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本当に 水素水 は カラダにいいのか? — 水素水とサビない身体 by 太田成男

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あなたは「水素水」という飲み物をご存知だろうか?

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水素水とは、通常の水に水素ガスを注入した、人工的に作った水のことだ。

いま、この水素水が大きく注目を集めている。

なぜなら、水素水を飲むことで、身体の多くの不調が治ったり、しみやしわなど加齢に伴う身体の劣化が解消されたりすることが分かってきたからだ。

実はこの「水素水」の健康効果を最初に発見したのは日本人なのだ。

日本医科大学教授の太田成男さんが発表した水素の健康効果に関する論文が、2007年にアメリカの医学雑誌「Nature Medicine」誌に掲載されたのだ。

そして、今や水素水を始めとする「水素」ビジネスは、日本画最先端を走っている。

そんな、まさに元祖水素の権威、太田さんが水素水に関する正しい知識を啓蒙しようと本を書かれた。

水素水とサビない身体」という本だ。

水素水とサビない身体: 悪玉活性酸素は消せるのか太田 成男 小学館 2013-11-25
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水素は無味無臭だ。購入した商品に正しく水素が入っているかを消費者が知ることは難しい。

「水素が儲かる!」ということで、効果もない怪しい商品を販売する企業も出ているという。

今こそ正しい知識を身につけて、効果のある良い商品を活用したいし、このブログの読者の皆さんにも知って欲しい。

さっそく紹介しよう。

 

 

 

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本当に 水素水 は カラダにいいのか? — 水素水とサビない身体 by 太田成男

 

老化とは身体がサビること である

人の身体は年齢とともにサビていく。

信じられないだろうか?しかしこれは事実である。

身体の中で発生する活性酸素という物質が原因となる、老化や生活習慣病により、身体が酸化、つまりサビることで、人は老いていくのだ。

 

 

では、活性酸素はなぜ発生するのか。

人間は呼吸をしなければすぐに死んでしまう。生きるために必要なエネルギーをミトコンドリアで作るのに酸素が不可欠だからだ。

ところが体内に取り込まれた酸素の1〜2%は、エネルギーを作る過程で有害な活性酸素に変わってしまう。

活性酸素がなぜ有害かというと、酸化力が強く、細胞の中を酸化させ、傷つけてしまうからだ。

ミトコンドリアは、生きるために必要なエネルギーを作ると同時に、身体に有害な活性酸素も作ってしまう構造になっているのだ。

太田さんは以下のように書いている。

 

人間にとって避けられないのが「老化」です。

どれほど若々しく見える人でも、どんなに健康な人でも、長い間には身体は少しずつ衰えていきます。

では、なぜ老化は避けられないのでしょうか。

結論から言えば、生命進化の歴史の中で、エネルギー代謝に「酸素」を使うことを選んでしまった結果、私たちは老化することになったのです。

ミトコンドリアがエネルギーを作る工場だとしたら、活性酸素はエネルギーを作る際に出てしまう有害な排水、もしくは排煙のようなものです。

そのため、ミトコンドリアで酸素を使ってエネルギーを作る以上、活性酸素ができ、老いてしまうのは避けられないことなのです。

 

活性酸素は、ただ呼吸をしていても発生するのだが、以下のような状況で生じやすいことが分かっている。

 

ストレスが多いとき

エネルギーが急に少なくなったとき

急に酸素が入ってきたとき

早食いのとき

 

この中でもっとも大きな要因は、ストレスである。

心理的、肉体的不快な状態が生じると、人間はコルチゾールというストレスホルモンを分泌させる。

ストレスホルモンが分泌されると、血管が収縮して血圧が上昇し、同時に血糖値も上がる。

血圧と血糖値が上がると酸素と糖分が急激に全身に供給される。

要はストレスを打開するために身体が「臨戦態勢」なるのだ。

この作用により活性酸素が発生し、さらには免疫機能まで低下してしまう。

ストレスこそが我々の老化の最大の原因になるのだ。

 

