2009年4月アーカイブ

 

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昨日は劇団ステージドアの歌稽古に立ち会ってきました。私は劇中全ての歌の作詞・作曲・編曲をしています。

5/9・10の本番まで大詰めのこの日、ヴォイス・トレーナーの石崎千穂先生がいらっしゃり、それぞれの歌を一通りチェックし、稽古をつけて下さいました。

 

毎年恒例のこのミュージカル、一昨年までは作者である私がどうにか歌稽古をこなしていたのですが、何せ歌唱については専門外なので限界がありました。

しかし去年から石崎さんが来て下さるようになって、役者の皆さんの歌のレベルも次第に上がってくるようになり、私もたいへん心強い限りです。


ヴォイス・トレーナーというと何となく発声の先生というイメージがありますが、石崎さんはそれ以上に、歌詞と曲の関係、その音楽がそうなっている意味、その表現の意図、そのために必要な歌い方、心の持ち方、等・・・全てをすばやく的確にとらえ、役者の皆さんに伝えて下さるのです。そこには、ご自身の人生経験や真摯な人間観などがおのずとにじみ出て、心を打たれるものがあります。


私がその曲にこめたかったこと、言いたかったことを全部汲み取って下さるのはもちろん、私も気づかなかったようなさらに奥の次元に言及されるのには「よくぞそこまで(T_T)」と感激。いや〜作者冥利といいましょうか。

あまりにも全て的確に言って下さるので、私はほとんど何も言わずに済んでしまい、最近の稽古ではすっかり静かな人になっているかも。

でもその分、私は作る側としてオケのバランスや修正ポイントのチェックに集中できるのでありがたいです。

これはきっと貴重なこと。そんな良きパートナーに恵まれたのは本当にありがたいことだなーと感じています。

先日の京都の旅、今回は食事編です。

奥丹 清水店

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ずっと昔、高校の修学旅行の時、グループ別行動があって、私達のグループはある女の子の呼びかけにより「南禅寺の奥丹で湯豆腐、その後祇園の鍵善でくずきり」というグルメ企画になったのでした。その時の湯豆腐がすごーく美味しくて印象的で、その記憶を辿って何十年ぶり(?)に今回は清水店に行ってみました。

メニューはその時となんら変わらない、胡麻豆腐・木の芽田楽・とろろ山芋・湯豆腐・精進揚げ・ごはん、というコース。不動・黄金のコンテンツなんですね。

お豆腐もやっぱり美味しくて、古い京都の二階家の雰囲気と、開けっ放しの窓から心地よい4月の風を感じながら、よいお昼のひとときとなりました。


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京料理 富美家

先斗町の三条に近い方にあります。

玄関口はさぞかし高級そう!?という感じだけど、実はそこそこのお値段で、接客もカジュアル。それでいて京都らしい雰囲気とお料理が味わえました。

2階席はカウンター式で、窓から鴨川(かと思ってたらその脇を流れる禊川らしい)が見渡せます。夏は川床が出るとのこと。これ、前から憧れなのよね。いつか夏に川床、やってみたいです。


・バ− It's Gion 2 Deux

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祇園は、歌舞練場がある方のエリアは歩いたことがありましたが、こちらは四条通をはさんで反対側のエリアの白川南通りというところ。桜並木の川沿い、町家を改造した素敵なお店が並ぶ様は風雅そのもの。桜の頃はたいへんな人出だそうです。

ここはその中、さらに狭い路地を入って行ってたどり着く2階、"隠れ家"系。隣は芸妓置屋さんだ。うーむ、大人の京都、ですかねえ!?

窓の外は桜の枝越しに川が流れ、和モダンのインテリアも申し分ない雰囲気。普通のバーにしてはラムの種類もそれなりにあって、まあ良いでしょう。1杯がちょい高めだけど、この場所だものね。

 

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・フランス料理 ティアレ

毎度和食だ京料理だ、というのもアレなので、一度はフレンチにしました。

ネット情報で行ってみたお店ですが、最初に出てきた「ずわい蟹のフラン」でガツンときた。うますぎ。

以降デザートに至るまで、メインはもちろん、付け合わせやちょっとした細部にわたって、全てに気合いの通った味が感動的でした。しかもそれが¥3900のプリフィクスですよ。

東京でここまでの味は経験したことないなあ・・・さすが関西の食文化は歴史と厚みが違う、ってかんじです。

明るい接客の奥様と、おそらく奥様のコーディネートであろう店内のインテリアや配色も暖かみがあってとても素敵です。

京都に来たらぜったいまた寄りたいお店No.1はここで決まり!

