資産管理アプリ iCompta を本気で使いこなそう! その1. iCompta でできること!

2009年からiComptaという資産管理アプリを使っている。

iComptaはMac版とiPhone、iPad版ユニバーサルのアプリだ。

「家計簿」アプリと分類されているのを見かけるが、iComptaはもはや家計簿と呼んではもったいない、極めて高機能な資産管理アプリなのだ。

まだ日本でほとんど知っている人がいない時期から使ってきた。

当時はMac版はドネーションウェアだったが、現在は有料化された。

今は正式名はiCompta 2となり、複数Mac、iPhone、iPad間でデータを同期できる素晴らしいアプリだ。

 

iCompta 2 Personal Finance 2.2.10(¥250)App
カテゴリ: ファイナンス
販売元: LyricApps – LyricApps(サイズ: 5.3 MB)
全てのバージョンの評価: (65件の評価)
+ iPhone/iPadの両方に対応

 

iCompta 4.0.11(¥1,650)App
カテゴリ: ファイナンス, ビジネス
販売元: LyricApps – LyricApps(サイズ: 9.6 MB)
全てのバージョンの評価: (15件の評価)
iComptaは素晴らしいアプリなのだが、インターフェイスが英語であることと、フランス人作者が無理やり英訳したらしく多少英語がおかしいせいもあり、初心者の方にはかなり取っつきにくいアプリでもある。

だが、iComptaは一旦慣れてしまえばセルフ・マネジメントにおいて素晴らしい力を発揮する。

 

 

最近何人かの方からご要望をいただいたので、iComptaについて僕が知っていること、僕の使い方を書いてみる。

とはいえ高機能で難解な部分もあるため、僕も知らなかったり効率悪い使い方をしている部分もあるかもしれない。

その点はご容赦いただきたい。

「もっといい使い方があるよ」という場合には、是非アドバイスをお願いします。

 

 

一度に書くにはボリュームが大きくなりすぎてしまうので、何回かに分けて説明しようと思う。

今日は第1回なので、iComptaでできることを簡単に雁論風に書いてみる。

 

 

iComptaでできること

 

総資産・総負債の一元管理

現代において、現金でしか資産を管理していない人はいないだろう。

ほとんどの人は複数の銀行口座やクレジットカード、証券会社口座を持っている。

また、住宅ローンや自動車ローンなどを支払っている人も多いだろう。

iComptaは、現金、銀行口座、証券口座などの複数の口座すべての資産・負債を一つのアプリで管理できる。

「おこづかい帳」や「家計簿」よりも、もう一段本格的なアプリなのだ。

 

 

口座・アカウント間のお金の移動管理

iComptaには「Transfer」という機能がある。

口座間の資金の移動が簡単に記録できるのだ。

50,000円の預金があった銀行口座から10,000円を現金にして引き出した。

この場合、銀行口座をマイナス10,000円、現金をプラス10,000円と記録する必要はない。

「銀行口座から現金に10,000円移動」という登録を一回すればOKなのだ。

 

 

クレジットカードで買い物をして、毎月の引落日に銀行口座からカード会社に引き落とし。

証券会社に資金を移動させ投資信託を購入。

こういった、口座間のお金の動きを簡単に登録することができる。

しかも、たくさん口座がある人向けに、「グループ」を設定してその中に口座を持つことができ、グループごとの資産・夫妻合計を自動表示させることもできる。

 

 

経費カテゴリーの設定

人それぞれお金の使い方は異なる。

だから、費用の項目も柔軟に設定できた方がいい。

iComptaでは、収入・支出はカテゴリーを自分で設定することができる。

また、複数のカテゴリーにまたがる費用を振り分けて登録することもできる。

 

 

たとえばスーパーに買い物に行って買い物をしたとき。

4,000円の食料と1,000円のお酒を買った。

合計は5,000円だが4,000円は食費に、1,000円は嗜好品に分類したい。

この場合、一枚のレシートに対して「4,000円」を「食費」というカテゴリーに、「1,000円」を「嗜好品」というカテゴリーに振り分けることもできる。

 

 

さらにカテゴリーもグループごとに分類することができる。

たとえば「収入」というグループを作り、「給与」「賞与」「副業」というようなカテゴリーを作れば、収入の内訳を見ることができる。

支出についても「固定費」「変動費」「遊興費」「臨時出費」などにグループを分けておくと、全体像が把握しやすい。

設定が自由すぎてどこから手を付けて良いか分からなくなってしまうのだが(しかも変な英語だし)、慣れればものすごく楽だ。

 

 

カテゴリーごとの週次・月次・年次の予算設定と管理

iComptaは収入や支出の結果を登録するだけではなく、事前に予算を組み、その消化状態を確認していくことができる。

予算はカテゴリーごとに設定できる。

たとえば「夏に旅行に行きたいから貯金を2万円増やし、その分遊興費を2万円抑えたい」というような場合は、予めそれぞれの項目に予算を設定できる。

「遊興費」というグループの中に「外食」「本」「ガジェット」などのカテゴリーを作り予算を組めば、この3つの合計が「遊興費」となる。

現状予算のグループ単位の自動計算は対応されていないが、各カテゴリーの月次予算は一覧できる。

 

