痛快!傲慢!勝間節! 書評「高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人」 by 勝間和代

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勝間和代氏の新刊が届いた。

勝間氏は書評等で叩かれることが多い人で、アマゾンのレビューなどを見ると酷いことになっていることが多いのだが、不思議と本は売れるしテレビでも引っ張りだこ。つまり人気があるのである。

僕は過去の本ブログでも勝間好きを公言してきているが、本書「高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人」もとても読み応えがあり、素晴らしい本だった。

 

高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人

勝間 和代 小学館 2011-02-01
売り上げランキング : 288

by ヨメレバ

 

 

僕は気に入ったが、この本は従来の勝間本にも増して多くの「アンチ」がガンガンに叩きまくったのではないかと勝手に推測する(バカバカしいのでアマゾンのレビューを見に行くことはしないが)。

なぜそう思ったか。実に傲慢だからである。

いや、正確にいえば彼女は傲慢なわけではない。徹底的に客観的であろうとしているのだろう。そして親切なのだとも思う。

だが多くの人に、勝間和代は傲慢だと思われてしまうのだ。僕はそんな不器用な勝間さんが大好きなのだが、この本は今までにも増して激しく傲慢っぷりを発揮していて痺れてしまう。

 

ストリートスマートになろう

 

どんなところが傲慢なのかを説明するためには、本書で定義している二つの「頭の良さ」を最初に説明する必要がある。

一つ目のタイプは「アカデミックスマート」と呼ばれる人々。この人たちは一流大学を出て国家公務員になったり一流企業に勤めたりする。高学歴項職歴のエリートである。

そしてアカデミックスマートとは対極に位置するもう一つの「頭の良さ」の分類。それが本書で「本当に頭が良い」と定義される、「ストリートスマート」と呼ばれる人々である。

ストリートスマートとは、以下のような人々と定義されている。

  • 状況理解・判断能力がある
  • 人の気持ちの機微がよく分かる
  • 自立心が旺盛だが、独断的ではない

良く「あの人は頭がキレる人だ」とか「地頭がいい人」というような呼び方をすることがある。そういうタイプの人だ。

本書では、「学歴なしでも成功する人」 = 「ストリートスマート」と定義して、ストリートスマートな人とはどんな人か、ストリートスマートな人はどんなモノの考え方をするのか、どうすればストリートスマートな人になれるのかなどを丁寧に解説してくれる。

 

傲慢だぜ勝間和代!

 

勝間さんの本を読むと毎回感心するのだが、本書もとても良く練られていて親切だ。この親切さは他の著者の本ではなかなかなくて、毎回感激する。

文章も平易で読みやすく、参考資料や文献が大量に掲載され、しかも巻末にもまとめられ、ステップバイステップで読者が学べるように構成されている。

そんな親切な本なのに、なぜ本書が「傲慢」に見えてしまうのか。

理由は単純だ。勝間氏がストリートスマートで成功している人間として、勝間和代氏本人を含めてしまい、実例にも自分を登場させてしまうからだ。

例えば、「楽天の三木谷さんは本当に頭が良い人です。何故なら〜」という文章を勝間氏が書いたとしても、誰も腹をたてないだろうし、実際三木谷さんは凄く頭が良い人だと認識している人が多いだろうから、納得する人が多いだろう。

ところが、本書では、「私は人から良く『どうして勝間さんはそんなに○○が上手くできるのですか?』と聴かれるのですが、それは〜」という文章に良く出会う。

この文章は、かちんと来る人にはすごくかちんと来るのではないかと推測する。僕はニヤニヤして喜んでしまうが、彼女を知らない人は最初ビックリするのではないだろうか。

さらに、「私は地頭が良い」という雰囲気満載の文章にダメ押しで、「だからこそ私はマッキンゼーに入れたのです」とか「だからこそ私は本がこれだけ売れたのです」という言葉が続いてしまうのだ。

勝間氏はあくまでも身近なサンプルとして自分を登場させているのだと思う。記述は客観的だし良いことばかりではなく、自分の弱い点、苦手な点もまったく同じテンションでさらけ出しているので、自慢したいのではないのだ(本人もそう書いている)。

それでもやはり、「自分は頭がいい人間です」と宣言する文章を読んで腹を立てる人は多いだろう。

 

痛快だぜ勝間和代!

 

そんな「アンチ」の方々の行動が目に見えてしまう本書だが、勝間氏は周到に本書の中に「アンチ封じ」の特効薬をちりばめていて、読んでいて痛快だった。ここも僕にとってはニヤニヤ・ポイントだった。

どういうことかというと、アンチの人たちが取る行動を、「ストリートスマートではない頭の悪い行動」と定義してしまっているのだ。

たとえば彼女はテレビの易行性を以前から批判している。易行性とは、本当は複雑で様々な切り口を持つ問題などを、ごくごく単純化して白か黒かのように単純化してしまうことを指す。

彼女はテレビの持つ易行性の批判をしているのだが、アンチの人たちは「勝間はテレビを批判しているくせにテレビに出まくっている。これは矛盾だ」と批判をする。

そんな人々の行動のことを「ゼロイチ」理論と勝間氏は名付け、そしてこういう行動を取る人たちを「頭が悪い」と切り捨てているのである。

 

まとめ

 

今まで多くの勝間本を読んできたが、本書はその中でも際立った傲慢さと切れ味、痛快さを持った良書であった。

もちろん主題となっているストリート・スマート力を身につけるためのレッスンも非常に良い。

今後もどんどん論理的かつ傲慢、おして痛快な勝間節を炸裂させて欲しいものだ。

勝間和代よ傲慢であれ!!

 

ブックレビュー2011年の32冊目でした。

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