時間の分子生物学 by 粂和彦 〜 なぜ人は夜に眠るのか? [書評]

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ブックレビュー2010年の46冊目の読了は粂和彦氏著、「時間の分子生物学」を読了。

予想外に面白かった。と言うと誤解があるな。ひょいと興味本位で手に取った本だったのだが非常に面白かった、という言い方が正しいだろうか。

時間の分子生物学 by 粂和彦 〜 なぜ人は夜に眠るのか? [書評]

もともとは一つの大きな流れだった読書の傾向が、ある一冊の本に掲載されていた参考文献リストを順番に読むうちに枝分かれしていき、複数の大きな流れになる。

僕の最近の読書ではそういうことが起きている。

具体的に言うと、もともとは「自己啓発」という一つの大きな流れがあった。

そこにも「情報整理術」の本があったり「ノート術」があったり「自己実現法」があったりした。

そのうち、自己啓発の中から、「健康・アンチエイジング」的要素を持つ本が現れた。

自己啓発のために早寝早起きを推奨するものや、運動によって自分を若々しく保ち、決断力や判断力を鍛えようというようなものだったりした。

その本には睡眠に関する書籍からの一文が引用されたりしていて、そこから今度は睡眠に関する本を何冊か手に取るようになった。

そんな流れでたまたま手に取ったのが本書だ。

タイトルに「分子生物学」とあるとおり、アカデミックなアプローチで書かれており、自己啓発書の類いではない。

かなり専門性の高い内容なのだが、文章が丁寧なうえ上手で、難解なキーワードについては初出の際にかみ砕いた分かりやすい例を挙げたうえで、「これを××と呼びます」と導いてくれる。

従って、読み進むうちにある程度専門用語が並ぶ箇所が現れても、不思議と読めてしまう。

さり気ないがこれは高等テクニックだと感心した。

我々は何故朝になると起き出し、夜になると眠るのか。

もしまったく眠らなかったら我々はどうなるのか?人間と同じように動物も夢を見るのか?虫は眠るのか?ハエが眠る時は人間にたいに目をつぶるのか?

普段我々大人が考えることを忘れてしまった、子供の頃の純粋な知的好奇心を思い出させてくれるような感覚で、楽しみながら高度な睡眠と生物の体内時計について学べる本だ。

自分自身の睡眠をどうやって最短で最大効率に持っていくか、というような、とても個人的好奇心があって手に取った本だった。

が、そんな個人的なちっぽけな動機ではなく、生物の睡眠のメカニズムを解き明かすという高い理想を掲げて研究に励み続ける人がいて、こんなに成果があがっているのだと感動させられた。

ある意味目から鱗が落ちた本。

自分の知識の外側にあることを勉強する楽しさを思い出させてくれた。

時間の分子生物学 の チェックはこちらから!

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