自己実現・自己啓発書評

やりたいことを全部やる!メモ術

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やりたいことを全部やる!メモ術」という本を読んだのでご紹介。

六本木ヒルズのツタヤに行ったとき、たまたま平積みされているのを見かけて興味を持ち購入した。

面白かったのが、この本はカバーが二重になっていたこと。

この記事の冒頭の「年末年始で見直そう!」というコピーが入った水色の表紙を取り外すと、黄色い表紙のカバーがまた出てきた。

こういう手法は初めて見たけれどなかなか面白い。

この本を読もうと思ったのは、まさに最近の僕は「やりたいことがたくさんある」状態になってきたから。

やりたいことを全部やるためには、効率良く物事を片付けて行くことと同時に、「頭の中をいつもクリア」にしておくことが大切。

頭の中にモヤモヤした「やりたい」「やらなきゃ」がないクリアな状態にいかにできるか。

あと、パッと思い付いたアイデアを逃さず書き留めておきたいという思いもあり。

以前はタスク管理をかなり厳格にやっていた時期もあったが、自分に合うスタイルを見つけたいと思って、この本を手に取った。

さっそく紹介しよう。

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ノート + スマホ体制

僕はもう何年か前から紙の手帳を持つのを止めてしまった。

スケジュール管理については、完全にデジタルのiCloudカレンダーの方が便利。

そして買い物メモなんかもiPhoneのリマインダーアプリDomo Cueを使うようになった。

プライベートな日記もMacのメモ帳で書いていて、iCloudで全デバイスに同期されている。

だけど今もこの本の著者臼井由妃さんと同じロルバーンの金色のXLサイズのノートは使っている。

このノートには日々のToDoを書き出すようにしている。

一時期はタスク管理もデジタルにしていたのだが、ここ数年ロルバーンのノートに書き出すようになった。

ノートに書き出して、終えたタスクを赤のボールペンでガシガシと消し込むのがちょっとした快感なのだ。

そしてその日の夕方までに全部消せれば嬉しいし、消せなかったとしても、残っているものは優先順位が低いもの。

なので翌日に再び転記して、次の日の一番のタスクに入れておく。

中には何日も何日も、ずっと消せずに残る頑固なタスクがあったりする。

それは、何らかの理由で「やりたくない」ことなのだ。

無理やりやろうとしても身体が動かないので、そういうときは、その現実の奥にある「やりたくない理由」にしっかりアプローチすることで、やれるようになっていく。

現実から目を逸らさないために、それでも毎日転記を続けるのだ。

本書ではToDoは夜に翌日分を書くように奨めているが、僕は毎朝の日次レビュー & デザインのときに、フレッシュな頭でその日にやりたいことを書き出す方がしっくり来ている。

いずれにしても、その日の行動予定を書き出すことは、とても効果的だと思う。

やらなければならないこと + やりたいことをうまくブレンドする

日々の活動には、「やらなければならないこと」と「やりたいこと」が混在している。

常にやらなければならないことに追われるだけでは、人生まったく面白くない。

この本のタイトルも「やりたいことを全部やる!メモ術」なのである。

ToDoリスト、タスク管理ツールに「やらなければならないこと」だけを書いていたら、いつまでたってもやりたいことが全部できるようにはならない。

やらなければならないことは、本当に自分で全部やらなければならないのか?

本当にやらないとまずいのか?

仕分けをしていき、本当にその日にやらなけれればならないことに集中し、速攻で片付けていく。

そのうえで、「やりたいこと」にしっかり取り組める時間を確保していこう。

本書では「仕事は月火水の三日で片付ける」と書いてあるが、まさにその感覚が大切。

やらなければならないこととは、「やりたいことにじっくり取り組むために最短でやっつけるモノ」くらいに思っておくと良い。

本を勉強メモにする

本をただ読むだけで終える人と、読んだ本から得た気づきをアウトプットする人では、そのあとの成果に大きな違いが出てくる。

僕は本にメモをするのが嫌いなので、こうして読んだ本の書評を書くことでアウトプットしている。

アウトプットすることで、本は「勉強メモ」に変化する。

アウトプットすることで、本で得た学びがしっかり定着し、自分が実践できるものになる。

実践することで日々が変わり、日々が変わることで人生が転換していく。

本はもっとも費用対効果が高い投資である。

そして本を読んだらアウトプットして、自分の血肉にする。

それにより本の価値が最大化されるのだ。

まとめ

本書はメモの取り方に関する本ではなく、日常生活における著者のライフスタイルの提示があり、そこにメモの存在がくっついてくる、というスタイルだ。

なので、人づきあいとか時間術、お金に関するテーマなど、かなり幅広く扱われている。

ライフハック的なテクニック集を期待するとちょっと違うかもしれないが、やりたいことを全部やる!というところにフォーカスして読むと学びが多いだろう。

「やりたいことを全部やる!メモ術」のチェックはこちらからどうぞ!

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