音楽

超絶ギターは時代を超える! “Cosmic Words” by 鈴木賢司 (1986) [Music]

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久々の音楽エントリー。やっている時はそれほど反響はなかったのだが、やらなくなったら「最近音楽ネタないね」と言ってくれる方が意外と多かった。ありがたいことです(^_^)。

今回紹介するのは僕が一番最近買ったCD、鈴木賢司の”Cosmic Words“。再発されたのではない。廃盤だったので、ヤフオクで4,000円で落札したのだ。

 

 

COSMIC WORDS

鈴木賢司 エピックレコードジャパン 1995-09-21
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by カエレバ

 

 

僕と同世代かそれ以上の人なら、鈴木賢司という、やたらとギターが上手い、黒縁メガネに七三分けの若者がいたことくらいは憶えている人が多いのではないだろうか。この”Cosmic Words”は恐らく彼の日本での代表作といっていいのではないだろうか。1986年の作品である。

多くのギタリストは一世を風靡したバンドから輩出される。布袋寅泰がBOOWYから生まれたように、高中正義がサディスティック・ミカバンドから生まれたように。

ところが鈴木賢司はデビュー時からソロ・ギタリストとして登場した。このパターンでメジャーになったアーティストは意外と少ないのではないかと思う。しかもやたらと若くて攻撃的なギターを弾くものだから溜まらない。当時僕は高校生だったが、鈴木賢司の超絶テクニックギターには感激したのを良く覚えている。

このアルバムには代表曲が2曲収録されている。「理由なき反抗」と「輝ける7つの海を超えて」だ。特に理由なき反抗は鈴木賢司の代表曲で、大学に入った頃は親の車でドライブするときには良くカセットで聴いたものだ。ドライブ感・グルーヴ感が素晴らしい曲で、個人的にはこの曲こそF1中継のテーマ曲としてふさわしいのではないかと思っていた。

このアルバムのリリース後、鈴木賢司は欧米に活動拠点を移すためにイギリスへと移住し、現在も”Kenji Jammer”や”Kenji Suzuki”名義で精力的に活動を続けているようだ。鈴木賢司の活動については、Cruising Jammer Manという非公式ファンサイトに詳細の情報が掲載されているので参照して欲しい。

鈴木賢司が日本からいなくなり、そして僕もいつしか彼のことをすっかり忘れてしまった。アルバム”Cosmic Words”はレンタルCDで借りたものをカセットテープにダビングしたものしか持っていなかったのだが、実家を出て一人暮らしをするときに、ほとんどのカセットテープを捨ててしまい、このアルバムのテープも捨ててしまった。

ところがつい先日、何の前ぶれもなく、突如として「理由なき反抗」のリフとメロディーが頭に浮かんだのだ。そして一度浮かんでしまうとどうにも止められず、YouTubeで映像を探して聴いたものの、やはりちゃんとした音質で聴きたくなり、ヤフオクで落札して入手した。

せっかくなのでYouTubeにアップされているPVをご覧いただこう。しかもこのPV、懐かしのSony Music TVだ!

 

 

15年~20年ぶりに聴く「理由なき反抗」はやっぱり尖がっていてカッコ良かった。彼は僕より5歳年上だから今年46歳のはずだ。でもこのアルバムの中では、鈴木賢司はまだ20歳そこそこの天才若手ギタリストで、髪もまだ短くて、そしてとにかく尖がっている。

この曲を聴いて、あの頃感じていたドライヴ感が蘇った。自分を包んでいた疾走感。あれは若さだったのかな?41歳で聴く「理由なき反抗」、悪くない。46歳になった鈴木賢司のサウンドも、是非聴いてみたくなった。

 

 

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