エッセイ

本を書くことの素晴らしさ 〜 10冊目執筆開始の朝

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先月10冊目となる本の企画がとおり、連休前に編集者さんと打ち合わせを行い、今朝から執筆をスタートさせた。

連休中は生活のリズムが乱れて夜更し・寝不足気味だったので、昨日は万全を期すためにしっかり早寝して熟睡。

8時間半眠ってスッキリ起床。

今朝はやや起きるのが遅かったが、それでも6時前には起きて朝一番のルーティンである早朝ノートを実施。

豆から挽いて淹れる美味しいコーヒーの香ばしい薫りを楽しみつつ早朝ノートを終え、いよいよ初日の執筆をスタートさせた。

本の原稿を書くのは昨年12月に最新刊「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」を脱稿して以来約4ヶ月ぶりだ。

執筆開始初日はちょっとだけ緊張する。

まっさらな、何もない場所に最初の一文字を刻むことに対する畏敬の念のようなものが湧いてきて、気持ちがシャキッとする。

僕は本の原稿は音声入力をメインにして、親指シフトをサブで使って書く。

いまこのブログは親指シフトで書いているが、本の原稿は音声入力の方がいい。

ブログは記事によって音声入力と親指シフトを切り替えて書いている。

切り替えの基準は文字が中心か写真が中心かなどもあるが、最終的にはその時の気分だ。

現にこの記事は文字が主体なので音声入力でも良いわけだが、いまは気分で親指シフトを使っている。

今日は約40分かけて、第1章の最初の項目を書き上げた。

文字数は2,425文字。

初日なので本の内容を頭に描き全体像について想いを馳せながら、身体と心を原稿に馴染ませるように書き進めていった。

この本が僕にとって10冊目となるが、1冊書くごとにどんどんスキルは上がっていると思う。

その本が売れるかどうかは別問題として、「本を執筆するためにかかる労力と時間」はどんどん圧縮されている。

つまりどんどん「短い時間で楽に、たくさん書けるようになっている」ことを実感する。

デビュー作を書いていたときは、執筆でかなり疲労困憊していた。

本の原稿を書き終えると気力が尽きて、ブログを書くことができない日も多かった。

あれから12年がたち、いまの僕は本の原稿執筆は朝の40分のルーティンだ。

毎朝40分机の前で音声入力で原稿を書き上げ、朝食を食べ、それからはいつものルーティンの続きに取り掛かれる。

1日2,400文字ペースなら10日で24,000文字、1ヶ月で72,000文字、100日で24万文字ということになる。

合間に何日か休む日を作るかもしれないが、基本的には平日も休日も問わずに書き進める。

本を書くことは、僕にとっては何よりもワクワクすることだ。

僕の活動の多くは形を持たない。

ブログもYouTubeもセミナーもコンサルティングも無形の仕事だ。

ブログや動画はネット上のデータとしては存在するが、物質として形を持つものではない。

書籍というのは印刷・製本された物質として書店に並び、多くの読者の方が手に取ってくれる「リアル」な商品だ。

質感があり重さがあり、そして手で持ちページを繰ることができ、ペンで書き込んだりページを折ったりすることもできる。

今朝一文字目の原稿を書き始めるまで、この本の原稿はこの世界に存在しなかった。

しかし今日、1章の最初の項目が僕の脳からデータとして生み出され、この世に現出した。

この作業をあと100回くらい繰り返すと、一冊分の本の原稿が完成するのだ。

何もないところから物質、しかもクリエイティブな物質を生み出す仕事ができることを、僕は心から嬉しく思う。

ブログやメルマガも楽しいけれど、本が完成するその日を夢見ながら毎朝コツコツ積み上げていく行為が、僕は最高に大好きだ。

今日から再び書籍の執筆の日々に入った。

本が完成して書店に並ぶ日を今から楽しみに、日々積み上げます。

 

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