 

 

水素が活性酸素を洗い流してくれる

人間の老化の原因となる活性酸素をキレイに無害に除去してくれるもの、それが水素なのだ。

水素は宇宙で一番小さく、最も多い分子である。宇宙にも地球上にも普通に存在する。

その水素を水に混ぜて飲用にしたものが水素水である。

 

 

水素は体内に入ると、活性酸素の中でも酸化作用が強く毒性がある「ヒドロキシルラジカル」という悪玉活性酸素と結合する。

そして何と、身体に無害な水となって身体の外に排出される。

だからいくら飲んでも無害で副作用がない。さらに、他の薬品や化粧品などと併用してもまったく問題がない。

水素は毒性のある悪玉活性酸素だけに作用して、体に必要な善玉活性酸素には作用しないことも分かった。

 

 

人間は運動をするとたくさんのエネルギーを発生させるので、活性酸素も大量に発生する。

運動の前後に水素水を飲むことで、体内に発生する悪玉活性酸素を除去することができる。

また、二日酔いや寝不足などのストレス状態時に発生している活性酸素を除去し、体調を改善する作用がある。

また、水素水を飲むのではなく、直接肌に塗ることも推奨されている。

肌のくすみ、シワやしみが消えたり薄くなるほか、アトピーやむくみが改善するなどの効果もある。

 

 

水素は身体の悪いところだけに作用する。

ストレスを感じているときに飲めば脳に効く、膝が痛いときに飲めば膝に効く。

水素水を飲むと、数分で水素は全身を駆け回り、直接活性酸素が発生している場所に作用するのだ。

このエントリーではとても説明しきれない数々の効用がある水素と水素水。

まさに夢のアンチエイジングの切り札になりつつあるのだ。

 

 

 

どんな水素水を飲めばいいのか

夢のような効果が次々と発見されている水素水。

しかし注意しなければならないこともたくさんある。

残念なことに、この水素の夢のような効用に飛びついた、怪しい団体が存在する。

また、技術力が不足しているため、出荷時には水素が入っていても、我々の手許に届くときには水素が抜けてしまっている商品もある。

この点に十分注意して水素水選びをして欲しい。

具体的に気をつけるポイントは以下だ。

 

1. アルミパウチタイプの商品を選ぶ。ペットボトルとアルミ缶はダメ

効果がある水素水の濃度の目安は0.8ppm。これ以上の含有量で消費者の手許に届くものが望ましい。

商品として流通している水素水は、大きく分けて、アルミパウチ、アルミ缶、ペットボトルの3つの容器で売られている。

このうち、推奨されるのはアルミパウチタイプの商品だ。

水素は分子が非常に小さいため、アルミニウム以外の容器は通り抜けることができてしまう。

なので、ペットボトルタイプの商品は、たとえ出荷時には水素が入っていたとしても、我々の手許に届くときには水素は抜けてしまうのである。

アルミ缶タイプはキャップと本体の間に空気が入るすき間がある。

このすき間の空気があるせいで、水素が空気中に放出されてしまうため、同じく水素は抜けてしまう。

アルミパウチはキャップと本体ギリギリにまで水素水が入っていてすき間がないため、流通して我々の手許に届いても、水素がきちんと含まれているのだ。

 

 

