語学・資格・学び書評

「フォトリーディング」10倍速く本が読める!実践法5つのステップまとめ

語学・資格・学び書評
スポンサーリンク

「フォトリーディング」という言葉をご存知の方も多いのではないだろうか。

もし今の10倍のスピードで本を読むことができたら。

そんな夢のようなスキルが手に入るとしたら、あなたは試してみたくないだろうか?

そのスキルこそが、「フォトリーディング」だ。

フォトリーディングは単なる速読ではなく、それ以上の変革を僕たちにもたらす。

僕は先日公認インストラクターの勝間和代さんが講師を担当されたフォトリーディング集中講座に出席し、修了証をもらった。

くわしくはエントリーも書いているので参照してください。

勝間和代さん講師の 「フォトリーディング集中講座」 に参加してきた!
土曜日と日曜日の2日間に渡って開催された、「フォトリーディング集中講座」に出席してきた! 講師は勝間和代さん! このセミナーは、僕が受講している「勝間塾」とは完全に別モノ。 いわゆる「フォトリーディング協会」みたいな組織があって、勝間さんは...

だが、その方法論は、実は秘密でも何でもなく、1,400円の本に書かれていて、誰でも読むことができる。

そして実際にフォトリーディング集中講座を受講してみて分かったことだが、集中講座では、この本に書いてない「秘伝」のようなものは何も習わない。

言い換えれば、10万5,000円のセミナーを受けなくとも、フォトリーディングのシステムやその実践方法は、本を読めば理解できるということだ。

あなたもいままでの10倍速く本が読める」というこの本は、フォトリーディング考案者のポール・R・シーリィ氏が書いたものだ。

created by Rinker
¥1,540 (2024/10/14 03:02:13時点 Amazon調べ-詳細)

そして日本にフォトリーディングを紹介した神田昌典氏が日本人向けに分かりやすいよう監修している。

今回は、この本に書かれているエッセンスの重要なポイントを皆さんにお伝えできればと思う。

スポンサーリンク

フォトリーディングは「速読術」ではない

まず多くの人が考えているであろう誤解を解いておきたい。

と、偉そうに言っているが、僕自身つい最近までその違いを知らなかったのだから詳しくない人が違いを知らなくても無理はない(笑)。

その誤解とは、章タイトルに書いたとおり、「フォトリーディングは速読術ではない」ということだ。

では一体フォトリーディングとは何なのか?

フォトリーディングは、正式には「フォトリーディング・ホール・マインド・システム」という(Photo Reading Whole Mind System)。

このシステムは、僕らが生まれつき持っている、画像処理能力を最大限に発揮させるものだ。

僕らの脳は、文字を理解して解釈する能力よりも、圧倒的に優れた画像処理システムを持っている。

人の顔の特徴を文章で表現することは非常に難しいが、写真を見てその人の顔を判断することは簡単だ。

そして、処理された膨大な視覚情報は、全てが僕らの脳に蓄積されている。

だが、普段僕らはそれら圧倒的なボリュームの記録に直接アクセスすることはできない。

あまりにもその量が膨大で、すべてを意識していたら、記憶の容量が溢れてしまうからだ。

なので、それらの視覚情報は、「潜在意識」という領域に普段は格納されていて、僕らはそれらの情報を「忘れる」ことができる。

だが、それらの情報は失われたのではなく、忘れているだけで、しっかりと潜在意識に残っている。

従って、数十年ぶりに訪れた子供の頃遊びに行った場所で、急にその頃の自分の記憶が蘇ってきたり、人混みの中で何年も会っていなかった友達とバッタリ行き合ってお互いを発見する、というようなことが可能となる。

そう、僕らは言葉として文字を理解するよりも、目で見たままを画像として処理する方が得意な生き物なのだ。

そしてフォトリーディングは、この「画像処理」と「潜在意識」を組み合わせることで、僕らの意識を「拡張」して、従来よりも大容量で高速な処理能力を身につけようというシステムなのだ。

もちろんPhoto Readingなので、読書を10倍速で行うことを目的としているシステムであることに間違いはない。

でも、このシステムを使えるようになると、探し物がすぐに見つけられるようになったり、探している情報と巡り合う確率が高まるなど、多くの効用がある。

そしてもう一つ、フォトリーディングを使うことは、本を極めて体系的かつ俯瞰的に読む技術を身につけることだ。

僕らは本を最初のページから読みはじめるクセがあるが、フォトリーディングでは、まず「自分は何故この本を読むのか」「この本を通じて自分は何を得たいのか」という問いかけからスタートする。

本全体が何のために書かれているのか、どういった情報を提供しているのか。

本の骨格を見て全体像を掴むことから始めるため、本へのアプローチ方法が大きく変化する。

この俯瞰的情報処理技術は、憶えておいて絶対に損はないものだと僕は考えている。

まさに、夢のようなシステムであることは確かだ。

では,次のページから具体的にフォトリーディングの5つのステップを解説していこう。

 

【次のページ】フォトリーディングの5つのステップ その1〜3

タイトルとURLをコピーしました