内容を忘れたら読まなかったのと同じ “読書は1冊のノートにまとめなさい” by 奥野宣之 [Book Review 2011-004]

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ブックレビュー2011年の4冊目は、奥野宣之氏著、「読書は1冊のノートにまとめなさい」を読了。

 

読書は1冊のノートにまとめなさい

奥野宣之 ナナ・コーポレート・コミュニケーション 2008-12-05
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by ヨメレバ

 

 

奥野氏の著作を読むのは初めてだが、同氏の最新刊「人生は1冊のノートにまとめなさい」が話題になっているようなので、まずは時系列順にと思ったのだが、実はもともと「情報は1冊のノートにまとめなさい」の方が時系列順では最初であった。こちらも読まねばなるまい。

さて、どんなにたくさんの本を読んだとしても、内容を忘れてしまえば読まなかったのと一緒である。著者はそう宣言している。僕もこの意見には同意だ。

読みっぱなしで片端から忘れてしまうことを避けるための読書法として、著者は「インストール・リーディング」という独自のシステムを構築している。

このインストール・リーディングの仕組みが分かったような分からないような感じだったのだが、巻末の「あとがき」でやっと意味が分かった。読んだ内容を確実に自分自身のものにする。つまり、「本から吸収した情報を自分にインストールする」、という意味だったのだ。なるほど。

著者が提唱しているインストール・リーディング法は、僕の読書法と似通っている部分が多い。書店で思い付きで本を買わずに今後読む本リストを作ってその中から優先順位をつけるとか、読書記録を残そうという考え方はほぼ共通していると言っていい。

ただ、著者はかなりの部分を敢えてアナログにこだわっている。読書ノートも敢えてアナログの大学ノートを推奨しているし、探書リスト(今後読むべき本のリスト)もアナログである。読書記録を検索するためのタイトル一覧だけはデジタルを推奨しているが、それ以外はほぼアナログである。

これは好き好きなのだとは思うが、僕は一冊本を読むごとに手書きでノートを付けろと言われたら面倒で嫌になってしまう。それに自宅に100冊以上の紙のノートがずらずら並んでいる様子も想像しただけでかなり鬱陶しい。僕はその手の情報は全部デジタルしたい。

ただ、デジタルかアナログかという嗜好の違いを別にすれば、本書ではかなり面白い提案をしてくれていて、中には僕が無意識に実践していることも多く、なるほどと思う部分が多かった。

例えば古典や難易度の高い本はすぐに読まなくても目に見える場所に積んでおくことが大切という意見や、長編や古典などすぐ読むことができなさそうな本は、漫画図解本や解説本など難易度を下げた入門書を先に読んで情報を入れてから、改めて本丸に取り組む、などだ。

また、再読の効用についてもまさに僕がイメージしていた通りでちょっと嬉しかった。同じ本を繰り返し読むという行為は、本の中の余計なものをそぎ落とし、より本の中核に対してシンプルに斬込んで行く行為なのだ。本に含まれている全体的な情報を吸収したうえで、敢えて再読すると、重要なテキストだけが浮き上がるように頭に入ってくるものである。

いずれにしても、何百冊良書を読んだところで、その場で感心して全部忘れてしまったはまったく無意味である。忘れないための工夫、重要な情報を自分自身にインストールしてパワーアップするために、読んでみて損はないだろう。

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