マーケティング・ブランディング書評

パーソナル・マーケティング by 本田直之 〜 パーソナル・ブランディングの先にあるもの [書評]

マーケティング・ブランディング書評
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ブックレビュー2010年の74冊目は本田直之氏著、「パーソナル・マーケティング」を読了。

良い。非常に良い。

本田直之氏の著書はどれも切れ味鋭く腑に落ちるものばかりで、非常に勉強になるのだが、本書は今まで読んだ中でも抜群である。

ただ、本書は決して初心者向けではなく、中級〜上級者向けと言っていいだろう。

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パーソナル・マーケティング by 本田直之 〜 パーソナル・ブランディングの先にあるもの [書評]

「パーソナル・マーケティング」とは、「パーソナル・ブランディング」の上位概念である。

この一文の意味がすとんと腑に落ちない方は、何冊かパーソナル・ブランディングに関する書物を読んでから本書を読んだ方が本書を理解するのがスムーズかもしれない。

僕自身、本田直之氏が翻訳を担当した「パーソナル・ブランディング」や、佐々木俊尚氏の「ネットがあれば履歴書はいらない」、勝間和代氏の「目立つ力」など、何冊かのパーソナル・ブランディングに関する本を読んでいた。

そのため、このフレーズが簡単に腑に落ちたし、本書が説いている内容もスムーズかつ積極的に理解することができた。

「パーソナル・ブランディング」は自分の見せ方をいかに工夫して正しく露出するか、ということを意味する。

が、「パーソナル・マーケティング」は見せる部分だけではなく、自分自身を商品としてどのように構築していくか、突き詰めれば自分の人生をどのように方向づけしていくのか、ということになる。

自分の強みを洗い直す、ターゲットを明確にする、断片的な経験や脳力を体系化するなど、過去の自分の生き方を整理する。

それとともに、これからの自分の生き方を定義して、そしてその目的に向かって徹底的に活動を行う結果として、信頼が生まれ、その信頼によってブランドが形成される。

まさに僕の中で形にしたかった部分がズバズバと鋭い切れ味で書かれいてる。

会社ブランドで生きる時代は終わりを告げ、自分ブランドを構築して生きる必要が生じている。

だが、ブランドを構築するためには、自分を商品として見た時のマーケティング戦略が不可欠だ。

その答えを本書は与えてくれる。本気の人にお奨めの力強い作品だ。

パーソナルマーケティングのチェックはこちらからどうぞ!!

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