マーケティング・ブランディング書評

パーソナルブランディング by ピーター・モントヤ & ティム・ヴァンディー 〜 自分ブランドの実践的テキスト!! [書評]

マーケティング・ブランディング書評
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ブックレビュー2010年の54冊目はピーター・モントヤ & ティム・ヴァンディー両氏著、「パーソナルブランディング」を読了。

最近何冊か続けて読んだ本田直之氏の著書でこの「パーソナルブランディング」が推薦されていて、本田氏自身が翻訳も担当したと知り早速読んでみた。

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パーソナルブランディング by ピーター・モントヤ & ティム・ヴァンディー 〜 自分ブランドの実践的テキスト!! [書評]

とても良い本だ。

決して読みやすくはないのだが、読み物というよりはテキストとして実践的に自分自身のパーソナルブランド構築を導いてくれる。

説明は詳細で具体的、そして各章最後にあるケーススタディを読めば、読んだことが現実世界にどのように反映されるのかが投射され、この本を読んだあと自分が何をすればいいのかが明示的になる仕組みになっている。

本書では前半の約半分を、販売、マーケティング、ブランディングとは何かという概念的なことや、自分自身をブランド化するために必要な考え方などの基礎的かつ普遍的な事項に割いている。

日本の良くあるノウハウ本ではこの前半部分を飛ばしてしまっていることが多いのだが、本書では敢えて概念にたっぷり時間を掛けることで、後半のより具体的なパーソナルブランディング構築のための手法や行動などの実践部分により説得力を持たせることに成功している。

ウェブやTwitterをはじめ、これだけ情報伝達の手法が先鋭化すると、自分自身のブランド化を意識して取り組む人と、それをしてしいない人では、同じ量の努力をしても、得られる結果には雲泥の差が出るのは当然のことだろう。

本書は「ものは試し」と図書館で借りて読んだのだが、今後もたびたび読み返すべき良書と感じている。

楽しくさらさら読めるようなタイプの本ではないが、自分自身を磨きたいと感じている人はチャレンジして損はない一冊だろう。

パーソナルブランディング のチェックはこちらからどうぞ!!

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