自己実現・自己啓発書評

一流の達成力 原田メソッド「オープンウィンドウ64」by 原田隆史 柴山健太郎 〜 大きな可能性を感じる目標達成ツールの使いこなし方 [書評]

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原田隆史さん、柴山健太郎さん共著「一流の達成力 原田メソッド「オープンウィンドウ64」」という本を読了したのでご紹介。

先日佐々木正悟さんの「やめられなくなる、小さな習慣」という本を読み、書評も書いた。

「やめられなくなる、小さな習慣」の書評はこちら。

やめられなくなる、小さな習慣 by 佐々木正悟 〜 「習慣の連鎖反応」を巻き起こして人生を劇的に変える [書評]
佐々木正悟さん著「やめられなくなる、小さな習慣」という本を再読したのでご紹介。 この本は出版された2018年10月に読んでひどく感銘を受け、直後に書評も書いた。 そして今回一年も間隔を空けずに再び本書を手に取ったのは、実は切実な問題を僕自身...

この「やめられなくなる、小さな習慣」のなかに、今日ご紹介する「一流の達成力 原田メソッド「オープンウィンドウ64」」が紹介、引用されていて、気になって手に取った。

直観が当たり、素晴らしい本だった。

さっそく紹介しよう。

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一流の達成力 原田メソッド「オープンウィンドウ64」by 原田隆史 柴山健太郎 〜 大きな可能性を感じる目標達成ツールの使いこなし方 [書評]

「オープンウィンドウ64」はマンダラチャートの拡張版!

本書のタイトルの一部にもなっている「オープンウィンドウ64」というのは、著者の原田さんが開発した目標達成ツールの名前だ。

版元のフォレスト出版のWebサイトに、日本人大リーガー大谷翔平選手が高校生時代に書いたオープンウィンドウ64が公開されているので、こちらを転載させていただく。

この形式のチャートを見たことがあるという方も多いと思う。

このチャートは、「マンダラチャート」や「マンダラート」と呼ばれる、9つのマスを利用したチャートだ。

シンプルなマンダラチャートは9マスで構成されるが、オープンウィンドウ64は、マンダラチャートを9個連結させている。

まず中心の9マスの中央に最終達成目標を書き込む。

次に、中央のマンダラチャートの残り8マスに、目標達成に必要な事項を8つ書き込む。

この中心の8つの事項が中核の「目標達成のためにやるべきこと」となる。

そして外側の8つのマンダラチャートの中心に、中央の8マスに書いた目標を書き写す。

さらに外側の中心に書き写した「やるべきこと」の周辺8マスに、それらの目標を達成するためにやるべきこと、必要なことを書き込んでいく。

そして81のマスがすべて埋まると、一番中心にある最終的な目標達成のためにするべきこと、必要なことが64しっかりと連動して完成する。

これが「オープンウィンドウ64」だ。

「有形」「自分」より「無形」「社会・他者」を優先して考える

オープンウィンドウ64(以下OW64と略します)は、ただ目標のためのやるべきことを書き出せば良いというものではない。

OW64は、原田さんが考案した目標達成メソッド「原田メソッド」を構成するツールの一つにすぎず、他のツールと連携していくことで真価を発揮する。

OWをサポートするツールの一つが「未来の目的・目標の4観点シート」と呼ばれるシートだ。

詳しくは本書を熟読していただきたいのだが、このシートは十字に線が入ったシートで、自分の目標を「有形」「自分」「無形」「社会・他者」の4つの場所に分けて書き出すようになっている。

「目標の達成」というと、つい「目に見えるもの」で、しかも「直接自分に関わるもの」と捉えてしまいがちだ。

しかし、本当に目標を達成し続けていく人や組織は、単に目標を自分だけが達成すれば良いとは捉えていない。

たとえば上で例に挙げた大谷選手の目標シートを見てみると左下と下に「人間性」や「運」という、一見すると直接野球とは関係ないかと思われる項目が書かれている。

しかし、これこそが原田メソッドが重視していることだ。

有形で自分ごとの目標だけを追い求めれば、結果として「俺だけが良ければそれでいい」というような、自己中心的な目標ができあがりがちだ。

だが、実際に大きな目標を達成してきた多くの人たちは、単に自我の目標だけを掲げているのではなく、形のないものを大切にし、さらに他人、社会、世界が良くなるようにと願って目標を作っている。

他者貢献、社会貢献の視点が入ることで、より目標はスケールアップし、多くの人に支持され、また多くの人に届く目標へと成長していくのだ。

目標は「ルーチン」と「期限」まで落とし込む

OW64に書き出した各目標を達成するためには、当然のことながら、書いただけではダメだ。

目標を達成するための行動を一つ一つ実行してしていく必要がある。

そのときに非常に重要なのが、目標を二つのタイプに分類することだ。

それが「ルーチン」と「期限」だ。

達成目標には、毎日コツコツと続けるタイプのもの「ルーチン」と、決まった日までに成果を出す「期限」のものに分類される。

たとえば「挨拶」「トイレ掃除」というような目標は、一日だけやってもまったく意味がない。

毎日コツコツと積み上げていき、習慣化(ルーチン化)することで威力を発揮するタイプの目標だ。

いっぽう、「TOEIC800点を獲得する」や「年収1,000万円達成」というような目標は、具体的な達成日、つまり期限を目標に掲げることで、邁進するスピードが上がり、目標に対するコミットが高まる。

目標を「期限」と「ルーチン」に分類し、ルーチンは毎日コツコツ続けるための習慣化に取り組む。

そして「期限」を定めた目標は、期限までに達成できるよう、こちらも狙いを定めて日々活動する。

目標は具体的行動に落とし込むことで達成の確率が大幅に高まる。

原田メソッドでは、この「期限」と「ルーチン」も視覚化して取り組めるツールが用意されている。

詳しくは本書を熟読してもらいたい。

まとめ

この本を購入すると、OW64シートのPDF版を無料でダウンロードできる特典が付いている(2018年11月8日現在)。

本書を読み終えた今、一刻も早くOW64を書きたくて書きたくて、ウズウズしている自分がいる。

あと、本書はOW64に特化した本だが、文中でも触れた通り、原田メソッドはOW64だけで構成されるのではなく、他にもツールがいろいろ用意されている。

これらの全貌も知りたいし、それらを自分用にカスタマイズして活用してみたい。

まずは「未来の目的・目標の4観点シート」とOW64に取り組み、自分の未来を可視化したいと思う。

非常に実現力の強い、パワフルなツールと出会った。

一流の達成力、オススメです!!

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