書評

やってよかった、やらなきゃよかった お金のこと 10選

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後悔先に立たず。

地球上には何十億もの人がひしめき合って生きている。

しかし、誰一人として2度目の人生を生きている人はいない。

僕も含めて、全員が初めての人生を必死に生きているのだ。

だからこそ、後から思えば、「あんなことやらなきゃよかった」ということや、「もっとこうしておけば良かった」ということも起こる。

でも、できることなら、そのような「やらなきゃよかった」「こうしておけば」という出来事の数を少なくしていきたい。

それは誰でもが願うことだろう。

そしてそれがお金に関することであるなら、なおさらだ。

一度お金で大きな失敗をすると、回復に時間とパワーが必要だ。

人生は限られている。その期間を過ぎ去った自分の失敗の穴埋めに費やすのはもったいない。

お金に関しては、成功した人の経験やアイデアを有効に活かしたいものだ。

そんな僕らをサポートしてくれる本を読んだ。

午堂登紀雄さんの「やってよかった、やらなきゃよかった お金のこと」だ。

この本では、全部で50もの、「やればよかった」「やらなきゃよかった」「やってよかった」が収録されている。

どれも午堂さんの実体験をベースにした、リアルで貴重な事例ばかりだ。

その中から、このエントリーでは僕が特に共感した項目について、僕自身のエピソードも交えて紹介したい。

興味を持たれた方は、是非本書を手に取ってみてください。

さっそく紹介しよう。

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やってよかった、やらなきゃよかった お金のこと  10選

1. 通信教育なんてしなければよかった

午堂さんはこれまでに膨大な金額を通信教育に捨ててきたと告白している。

そして僕もまったく同じ経験をしてきた。

最初の通信教育挫折は高校のときに申し込んだ受験通信教育講座。

一度も課題を提出することなくそのまま挫折。とても情けない思いをした。

それ以来、幾つか通信教育に申し込んだものの、最後までやり遂げた経験がないという恥ずかしい状態だ。

通信教育は一人で勉強するため、挫折しても周囲にバレにくく、意志が弱い人は続けにくい。

午堂さんも僕も、自分の意思の力を過大評価してしまったことが問題だった。

勉強するなら「ライブ」が一番だ。

周囲からの適度なプレッシャーもかかるし、同じ志を持つ友人が出来て、励まし合うこともできる。

また、ライブで直接先生から教わった方が、独学で自宅で勉強するより内容を理解しやすく、上達も早い。

間違えた時にその場で直してもらえ、軌道修正ができるというメリットもある。

不慣れで初めてチャレンジするものであれば、通信教育よりもライブの習い事。

これは是非抑えておきたいポイントだ。

2. 買い物はイメージしてからすれば良かった

買い物をするときに、つい「安いから」「今だけだから」「ついでだから」という理由で良く考えずに買ってしまうことがある。

そういう安易な気持ちで買ったものは、多くの場合、あまり使われることなく、タンスの肥やしになってしまうものだ。

午堂さんは洋服や靴、食器、オーディオ機器などにお金を無駄に使ってきたという。

僕の場合はガジェット類やアプリ、それに本にその傾向がある。

本を買うとき、つい勢いがついてしまい、一気に5冊も6冊も買ってしまうことがある。

その時、5番目、6番目に買った本は、読まれる確率が低い。

アプリも同じ。勢いで買ったアプリはダウンロードしたものの、一度も起動すらしないままiPhoneやMacの隅の方に放置される。

なぜそのようなことになるか。

それは、その商品を徹底的に使いこなす自分をイメージできていないモノを買ってしまっているからだ。

それはオーディオ機器でもアプリでも本でも同じ。

自分が何故その本を読みたいのか、そのアプリをどのように使うのか。

イメージできていないものは活用できるわけがない。

安易に購入する前に、是非イメージするようにしよう。

3. いつも同じメンバーで飲み会に行かなければ良かった

午堂さんも僕もサラリーマン出身で、年齢も近い。

20台のころ、今のようにSNSも発達していなかった時代のサラリーマンにとって、コミュニティは会社の同僚だけ、という状況が発生しやすかった。

その時期の後悔として午堂さんが指摘しているのが、いつも同じメンバー、つまり会社の同僚の固定メンバーで飲みに行かなければ良かった、ということ。

これは僕も激しく同意する。

一時期お酒好きの同僚が多い時期があり、その時期は週に3回も4回も、同じメンバーで飲みに行っていた。

同じメンバーで飲みに行き、後半は必ず延々とカラオケか、会社の愚痴大会。

そこから得るものはほとんど何もなく、ただ貴重な自分の時間とお金が消えていく。

年に数回のことならまだしも、いつも同じメンバーで飲みに行く、特に職場の同僚と飲みに行くのは浪費である。

あの時間を取り戻せたら、と思うが、それはできないこと。

もし今そのような状況にある方がいたら、是非脱却されることをオススメする。

 

【次のページ】若いときにしかできないことの代表格といえばこれ!!僕もこれは後悔している!!

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