クラウド時代に「手書き力」を武器にする方法

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クラウドが実用化されて数年が経った。

僕自身日付の入った紙の手帳を持ち歩かなくなったのは、iPhone 3Gを買った翌月だった。

 

 iPhoneとクラウドの組み合わせは確かに強烈に便利で、スケジュール管理という側面では紙のダイアリーをあっという間に駆逐してしまった。

デジタルはすごい。当時はそう思ったし、今でももちろんクラウドやiPhoneはものすごく便利だと感じている。

 

 

でも、一方で、アナログの手帳の方が良かったと感じる部分も確かにある。

個人的にはアイデア出しや思考を深める際のツールとしては、圧倒的にアナログが優れていると感じている。

 

 

などと色々思うところがあって、つい先日、数年ぶりに日付の入ったダイアリー「ほぼ日カズン」とメモノートの「モレスキン」を購入したばかり。

ほぼ日カズンとモレスキンについては、こちらのエントリーを参照くださいな。

 

 

 

モレスキンとほぼ日カズン買っちゃいました♬ | No Second Life

 

 

 

そして、ほぼ日カズンとモレスキンを購入した日、家に帰るとこの本が届いていた。

 

 

嘘のようなタイミングにビックリだが本当の話である。

クラウド時代のハイブリッド手帳術」。まさに僕がこれから模索していかなければならない「手帳術」がギッシリ詰まっていた。

 

 

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Outlook & iPhoneの時代

 

 

 

僕は今年の3月まで17年間サラリーマンをやっていた。

最後の2年半はiPhoneがあったおかげで紙の手帳は持って歩かなくなっていた。

 

 

会社の予定はMS OutlookをExchangeサーバで共有してグループウェアとして使っていた。

この予定表をGoogle Calendar SyncというツールでGoogle Calendarと共有し、Google CalendarをiCalと同期させることでMobileMeともOTA同期ができていたため、iPhoneでプライベートも仕事も予定は全部管理できていた。

 

 

あと、サラリーマン時代の最後の方は、自分の予定は自分で決める立場になかったということもあり、スケジュール管理には無頓着だった。

僕の役割は上級マネジメントだったため、スケジュールのほとんどは会議や面接、それに打ち合わせで埋まっていた。

そしてそれらの予定は部下が僕の予定表の空いている場所にバンバン勝手に入れてくるからだ。

 

 

自分の仕事をしたい時には「自分の仕事」として予定表上に書き込んでブロックしていない限り、自分の予定表であっても、部下との約束が優先される。

これはルールだから仕方がない。

 

 

 

 

というわけで、自分の予定表に何が入っているのかにはあまり執着していなかった。

もちろんきちんと確認はしていて、「明日は大事なお客さんのところに行くから準備をしよう」とか「面接が多いから体調管理に気をつけよう」なんてことを思ってはいた。

 

 

だが、個人レベルで何かを集中して作るという「業務」はほとんどなくて、マネジメントばかりやっていたので、自分の存在は会社と部下のためにある、という感じで、もう自分の個人的な予定なんかどうでも良くなってしまうのだ。

個別のプロジェクトの確認は部下の仕事で、僕は報告させる立場にあったので、そういうこともメモしなかった。提出書類の期限も全部グループウェアで共有していてアラートが出るようになっていたから尚更だ。

 

 

学生時代から自分が担当レベルで仕事をしていた頃までは、結構な手帳マニアで毎年色々な手帳を試して喜んでいたのだが、そんなわけですっかり手帳への情熱を失ってしまったのであった。

 

 

 

タイム・マネジメントの大切さ

 

 

 

さて、そんな僕が独立して自分で仕事をするようになった。

今までとは180度変わって、全部自分でやることになった。

 

 

全部自分でやりたいから独立したので、自分でやれて凄く嬉しいわけだが、環境と立場が変わると必要なツールも変わってくる。

そして管理したい項目も激変する。

 

 

自分なりに情報収集しつつ試行錯誤を重ねて今に至るという状態だが、ようやく「これだ」という形が見えてきた。

この本で著者の倉下氏はアナログ手帳のWeeklyプランナーを使って週間スケジュールを立てていると説明している。

 

 

僕は今のところデジタル、MacのBusyCalというカレンダーアプリとMobileMeカレンダーを同期させ、同じくBusyCalとGoogleカレンダーを同期させ、Googleカレンダー経由でNozbeのカレンダーをBusyCalに表示させている。

手法は違うし好みも違うのだが、倉下氏が「重要」だと言っているポイントには頷くばかり。

 

 

 

 

