[tools] ミシンのお医者さん

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Myexel813.JPG

 

先日のエントリーで、昭和ミシンに惹かれてしまう〜みたいな事を書きました。

さてその後。ヤフオクでいくつかの争奪戦勝負に負けながらも(悔)、最終的に手に入れたのは70年代に生産された機種、ジャノメのエクセル813、写真のものです。

この手のオークションでは、いわゆる「完動」とか「調整済み」と謳ってそれなりに状態を保証している物もありますが、今回の場合そういった物ではなかったため、ある程度リスクは覚悟のつもりでしたが・・・・

届いた品は比較的キレイで、当時のままの取り扱い説明書や細かい付属品類も揃っていて、前の持ち主さんが丁寧に扱ってらしたんだなーという気配が漂って好感が持てました。

まずは本体、ケース、及び内部のカマと呼ばれる部分まで隅々掃除し、ピカピカになって満足!

では試し縫いを・・と始めたところ、動作はするのですが、

う、、不具合が1カ所、2カ所、あれ〜〜ここも!!

というわけで、やっぱりちょっと素性の怪しい中古品、やっぱりそれなりの品ではあったのでした。

しかし、自分の希望で選んだ機種ですからね、こんなことでヘコむわけにはいきません。

幸い今はネットで良さそうなミシン修理店を全国から探す事ができ、宅配で修理を頼む事ができるのです。

もちろんジャノメのミシンなので、近所のジャノメ店に頼む事も考えました。しかし、割高な出張料を取られたりするし、どんな人が担当者なんだか見えないし、「直りませんね」「もう部品ないです」などとあっさり言われたら嫌だなと思ったので、私の選択として、多様なミシンに精通した個人経営のミシン屋さんに相談することにしました。


そこでみつけたのが甲府にある「tetettaみしん工房」さん。

まずはメールでご相談したところ、早速お電話を下さり、さらに詳しく状態を確認した上で,どこまでは直る可能性があり、もしかするとここは直らないかもしれないということもわかりやすく説明して下さいました。

料金も予想していたより低めで収まりそうだったので、早速修理をお願いすることにし宅配便でミシンを送りました。

私が事前にネットで調べたところによると、この機種は内部の「ギア割れ」というのが起きやすいのが欠点らしく、私は密かに今回もそれかな〜とちょっと覚悟していたのです。

そのため、細かい所は直らなくても、最低限の実用縫いができればラッキーぐらいのつもりでいたのですが、修理終了後またお電話を頂いて、全て正常に使えるようになったと聞いた時は、意外で嬉しいビックリでした。

幸い致命的な破損ではなかったようですが、ずいぶん大変なお手間をかけた作業だったようで、そのあたりがお店の修理日報ブログに載っています。

このようなブログのシステムも含め、終止きちんと説明しながら感じよく対応して下さるので、信頼感抜群。いわば医療でいうところの「インフォームドコンセント」ってかんじですね。

そんなミシンの良きお医者さん、tetettaみしん工房さんにお願いしてよかったと思っています。

古いですが気に入った機種なので、大事に使いたいと思います。


ちなみにミシンの宅配送料については、お店が宅配業者と契約している料金で扱って下さるため、通常よりもお安く済みます。こちらも高ポイント!


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コメント(2)

カメラにも同じ愛情をそそぎたいものです
フィルムが存続する限りは…ミシンはがっしりした基本性能の高いものが好きです

yuziさま
カメラの世界でも、古いものの良さが評価されるところがあるみたいですね。
それで個性的な写真になったら何よりですね。

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このページは、そのらが2009年11月20日 20:17に書いたブログ記事です。

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