[日常] 京の旅・観光編

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GW連休より一足早く、京都に遊びに行ってきました。
一言感想、まずは観光地編。

清水寺

修学旅行の超定番。季節が良くお天気も良かったので、東山の緑がとてもきれいでした。
昔の人がこういうロケーションにこういう建築を作ろうと思った、そのデザインがすごい。さぞかし最高の場所だったことでしょう。
が現在、随所に商魂あふれ、どこか傲慢さの漂う境内の空気が、お寺の姿勢としてどうなんでしょうね。


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三十三間堂

横幅約120メートルの長〜いお堂に千手観音が千一体、延々と並ぶ、凄みのあるところでした。

何十年何百年かけて、人々がどうにかして救われるようにと切実に願い祈った多くの人達の「本気」が静かに満ちていて、その重さにこちらも身を正す思いになるのは、今もなおその志を次いで守っているお寺の方々がいるからでしょう。

建物・仏像・文化財という「ハード」に、人・志・運営という「ソフト」が釣り合った、今回の旅行ではピカ一の場所でした!


伏見稲荷

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真っ赤な鳥居が延々と続く「千本鳥居」で有名。

こちらは「あらゆる人の救い」を願う三十三間堂とは対照的に、「ウチの商売、私の幸せ」を願って皆さん鳥居を奉納されるところ。極めてパーソナルかつ現世利益的な思いが集約してるわけです。
鳥居がいっぱいあって何だか恐いんじゃないかと思ってたけど、それほど恐くもなく、かつそんなにロマンチックでもない。


嵐山

修学旅行生で賑わうエリアを避けて、川岸を上流の方へ歩き、亀山地区という小さな山を超えて竹林を歩く。
静かにまとめたちょっと大人の嵐山!?

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宇治・平等院

有名な鳳凰堂は、今は古い木の色をしているけど、建築当時は朱色に緑、内部の壁や天井は極彩色や金に輝き、雲に乗ったたくさんの菩薩が舞い踊る、それはそれは鮮やかな極楽世界を表現していたそうです。
ごく一部だけの特権階級が味わえる、めくるめく異空間だったのでしょう。資料館でその再現CG映像が観られて良かった。これは文明の良き力ですね。


奈良・法隆寺

聖徳太子のお寺。とはいえ、聖徳太子の気配や志の灯のようなものは、私にはそれほど感じられませんでした。
確かに色々古い。建物・仏像・文化財。
あまりにも古くて大切なので文化財保護に気合いが入り過ぎるのもしょうがないのかな。


奈良・東大寺

鎌倉の大仏を想像して行くとぶっとぶ、あなどれない凄み。
それだけに、もうちょっと畏れ多い感じで見せればいいのに、なんか開けっぴろげすぎて「デカくて凄い」で終わってしまう感じがもったいない。せめてお堂の中に売店作るのはやめようよ;;

だけどやっぱり鹿が好き。


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次回は食べ物編の予定。

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コメント(4)

シーズンオフとか込んでる期間を避けて行けるのが羨ましいw

まるpfさん
まあ、フリーはそのへん楽ですが・・・
でもお勤めの方だって、土日&1日2日ぐらい休暇取ってもいいんでは??

僕は会社休んで、9日間奈良に居た事があります。
奈良って不思議なくらい、時間感覚が都会とは違う感じです。
京都と違うのは、そのあたりなのかな?なんて思います。
もう、そんな事は出来ないですねぇ・・・・

京都から電車に乗って奈良に入ると、確かに雰囲気がずいぶん変わっていました。
こんどは奈良でもう少しゆっくりしてみたいです。

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このページは、そのらが2009年4月23日 01:15に書いたブログ記事です。

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