たとえば週の始めにその週の全体像を俯瞰して見通しを立てることの大切さ。

これは本当に大事なことで、自分で計画を立てつつ自分で実行もすると、ついつい近視眼的に物事を捉えがちになるので、全体像の把握はとても大切。

 

 

次に倉下氏がポイントとして挙げているのが、「現実的」な予定を立てることの重要性。

こちらもまさにうなずくばかり。僕自身独立して間もない頃は、やたらと詰め込み過ぎの予定を立ててはパンクするというバカなことを繰り返していた(苦笑)。

確かにアナログの俯瞰生の高さは魅力だが、僕は自宅で作業をする際は、iPadのカレンダーで常にその日のタスクやアポを表示させるようにしていて、これがなかなか気に入っている(この方式はまだ採用したばかり)。

 

 

さらに、倉下氏が強調している振り返ることの大切さにも大いに納得で、この部分は僕自身週次のレビューでの振り返りにこの項目が入っていなかったので早速追加した。

デジタルはこの部分は確かに弱くて、予定を変更するとどんどん形が変わってしまい、当初どんな状態だったかを後から確認しづらい点はある。

 

 

僕の環境の場合、Nozbeと同期させているカレンダーは非常に流動的に日々のタスクが入り込んで移動していくが、逆にNozbeカレンダー以外はそれほど動かない。

「デフォルト」カレンダーに週のはじめに固定度の高い予定を入れて時間割を決めているので、この状態を後からレビューすると良いか、と思っている。

 

 

「予定」というと、外出や会議など、他人とのアポのことばかり考えがちだが、自分が「この日のこの時間にやろう」と決めたことは、自分自身へのアポイントメントなのだ。

週の始めに自分と取り決めた約束を、いかに守ることができるか。

これがスケジュール管理力といことになるだろう。

 

 

 

悩みを定点観測しよう

 

 

 

スケジュール管理以外にも、この本では「クラシタ流」のさまざまなアナログ手帳の使いこなし術と、それをサポートするクラウドツールの使い方が説明されている。

その中で僕が一番新鮮に感じたのは、「悩みを定点観測」する「立ち止まりノート」の存在だ。

 

 

フリーで働くようになると、上司もいないし同僚もいない。

会社帰りに同僚と居酒屋に寄って同じ悩みを共有する、というような解決の仕方ができなくなる。

 

 

僕も悩んだ時にはなるべく書き出して、頭の中でぐるぐる同じ悩みが回ることを避ける工夫をしていたのだが、この「定点観測」という発想はなかった。

倉下氏の場合、月に1本程度の頻度だそうだが、その時の悩みを、専用の「立ち止まりノート」に書いていくのだという。

 

 

 

 

悩みの内容としては、「自分の仕事とは何なのか」や「収入を安定させる」といった、フリーの人なら誰でも常に考えてしまう宿命的な課題と向き合っている。

定点観測することによって、過去の自分の悩みと現在の課題を見比べて、自分が進化していることを確認できる。また、その時には解決できない課題であったとしても、同じノートで管理していることで、1年後の自分が見返して、その課題を解決できるかもしれない。

 

 

雑多なことを記載するメモノートに書いてしまうと、時系列で過去の悩みの存在はどんどん後ろに流れていってしまう。

だからこそ、定点観測できる専用の丈夫な手帳を用いるのだ。

このアイデアは本当に素晴らしい。すぐに真似しようと思う。

 

 

 

まとめ

 

 

 

この本ではさまざまなアナログツールの使いこなし術が紹介されている。

実際に倉下氏が書き込んだ手帳やタスクリストの写真がふんだんに掲載されていて、とても刺激になる。

 

 

僕は倉下氏よりもだいぶデジタル寄りにスケジュールやタスクの管理をしていることが分かって興味深かった。

また、倉下氏はかなり戦略的なキャラの方であるのに対し、僕はどちらかというと閃き重視、コミュニケーション特化型で、大分性格が違うので(笑)、そういった部分でも楽しく読めた。

「うわ、二重線を定規使って引いてる!几帳面!!」とかそう言った点も面白かった。

 

 

誰しもが自分なりの手帳やツールの使い方を模索していて、自分流を持っているのだと思う。

だからこそ、こうしたデジタルとアナログのハイブリッドな手法が注目されるだろうし、使っているツールが違っても、重要なポイントというのは普遍的なのだと思う。

 

 

倉下氏は僕よりも1年早く独立し、こうして既に4冊もの著書を出版されている、フリーの世界での大先輩だ。

僕もこの本を大いに参考にして、タイム・マネジメントや目標管理の達人に早くなりたいものだ。

 

 

デジタル時代だからこそのアナログ手帳本、すっごくオススメ!勉強になりました!

 

 

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