「雇用」という契約形態の問題点 〜 僕の会社が「雇用」しないチーム作りを目指すわけ

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昨日書いた「株式会社ツナゲルは「雇わない・雇われないチーム作り」で業務拡大を目指します」という記事にはたくさんの反響をいただいた。

昨日はさらっと書いたので、その理由を説明していなかった。

雇用をしないで業務拡大を目指すには、理由がある。

それは、僕が17年間自分自身が正社員として雇用され続けて働いたときに感じていた問題点。

そして、自分が経営者になり、また、コンサルタントとして、カウンセラーとして、会社経営を実際にしている人たちの声をリアルに聞き、感じた問題点。

それらの問題点を考慮すると、「雇用」という契約形態は、やや古くなっているシステムなのだと僕は感じる。

もちろん雇用という形態には優れている点もたくさんあって、だからこそ、世界中で広く雇用という契約が広がったのだと思う。

でも、21世紀の情報革命、そして超個別化の時代には、雇用という仕組みは、制度疲労を起こしてしまっている。

今回は、僕が感じる「雇用」という仕組みの持つ問題点を書いてみたいと思う。

「雇用」という契約形態の問題点 〜 僕の会社が「雇用」しないチーム作りを目指すわけ

「支配」と「被支配」の関係性を作りだす

雇用する側と雇用される側。

本来は、関係性は対等のはず。

雇用する側、つまり経営者は賃金を支払う代わりに、自分一人ではできない仕事を雇用される側、つまり従業員にやってもらう。

従業員が働かなかったら仕事が回らないのだから、お金というのは成果に対する対価である。

だったら、関係性は対等のはず。

でも、実際ほぼすべての会社がそうだと思うが、経営者と従業員の関係性は、対等にはなっていない。

組織作りがトップダウンのピラミッド型になっていて、「業務命令」という形で、意思伝達が行われる。

意思伝達のピラミッドのトップに経営者がいるのだから、経営者が「命令する側」になり、従業員は「命令される側」になる。

これはハッキリ言って、「支配」と「被支配」の関係である。

経営者が命令して、従業員はそれに従う。

そこには対等な人間関係というのは存在し得ない。

僕は17年間一サラリーマンとして働いてきたが、オーナー経営者の存在は絶対的であり、従業員は対等な立場にはなり得ないと強く感じていた。

立場が変わり、自分が経営者になったいま、自分が従業員を雇用し支配するという構図を、自分の会社に持ち込みたくなかった。

僕は誰のことも支配したくないし、誰も僕に支配なんかされて欲しくない。

僕はそう強く感じている。

「被支配」から「依存」へ

雇用という関係性、特に日本の企業はまだまだ流動性が低く、一社に長く勤める人の比率が高いと、従業員側は被支配の状態から「依存」の状態に移行する。

勤続年数が長くなり、年齢が高くなっていくにつれ、従業員は勤務している会社から出ていったら、もう他の会社は雇ってくれない、という不安を持つようになる。

そうなってくると、経営者側の意向に従順にならざるを得なくなり、「依存」状態になっていく。

本来筋が通らないようなことや、明らかに違法だったり倫理的に反するようなことが企業で起こってしまうのは、一部の人間の暴走を、周囲の人たちが見てみぬフリをするために起こる。

なぜそのようなことが起こるかというと、火の粉が自分にかかって巻き込まれたら、自分の首が危ないと思っているから。

偉そうに書いているが、僕自身も社員だったとき、特に35歳を過ぎてからは、「もう転職市場では賞味期限切れ」という不安をいつも抱いて仕事をしていた。

そうなると、経営者の意向に逆らうような発言は、たとえそれが正しいと思っていても、思わず躊躇してしまったりした。

この関係性を自分の会社に持ち込むかと思うと寒気がする。

一つ一つの仕事に「感謝」が発生しないシステム

フリーランスの人にアウトソースで仕事をしてもらうことが多いわけだが、そのときはアウトソースの方に自然と感謝をするようになる。

打ち合わせのために来社してくれるにしても、フリーランスの人は自分の時間を削って来てくれているわけだから、「わざわざ来てくれてありがとう」と思う。

そして仕事をしてくれたら、「プロとして自分にはできない仕事を素晴らしく仕上げてくれてありがとう」と感謝をして、対価をお支払いする。

対等の関係性で、プロとプロの人間関係で、とても気持ちが良い。

しかし、雇用の関係性において、果たして経営者が毎日従業員に「今日も働いてくれて、私にできないことをしてくれてありがとう」という言葉を交わしているだろうか?

業務命令の世界である。「仕事をやらせる」「やって当たり前」という感覚でいる経営者や上司が圧倒的に多いのではないだろうか。

この場合、経営者は従業員に感謝しているとしても、トップダウンのピラミッド型システムの場合、中間管理職が経営者と同じように感謝してない限り、末端の従業員には感謝は伝わらない。

僕は一つ一つの仕事を「命令」するのではなく、プロであるチームメンバーに「依頼」し「受託」してもらい、合意のうえで気持ち良くやっていきたい。

たとえミスがあったりトラブルがあったとしても、相手を「叱責」したりせず、ともにプロとして解決して再発防止する仕組みを作る。

そして一つ一つの仕事が終わるたびに、ちゃんとお互いがお互いに感謝をする仕組みを作っていきたい。

依頼する側は感謝とともに対価をお支払いし、受託する側も感謝とともにプロとして仕事をして、対価を受け取る。

サラリーマン時代、とても残念なことに、僕は経営者に対して「今月もお給料を払ってくださってありがとうございます」と思ったことはなかった。

「拘束されて、命令にしたがっているんだから、もらうのが当たり前」と思ってしまっていたのだ。

対等の人間関係においては、「拘束」とか「命令」という言葉は出てこない。

作業内容があり、仕様があり、価格があり、納期があり、それらに合意して、仕事は委託され、受託されるだけだ。

拘束と命令のチーム作りではなく、感謝と愛と対等な人間関係のチームを作りたい。

僕は心からそう思う。

まとめ

21世紀に入り、先進的な会社は上に書いたような古いシステムから脱却して、新しい試みを試しているのだろう。

でも、それでもやはり、僕は自分の会社に雇用というシステムを持ち込むのは、もう古いと思っている。

もちろん組織で働くことで力を発揮するタイプの人が会社で働くことも、会社を大きくしたい経営者の人が従業員を雇用することも僕は否定しない。

僕が自分の会社には採用しないよ、ということを言いたいだけだ。

だからこそ、自分なりの雇用しないチーム作りがどんな形になり、どんな成果をあげていくのか。

今からすごく楽しみでもある。

そして、雇用しないということは、一人ひとりの人間がプロフェッショナルになっていなければならないことを意味する。

そういう、自立して自律的に生きられる人生にシフトチェンジするための講座こそが、僕と妻がやっている「ツナゲル ライフ インテグレーション講座」だ。

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