GW連休より一足早く、京都に遊びに行ってきました。
一言感想、まずは観光地編。

清水寺

修学旅行の超定番。季節が良くお天気も良かったので、東山の緑がとてもきれいでした。
昔の人がこういうロケーションにこういう建築を作ろうと思った、そのデザインがすごい。さぞかし最高の場所だったことでしょう。
が現在、随所に商魂あふれ、どこか傲慢さの漂う境内の空気が、お寺の姿勢としてどうなんでしょうね。


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三十三間堂

横幅約120メートルの長〜いお堂に千手観音が千一体、延々と並ぶ、凄みのあるところでした。

何十年何百年かけて、人々がどうにかして救われるようにと切実に願い祈った多くの人達の「本気」が静かに満ちていて、その重さにこちらも身を正す思いになるのは、今もなおその志を次いで守っているお寺の方々がいるからでしょう。

建物・仏像・文化財という「ハード」に、人・志・運営という「ソフト」が釣り合った、今回の旅行ではピカ一の場所でした!


伏見稲荷

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真っ赤な鳥居が延々と続く「千本鳥居」で有名。

こちらは「あらゆる人の救い」を願う三十三間堂とは対照的に、「ウチの商売、私の幸せ」を願って皆さん鳥居を奉納されるところ。極めてパーソナルかつ現世利益的な思いが集約してるわけです。
鳥居がいっぱいあって何だか恐いんじゃないかと思ってたけど、それほど恐くもなく、かつそんなにロマンチックでもない。


嵐山

修学旅行生で賑わうエリアを避けて、川岸を上流の方へ歩き、亀山地区という小さな山を超えて竹林を歩く。
静かにまとめたちょっと大人の嵐山!?

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宇治・平等院

有名な鳳凰堂は、今は古い木の色をしているけど、建築当時は朱色に緑、内部の壁や天井は極彩色や金に輝き、雲に乗ったたくさんの菩薩が舞い踊る、それはそれは鮮やかな極楽世界を表現していたそうです。
ごく一部だけの特権階級が味わえる、めくるめく異空間だったのでしょう。資料館でその再現CG映像が観られて良かった。これは文明の良き力ですね。


奈良・法隆寺

聖徳太子のお寺。とはいえ、聖徳太子の気配や志の灯のようなものは、私にはそれほど感じられませんでした。
確かに色々古い。建物・仏像・文化財。
あまりにも古くて大切なので文化財保護に気合いが入り過ぎるのもしょうがないのかな。


奈良・東大寺

鎌倉の大仏を想像して行くとぶっとぶ、あなどれない凄み。
それだけに、もうちょっと畏れ多い感じで見せればいいのに、なんか開けっぴろげすぎて「デカくて凄い」で終わってしまう感じがもったいない。せめてお堂の中に売店作るのはやめようよ;;

だけどやっぱり鹿が好き。


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次回は食べ物編の予定。

先日「ランニングデビュー」として書きましたが、その後なんと!続いております、これで4日。

最初は歩幅も狭くゆっくりでいい、との先輩のアドバイス通りに走ると、当初の「ランニング=苦しい<根性勝負!」みたいなイメージが払拭され、なんかこれなら私にもできる気がしてきました。距離は相変わらずほんのちょっとだけど、適度に身体が活性化する感じはなかなかいいかも。これはやってみて初めてわかることですね。


さて、それで今日は久しぶりにサックスのレッスン。

今月は毎日少しでも練習時間をとるようにしたので、自分でも今までより一歩、何かがつかめた気がしていました。やっぱり楽器は時間でナンボですな、特に初級のうちは。


それでレッスンに行ったら、やっぱり先生にも「大事なことがわかってきた」と言ってもらえた (^-^)V

これまでも「これが大事、これをああしてこうして」と色んな言い方で言って頂いてきました。でもはっきり言って、それが実際にどういうことを言っているのか、本当にはわからなかったしできなかった。

だから、毎回毎回、結局同じことを言われてきた。

それは言葉でわかることじゃないんですね。試行錯誤の上、身体で掴んで初めて「これか〜」とわかること。

でもレッスンだから、先生はわからない生徒にそれをどうにかして伝えようと言葉を尽くし続けなければならない。先生も大変です。


そんな今日は、先生が何のことを言っているのか、自分の身体の感覚としてやっと少しわかるようになっていることに気がついたのでした。


「体得」。それが本当の力。小さな時間の積み重ねの中でしか得られないもの。難しい。だけど楽しい。

スポーツも楽器も、きっと他の事諸々も、結局は「体得」に尽きるのでしょう。

これからも小さな時間を積み重ねてゆけたらと思います。

いい季節になりました。

二十四節気で言うと4月5日あたりから今ごろは「清明」といって、まさに字そのものの、清々しく明るい空気が私は大好きです。

そんな陽気に誘われ、今日は珍しく早起きして、とうとうランニングデビューしてしまいました。

前からいつかはやってみようかなと思っていたけど、なんだかそこまでの気合いがなくて。

それに、私がそんなことするなんてかつてはあり得なかったし、あまりに似合わんでしょ、っていうのもあって。

でも、今日の日差しのせいでしょうか。今日ならできるかも、って思って走ってみた。近所の公園の周りを約3分(笑)。でもいいの。やってみたことが大事ってことで。

これで、あり得ない朝型&ランニング生活への第一歩になるだろうか!?

