分かりにくいかもしれないので、具体的な例を挙げる。

 

 

浅草飲み写真部の写真が900枚ある。iPhotoのFlickr Uploaderを使うと500枚までしか同期されないので、別アプリ、”Flickr Uploader for iPhoto” を使って900枚を全部「浅草写真部」というセット名でアップした。

Flickrには枚数制限がないので、当たり前だが全部アップされるし、WebのFlickrでも普通に運用できる。

 

 

ところが、このセットをiPhotoのFlickr共有画面で開くと、501枚目から900枚目までが勝手に削除されてしまうのだ。

 

 

 

問題2. ローカルのiPhotoライブラリにない写真はFlickrから削除される

 

 

 

撮影する写真の枚数が増え、格納する写真が多くなるとiPhotoライブラリが重くなる。

 

 

そうすると、複数のライブラリを使い分けたくなる人もいるだろうし(僕だ)、もっと割り切って、古い写真はFlickrにアップしてあれば良くて、ローカルからは削除して、ディスクスペースを節約したい、という人もいるだろう。

 

 

iPhotoライブラリを2つ作り、ライブラリAに最新の写真を、ライブラリBに古い写真を入れる。

ライブラリBの古い写真は、全部Flickrにバックアップされている。

ここまでは問題ない。

 

 

ところが、ライブラリAを選択してiPhotoを起動し、Flickr共有のページを開くと、その瞬間にライブラリBに入っている古い写真のFlickr上の写真が全部削除されてしまう。

その時に開いているライブラリAに入っていない写真は全部削除されてしまうのだ。

要は、「アップロード」ではなく「同期」なのだ。

 

 

ローカルにない写真はサーバからも削除される。

 

 

 

問題3. アラートなしでいきなり削除

 

 

 

そして、これらの挙動が、全てアラートなしでいきなり実行される。

僕はiPhotoライブラリを分割して別にした写真5,000枚ぐらいが一瞬でFlickrサーバ上から一瞬で消えるという経験をした。

 

 

5,000枚の写真をFlickrにアップするのに、どれだけの手間がかかったか。

せめて、「写真をFlickrサーバから削除してもよいですか?」というアラートは出せないものだろうか?

 

 

そして、「iPhoto Uploader」という名称を使っているなら、「アップロード」を管理するようにして、ローカルのライブラリにない写真を消してしまうという「同期」機能は、なくすか、もしくはせめてオプションにするべきなのではないだろうか?

 

 

せめてiPhotoからアップロードした写真だけは同期にして、iPhoto以外の機能でアップロードした写真まで、何でもかんでも501枚目から以降は削除するという仕様はやめることはできないものだろうか。

iPhotoからのFlickr共有は便利なだけに、この仕様は是非改善して欲しい。

 

 

 

現状の対応

 

 

 

現状の対応として、僕は以下のことをしている。

 

 

  • 母艦のiMacではiPhoto共有をオフにする(複数のライブラリを切り替えて使うため、そのたびに写真が全部消える)
  • 外で使うMBAだけでiPhotoのFlickr共有をオンにする
  • iMacからFlickrに写真をアップする際はFlickr Export for iPhotoを使用する
  • iMacからFlickrに写真をアップする際は、1セットが500枚以内になるようにする(501枚目以降はMBAで開くと勝手に削除されるから)

 

 

Flickr Export for iPhotoというのは、iPhotoのプラグインとして機能するシェアウェアで、サイズ指定やセット指定などもできる高機能なプラグイン。

 

 

 

 

このFlickr Export for iPhotoを使うと、1,000枚でも1つのセットに写真をアップすることができる。

でも、MBAのiPhotoでそのセットを開いた瞬間に、501枚目から1,000枚目まではアラートなしでいきなり削除されてしまうんだけど(- -;)。

 

 

正直言って結構面倒臭い運用だ。

このあたり、早く改善されることを望むよ。便利なだけに歯がゆくてね(^_^;)。

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