 

また、予算は日次、週次、月次、年次から選べ、単位も変更できる。たとえば月次 x 3と設定すれば3ヶ月単位の予算になるし、月次 x 6とすれば半年単位となる。

そして、予算の消化の進捗が日々確認できる。

たとえば月次でスタートを毎月1日、終了が月末とした場合、10日の時点でいくら使ったのか、残り予算がいくらなのかが分かる。

 

 

銀行・カード会社発行のcsv、ofxファイルのインポート

iComptaには銀行や証券会社とオンラインで接続して最新の情報を自動取得する機能がある。

だが、残念なことに日本の銀行には未対応だ(本当に残念)。

それでも、多くの銀行やクレジットカード会社がデータを.csvまては.ofx形式でエクスポートできるようになっており、このデータをiComptaに取り込むことで、処理を自動化できるのだ。

週に一度や月に一度、各口座から対応するデータをダウンロードしてインポートするだけで、それぞれの口座の動きの入力が完了する。

これにより入力処理を大幅に高速化できる。

 

 

ルール設定による自動化

iComptaでは入力をサポートする自動化ルールを柔軟に設定できる。

たとえば「酒」というアイテムを登録したら、カテゴリーを自動で「嗜好品」にする、とか。

たとえば銀行の口座からクレジットカード会社への引き落としがあったら、これをTransferにして、クレジットカード会社の残高を腰込む、など。

ルールの適用により、入力の手間をさらに減らすことが可能だ。

 

 

繰り返しアイテム設定による自動化と将来予測

毎月同じ金額が発生するもの。

金額は変動するが毎月同じ日に支払うアイテム。

一年に一回発生する年会費。

2年分まとめて払ったので2年後に発生するFlickrのプロアカウント料金。

 

 

iComptaではこれらの繰り返し発生アイテムを自動登録できる。

「Monthly」で登録しておけば、毎月同じ日に自動でアイテムが登録される。

さらに、繰り返しをいつ登録させるか、また「決済」をいつの段階でするかも柔軟に設定できる。

毎月発生することが分かっているアイテムは、一年の最初に全部表示させることもできる。

 

 

この繰り返しを使いこなすと、一年後の自分はいくらの資産を持っているかを事前予測することができる。

そして、上で説明したルールと併せて使うことで、事前予測欄が空欄のアイテムにクレジットカード会社の.csvの金額を入れる、といった自動化も実現できる。

 

 

Wi-Fi経由、またはDropbox経由によるデータ同期

iComptaはWi-Fi、またはDropbox経由で複数デバイス間で同期が可能だ。

Mac同士で同期したい場合はiComptaのファイルをDropboxなりSugarSyncなりのクラウド上に置けば良い。

iPhoneやiPadと同期して使用するには、Dropboxに置いたファイルをiPhoneまたはiPadで開く方法と、iComptaアプリを利用してのWi-Fi通信による同期から選べる。

ファイルサイズが大きくなってくるとDropbox同期は時間がかかりストレスになるので、僕はWiFi同期にしている。

 

 

まとめ

というわけで、とても高機能なiCompta。

概要の説明だけでこんなに長くなってしまった(^_^;)。

しかも、それぞれの設定が分かりにくいのと、単語がちょっと変なので、何が何だか分からないということになりやすい。

次回から、それぞれの操作方法を順番に説明していきたい。

僕も今日説明を書いていて、「あ、ここってこうなってたんだ」みたいな発見もあり楽しい。

皆で使いこなして便利に資産管理しよう!

 

追記:

以降の連載にはここからジャンプできます。

 

iCompta 2 Personal Finance 2.2.10(¥250)App
カテゴリ: ファイナンス
販売元: LyricApps – LyricApps(サイズ: 5.3 MB)
全てのバージョンの評価: (65件の評価)
+ iPhone/iPadの両方に対応

 

iCompta 4.0.11(¥1,650)App
カテゴリ: ファイナンス, ビジネス
販売元: LyricApps – LyricApps(サイズ: 9.6 MB)
全てのバージョンの評価: (15件の評価)

 



 

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  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 4 )
  1. By kei

    こんにちわ。
    立花さんのブログ参考にさせていただきicompta使用しています。同期できる優れた家計簿ですが、わからない部分も多く戸惑っています。
    質問です、現金アカウントは全てReconcileにしているのですが、残金とRenconcile金額の誤差になっています。
    なぜでしょうか?また、tranceferで銀行口座間の振替などはpendingになるのでしょうか?
    違いがよくわかりません。
    教えていただけますか?
    金額修正方法などは、どうするのでしょうか?
    よろしくお願いします。

  2. By Yutaka

    iCompta、僕も絶賛愛用中ですので続きのエントリーが楽しみです!
    非常に良く出来たアプリケーションなんですが、1つだけずっと解決できなくて困っています。
    各レコードの順番を変更する方法をご存知ないでしょうか?
    基本的に入力した順番に積み上がって行くようですが、日付フィールドを変更すると、その日付の最後ではなく途中に挿入されてしまいます。
    #前日分の家計簿を付けるときに順番通りにならずに気持ちわるいんです(^^;;

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