自己実現・自己啓発書評

人生はバズったもん勝ち

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バン仲村氏著、「人生はバズったもん勝ち」という本を読んだのでご紹介しよう。

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バン仲村氏は人気格闘技イベント「ブレイキングダウン」でブレイクした人気者。

同じブレイキングダウンで活躍している瓜田純士氏との過去の因縁を清算するためにやってきたというアピールと独特のワードセンスが光りオーディションがバズった。

僕自身ブレイキングダウンは大好きで毎回PPVを購入して視聴している。

だからバン仲村氏が初登場したブレイキングダウン5のオーディションも視ていた。

今ではブレイキングダウンの顔ともいえる存在になっているバン仲村氏の自伝であり彼の人生のモットーを「鉄則」という形でちりばめたのが本書だ。

さっそく紹介しよう。

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他人を惹きつけるワードセンスを身につけろ

本書を読み始めて最初に気づくのが独特の文体だ。

ブレイキングダウンやバン仲村氏のYouTubeチャンネルを見ている人ならすぐに気づくと思うが、本書はまるでバン仲村氏が我々に直接語りかけるような文体で書かれているのだ。

書店でこの本を手に取ったとき、僕はてっきりライターが書いた、アイドル本的なライトな自己啓発書かと思った。

バン仲村氏をインタビューしてライターが構成を考え、自伝的要素を強めに入れたビジネス・自己啓発書だ。

しかし本書を読み始めると、「この文体はビジネス書のライターには書けない」と僕は感じた。

文章の圧が強くメッセージが良く響き、そして独特のリリシズムがあり引き込まれるのだ。

読んでいる途中で何気なく巻末の「おわりに」を開いたら、そこに答えがそのまま書かれていた。

版元の宝島社はライターを入れてマーケティング的に正しい本にしようとしていた。

しかしバン仲村氏は自分のスタイルで自分で書くことにこだわって宝島社と揉めることになった。

結局宝島社が折れ、バン仲村氏が自らのスタイルで本を作ることなったそうだ。

本書の魅力の一つは、バン仲村氏が想いを込めて自らのワードセンスで語りかける文章にある。

幻想や誤解はあえて解かずに放置しておけ

ブレイキングダウンに登場したバン仲村氏は謎に包まれていた。

オーディション動画では、バン仲村氏が「瓜田純士をボコボコにして、そのせいで逮捕された」と語り、瓜田氏も「こんな場所に出てこられるような人物じゃなかった」と返した。

まるで良く練られた演出のように見えたシーンだったが、本書ではその答え合わせが行われている。

10年前に実際に起こったこと。

そしてオーディションの裏側についても語られている。

オーディションに向け各種SNSを開設し、当日の衣装なども練りに練って、「謎に満ちた怪しい人物」というキャラを作り上げて登場したのだ。

そして瓜田氏はブレイキングダウンの運営からバン仲村氏がオーディションに参加することを事前に聞かされていなかったとのこと。

そのため瓜田氏はオーディション後運営に「バン仲村が登場するなら今後一切協力しない」と運営に迫ったことなどが明かされている。

瓜田氏の圧力もあっただろうが、運営はバン仲村氏が「裏の世界から表に出てきた」という発言や逮捕歴の暴露など、反社会勢力の人物と判断した。

そのためオーディションでは試合が決まっていたのにバン仲村氏には連絡がいかず、試合は流れてしまい、ブレイキングだタウン5から干されてしまったのだ。

結果としてブレイキングダウン6で朝倉未来氏が運営を説得し、彼の一存でオーディション出場が決まり、そこからバン仲村氏の快進撃がスタートする。

実際のバン仲村氏は逮捕歴はあるものの、反社勢力とは一切関わりがないことが本書で明かされている。

敢えて幻想や誤解を解かずに放置することで、キャラとストーリーが独り歩きすることになり、彼をバズらせる原動力となったのだ。

風がないなら、風を起こせばいい。無風のままよりよほどいい

本書の中でバン仲村氏は繰り返し「ブレイキングダウンのブームは長くは続かない」と書いている。

バン仲村氏がブレイキングダウン5のオーディションに突如現れたのは去年2022年の6月のことだ。

わずか半年ちょっとの間にバン仲村氏はブレイキングダウンの中心人物の一人となり、このように自伝的な本まで出版されることになった。

彼のYouTubeチャンネルの登録者は22万人を超え、経営者としてだけでなく歌手としても活躍している。

彼は45歳とのことだが、ブレイキングダウンに登場するまでは山梨県で日焼けサロンやデリヘルなどを経営して生きてきたそうだ。

まったく無名だった彼は、ブレイキングダウンと瓜田純士を武器にして見事にブレイクし、陽の当たる場所にのし上がった。

彼自身いまのブレイキングダウンのブームは一過性のものだと見抜いているようだが、このバズをどのように活かし今後活動していくのだろうか。

風を起こしてスターになった彼がこれからどのような舞台でどんな活動をしていくのかが楽しみだ。

まとめ

思った以上に骨太で世界観に引き込まれる一冊だった。

45歳で突如現れた超新星、バン仲村氏の波乱万丈の半生とそこから得た教訓はエッジが立っていて面白かった。

この本が書かれたのはブレイキングダウン7でバン仲村氏が瓜田純士氏と対決する前のことだ。

対決を終え因縁の清算が終わったいま、バン仲村氏は何を想っているのかが気になる。

そして劇的なバズでスターにのし上がった彼が、ブームが去るときにどのような転身を見せるのかも気になるところ。

今後の彼に注目したい。

ブレイキングダウンに注目している人にはオススメの一冊です。

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