あたたかくなってきたので、ベランダのお花の植え替えをしました。

プランターに入った古い土を出していたら、ミミズがくねってる。

うげっ プランターの中なのに!?

土のためにはいいことなんだと思いつつ、やっぱりちょっとイヤだなあ。

去年までいた家では1階地面に直置きしていたので、きっとその時地面から穴を伝って侵入したのかも。今は8階なのでイヤといって投げ捨てるわけにもいかず、困っていたところ、もう1匹発見!

それでひるんでいたら、なんかすごく小さいヤツもピコピコ動いてる。

これはミミズのお子さんですねっ。

てことはこちらご家族でお住まい!?

いやーん どうしよう。

いや、でも土のためにはいいんだから、といい聞かせつつ、でも引き続きプランターの中にいてもらうのはなんかイヤ。

しょうがない、土のためにはいいんだったら、そしたら古い土を再生しといてもらいましょか。


ということで入れ替えた古い土を全て大きなポリ袋にまとめ、ミミさんご一家入りの土もなるべく見ないようにドバーッとそこに入れました。

それを封して蓋付きポリバケツの中へ入れて寝かせとけば、数年後には古い土も蘇っているんでは・・・。いや、それが正しいのか、知識が全くないので詳しいことはわかりませんが。

ただその数年後を想像すると・・・ミミさんご一家繁栄してポリ袋内がうじゃうじゃになってたらどうすんの?!それホラーだわ。開けるのが怖いわ〜。


ウチのベランダに一つ怖いものが眠る事になってしまった。


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KORGの音源モジュールM3XP-M、衝動買いしてしまった。。。

だって、通常の実売価格よりさらに3万も安いのが「1点限り!」てかんじで出てたもんだから。ホントこの値段、他にどこ探してもまずないっすよ。れっきとした新品で「ちょっとだけワケあり」ぐらいならなーんにも問題ない。こりゃいくしかないでしょ!ってな勢いでポチッとしてしまいました。

以前からM3はずっと気になっていた、というかできれば欲しかったものなんです。


かつて私が初めて持ったシンセが、シンセ史に残る名機ともいわれているKORGのM1。これに入っているシーケンサーでチマチマと打ち込みのイロハを始めたのでした。

それ以降、色々なメーカーの機材を周りに配しつつも、いつもKORGは必ず側に置いていました。

M1に始まったKORGのこのラインはその後Tシリーズへ(これは買わなかった)。その次に出たのが01/W。M1をこれに買い替え、その後にわたってかなり重宝したものです。

次に出たTRINITYはパスして、その次の後継機TRITON初代型を買う。これもけっこう気に入って、後にヤマハのMOTIFが来たり、ソフトシンセを使うようになったりしても、何だかんだでつい使ってしまう機械ではありました。

それにしても、保存はフロッピーディスクだし・・・いいかげん潮時でしょうと思っていた矢先。


もちろんソフトシンセが豊富な今時、ハードシンセを買うという選択をする人も減っているんではないかとは思いますが、今となってはCPUが足らないウチのMacでは、ソフトシンセもなかなか面倒くさい、というのもあって。でもそれ以上に、こうやって追いかけてきたKORGだから、そして各種他社よりなぜか肌に合うKORGだから、やっぱりここで新世代に替えて1台持っておきたかった。M3からバージョンアップしてExpandedになったのもいいタイミングじゃない?


まだ来たばっかりだから全部の音はわからないけど、まずはキメ細かくバリエーションした豊富な音色にびっくり。なかなか使えそうです。

ただ、不勉強ゆえ買ってからわかった。Expanded版の音を全部いっぺんに使うためには別売りメモリーを買わなきゃいけないのね。

それと、FirewireでMacと繋げばDAW上で「あたかもソフトシンセ」のようにオーディオを扱えるそうな。おー、それいい!欲しい!

と思ったら、それも別売りだそうな。

あーあ、便利に使いたかったらお金出せってね・・・

でも悔しいけど結局買うはめになるのだろう。まいったね〜。


 

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