2. ウチの水素は違うとか抜けにくい水素はウソ

さまざまなメーカーが水素水を販売しているのだが、その中には実際にはない差別化を謳っているメーカーがある。

たとえば「ウチの水素は他社の水素とは製法が違う」や「うちの水素は水素が抜けにくい」というのはすべてウソだ。

水素は水素、一種類。宇宙で一番小さな分子である。

違い製法など存在しないし、「料理にも使える」「煮ても大丈夫」というのも、水素ではない。

また、「マイナス水素イオン」「活性水素」「プラズマ水素」などは、特殊な条件下でしか存在できないもので、水素水に入れることは不可能だ。

さらに、水素水を自宅で発生させる「水素水サーバー」も玉石混交だという。

水素水サーバーに関しても、「このサーバーで作った水素は特別」というようなうたい文句があった場合には、それは水素ではないということになる。

そのようなメーカーは避けることが必要だ。

また、家庭で簡単に水の中に溶けている水素の濃度を調べられる「溶存水素濃度判定試薬」というものが販売されている。

あくまでも簡易的なテストしかできないが、こちらを使って調べるのも自衛手段になるだろう。

水素は無味無臭なだけに、悪徳商法が横行しやすいのだろう。

正しい知識で武装して、正しい水素水を手に入れたいものだ。

 

 

 

他にもある水素商品

水素を体内に入れる方法は、水素水を飲むだけではない。

具体的には以下のような方法がある。

 

  • 水素注射液の注射・点滴
  • 水素風呂への入浴
  • 水素発生化粧クリームの外用
  • 水素発生素材のカプセルの内服
  • 水素ガスの吸入

 

このブログでは全部を説明できないが、本書には詳細にそれぞれの説明がされている。

興味がある方は是非ご一読いただきたい。

 

 

 

間違えないための水素商品選びの原則!

水素水を始めとした水素関連商品を選ぶときの大原則がある。

それは、「正しい水素商品とは、ちゃんと水素が入っているもの」それだけだ。

水素が入っているか否か。

それ以外に選択基準はないのだ。この世界に水素は一種類。良い水素も悪い水素もない。

そこにあるのは、入っている水素の濃度の違い、それだけだ。

もちろん水素水のもとになる「水」が美味しい水であるなどの差別化はありだ。

しかし、「ウチの水素は他社とは違う作り方をしている」といような手法で差別化を訴えている商品は選ばないことだ。

水素の違いは「濃度」だけ。

これを間違えないようにしよう。

 

 

 

まとめ

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「水素水を飲めば人間は不死身になるのか?」

これは究極の質問だろう。

答えは残念ながらNoだ。

人間を含む動物には、「最長寿命」というものがある。生命体としての寿命だ。

人間の場合は120歳と言われている。

水素水の効用で、120歳の際長寿命に近づく人の数は増えるかもしれない。

しかし、水素水がすべての病気を消せる万能薬なわけではない。

水素水は多くの病気のもとになる活性酸素を消すことができる。

だから多くの人が健康で長生きできる助けになるかもしれない。

それが現段階における水素研究なのだ。

 

 

水素の研究はまだ始まって7年だ。

太田さんによると、水素は「Too Good」、良すぎるのだ。

つまり、効果があることは分かっているが、なぜそんなにも都合よく身体の悪い部分だけに作用するのかが、まだ現段階では分かっていないという。

なぜこんなに効くのか。

なぜこんなに身体に良いのか。

それを簡単に説明できるようになること。

それが今の水素研究者たちに与えられた課題だという。

 

 

水素はただの水素。

魔法の水でもないし、逆に怪しい宗教でもない。ただの分子だ。

正しい水素水を選ぶこと。

副作用もない水素水には、その注意点だけしかない。

近い将来、「昔の人は水素が入っていない水を飲んでたんだってよ」と子供たちが言い合う時代が来るのではないか。

太田さんはそのように、水素の未来を語っている。

 

 

僕自身一週間前に水素水を飲み始めたばかりだ。

まだ具体的なことを書くには時期尚早だが、一言、「効いている」とだけこのエントリーでは言いたい。

これから色々な商品を試しつつ、このブログでも正しい情報を発信していきたいと思う。

水素水が僕たちの健康の概念を大きく変えつつある。

僕は医者でも研究者でもないので、このエントリーで伝えられることには限界がある。

興味を持った方は、是非太田さんの著書を手に取ってみて欲しい。

オススメです!!

 

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